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 −朱に交わる−

 <時間は少しさかのぼり、19:10>
 四角い箱の中に男とロボ子。ときおり商用船の汽笛が鳴り響く。ここは犯人が仮のアジトとして見つけた空のコンテナ。
 目出し帽で顔を隠した犯人は外をのぞいたりコンテナの中を行ったり来たり、とにかく落ち着きがない。
 「えらい大事になっちまった。本部にはそうおいそれと連絡も出来ないし...」苛ついているせいか男の声は少し震えている。
 いっしょに連れ込まれたロボ子は、男が上や下を見ながらうろつき回る様子を目で追いかけている。
 「ねえ犯人さん、何かお困りですか?」
 「答えられねえな」
 「そんなに歩き回って、足が痛くなりませんか?」
 「いいんだよ、裸足の方が健康にいいんだ」
 「...私、もう帰ってもいいでしょうか」
 「おいおい、お前も人質ならもっとビクビクしているもんだぞ。全く世間ズレしてやがるな...どうもお前にはこの状況が分かってないようだ。人質がどうあるべきかママから教わらなかったか?」
 「私に母はいません」
 「おっと、これは失礼。悪いこと聞いちゃったかな」
 「いいえ、気にしないでください」
 「ありがとよ...って、お前と話してるとこっちまで変になっちまう」
 ロボ子との会話は犯人の苛つきを増幅させるだけであった。
 「このあと私はどうなるのですか?」
 「どうもしねえよ。日本の警察は優秀だ。なんとか振り切ったはずだがすぐに追っ手が来るだろう。俺は消えるがお前はもう用済みだ。助けを待つなり海水浴へ出かけるなり好きにしな。...しかし俺としたことがとんだ失態だぜ。これじゃあ悪役のままで退散だ」
 「そんなこと言って、あなたは悪人ではないと言うのですか?」
 「変な風に聞くねえ。まあ、善人とは言えないだろうが産業スパイやただのコソ泥ではない事は確かだ。弁解ついでに言っておくが、俺はロボットを救いに来た物好きなお人好しだよ。あいにく失敗に終わったがな」
 「ロボットを救いに?」
 「ああそうだよ。ロボット達の救世主さ、ははっ」
 「面白いわ、もっと聞かせて下さい。ロボットに何か差し迫った危機が迫っているのですか?」
 「お前には面白いかもしれないがこっちは笑えねえ。それに何でもかんでも話しちまうとあとが厄介だ。逃がしたお前がみんなに話すだろうからな。さあ、お前の時間稼ぎはここまでだ。ここに長居は無用。さらって悪かったな、じゃあ...」
 「待って、私、口の堅さには自身があります。言うなと言うなら言わない自身があります。たとえ分解されても」
 「ねえちゃん、面白い表現するね」
 「ロボットを救う事なら私も大賛成だわ。もっと話を聞きたい...人事じゃないもの」
 「でもな、もう時間がないんだよ。つきあってられるのもここまでだ。あばよ」
 男はコンテナの扉を開け、ワゴンに向かおうとするがロボ子がその袖をつかんで引き留めようとする。
 「じゃあ私も連れてって。この先好きにしていいと犯人さんは言った。犯人さんの言うことが本当で、それが真実なら私協力することが出来ます」
 「協力すると言ってもお前じゃ足手まといになるだけだ。今更研究室には戻れないし、途方に暮れてるところへやっかいな事言い出すんじゃねえ。だいたいお前はロボットのことなんか何にも知らないんだろう?」
 「いいえ、誰よりも良く知っているつもりです」
 「出任せ言うんじゃないよ。あの研究室に女がいたなんて情報は無いぞ。ロボットのデータをどうして知ってるなんて言えるんだ」
 「だって、いつも持ち歩いてますから、ここに」
 ロボ子は自分の頭を指さした。頭に入ったハードディスクのことを指したつもりだったが男は違う意味にとらえた。
 「ほう、お前も賢い連中の一人か? ただのお茶くみじゃないと言うんだな...」
 「はい」
 男は開けかけたドアを閉じ、ロボ子の顔をじっと見つめた。頭の中ではこの得体の知れない女をどう扱うか考えていた。
 (どうも本部の情報とは食い違うが、俺も手ぶらで帰るわけには行かない。ロボットに関する情報が得られるなら、今は藁をもつかむ心境だ。この女が果たして当てになるかは分からねえが、ここはひとつ、泥船に乗った覚悟で連れていってみようか?)
 「よーし」と男が気合いを入れる。「連れて行ってもいいが、問題が解決するまでの間はお前を研究所に帰す訳にいかなくなる。それが一ヶ月になるか一年になるか、それ以上になるか俺にも分からない...その覚悟はあるか?」
 「はい」とうなずくロボ子。
 「そこまで言うなら...来い!」

 男はグレーのワゴンを捨て、白いライトバンに乗り換えた。乗り換えたと言ってもあらかじめ用意した車ではなく、近くに停まっていたものを盗み出した。男は携帯した工具でドアをこじ開け、エンジンを掛けるまで30秒も必要としなかった。
 「この覆面のままじゃあ運転できねえ。お前、後ろへ座ってな」
 ライトバンは国道を南下する。その車中、男は無言を通していた。対向車のヘッドライトがそのライトバンの窓に二つの影を映した。

 <同日、20:00>
 小一時間のドライブの後、ライトバンは巨大な倉庫の脇に停められた。男は再び目出し帽を被っている。
 「明日の朝、この港に仲間の船が着岸する事になっている。その船が来るまではここで一休みだ」
 男は倉庫の施錠を造作もなしに解き、平然と中へ入っていく。ロボ子も後を追いながらいっしょに中へ入って行った。
 男は座り心地の良さそうな場所を探し、一つの木箱を見つけて腰掛けた。ロボ子も習ってそのすぐ隣に腰を下ろした。

 「まずは自己紹介と行くか。俺の名前は...悪いがこればっかりは言えねえ。しかし『犯人さん』じゃあ何だから、読み直して『ハント』とでも呼んでくれ。我ながらダサいとは思うが犯人呼ばわりされるよりはずっとマシだ。
 国籍は日本だが住処は...悪いがこいつも言えねえ。じゃあ何が言えるかって...俺は「アース・ピース」と呼ばれる非営利集団に雇われた工作員だ。ああ、遂に言ってしまったぜ。湾岸戦争の時だってペルー人質事件の時だって言わなかった秘密だ!」
 「アース・ピース?」
 「そうさ、アース・ピース...おい、きょとんとした顔して、知らないのかアース・ピースを。地球規模で世界の環境や平和を守ろうとする集団だ。つい先月も放射能を積んだ船を追っかけ回していたのがテレビに出てたろう?」
 「わたし、2週間以上前のテレビは見ていないので...」
 「ああそうかい。そんなことじゃないかと思ったが...ホントに知らないようだから少し説明してやろう。
 アース・ピースってのはな、さっきも言った通り、地球規模で活動する集団だ。その運営資金は世界中の平和を願う同士の寄付で成り立っている。でも平和を唱えるからと言ってその活動が平和的手段ばかりとは限らない。テレビに出てくるような表の部隊はほとんど素人みたいなものさ。あんな子供だましは単なるデモンストレーション、あるいはプロパガンダさ。
 時にはその目的のために、もう実力行使しか手がない場合だって出てくる。そこで俺みたいな裏の実行部隊の出番が来る。俺達はその目的のためには非合法なことだってやり通す。表づらは優しく見えても結構過激な集団なんだ。
 だけど俺達の存在がバレると元々心優しいヤツらから寄付を集めている組織さ、途端に寄付が来なくなっちまうのが火を見るより明らかだ。だから俺達工作員はどんなことがあっても正体を明かす訳にはいかない。下手すりゃこっちがアース・ピースに追われちまう。
 それが俺の、隠密行動をとらなきゃいけない理由さ。
 さて今回、そのアース・ピースから来た仕事は、現状のロボット開発の調査だった。いったいどの程度まで進んでいるのか、その開発資料を盗み出すことだった。
 なぜそんな調査が必要だったかは、あまり精巧なロボットがそう簡単にポンポン作られると世界の平和にとって良くないことがあり得るからだそうだ。消防や危険作業に利用しようなどと言ってるうちはいいが、戦争にかり出そうとなると困りものだ。ほっとけば戦争にどんどんロボットの兵隊がつぎ込まれちまうだろう、ってな」
 「ちょっと待ってください。でもその話、おかしいです。ロボットの兵隊がダメと言うなら人間の兵隊が死ぬだけでしょう。人間が死なないで済むのならロボットは画期的ではないのですか。なぜ、アース・ピースが平和を望むなら、それを妨害しようとするのでしょう。ロボットだって人間のためになるのなら本望だと思うのですが」
 「本望かどうかはロボットに聞いてみなけりゃ分からないな...」男はふっとため息をついた。「でもな、そんな考え誰に吹き込まれたかは知らないが、ミサイルで吹っ飛ぶのが人間かロボットかは問題じゃない。戦争そのものが問題なんだ。いいか、戦争の道具ってのは戦争が起こったときのためだけに用意されるんじゃない。戦争を起こすためにだってなり得るんだ。つまり、早い話、ロボットの兵隊がいるおかげで、いらない戦争を巻き起こすことだってあり得るんだよ!」
 いつの間にか熱がこもるハントだった。
 「ロボットが戦争を巻き起こす...」
 「おっと、つい熱くなっちまったぜ...そうは言っても、原因は人間の方にある事には間違いない。人間はおもちゃを渡されるとそれで遊びたくなるように出来ている。でもそんな事態にはならないよう早めに手を打とう、というのがアース・ピースの考えだ。ロボットだっていずれ市民権を得て人間的に扱われなきゃいけないと叫ばれる世の中だって来るかも知れない。それにメイド・イン・ジャパンを戦場にまで溢れかえらせることもないだろうしな」
 「...」

 「俺の話はここまでだ」
 そう言ってハントは目出し帽を外し、その素顔を初めてロボ子にさらした。
 「顔を見せたのは信用の印と採ってくれ。しかし俺の顔を見た以上もう後戻りは出来ないぞ。俺はお前をアース・ピースの本部まで連れていく。
 そして...さあ、今度はお前の番だ。とっておきの情報を出してもらおうか」
 「私の番? はい、あなたの言葉には信頼に耐えるものを感じました。私もその信頼に応えなくてはならないでしょう」
 そう言ってロボ子はブレザーのボタンを外し始め、今にもはじけそうな胸を広げた。そして何のためらいも見せずに自分のブラウスのボタンを外し始める。その意外な行為にハントはたまげた。
 「おいおい、何だよ藪から棒に。ちょっと待て待て、何を勘違いしてやがる。俺にそんなつもりはない、見損なってもらっちゃあ困るな。気を回すにもほどがある。早くそのこぼれ落ちそうな胸をしまってくれ!」
 ハントの制止にも躊躇せず、ロボ子は露出したブラのフロントホックを外した。
 「情報だよ、情報を出せと言ったんだ。オッパイを出せと言ったわけじゃない」
 適切な表現が見あたらない場合、ロボ子の返答は過去の会話ログからランダムに選ばれる。
 「私、尾室奈美に似てると言われます」
 「何だよ、また唐突に...奈美ってテレビアイドルのことだろ? 確かに顔は瓜二つだが奈美ちゃんはそんなにボインじゃないぞ」
 「私、ユニークです。このボインには液状バイオ電池が内蔵されています」
 「液状? バイオ電池と言ったか? そりゃあユニークだ。しかし何だってそんなもんがそこに...」
 ハントは少しためらいながらちらりと視線をその胸に落とした。そしてその豊か過ぎるバストの盛り上がりを暑苦しく感じながら、「お前、まさかロボットか!」と叫んだ。いつもはクールを心がけるハントも、この時はさすがに飛び上がった。
 その見事な山の谷間に埋め込まれたUSBアダプタを発見したからであった。
 ロボ子の行為は、自分がロボットであることを言えないが故に、ハントに気づかせるために取った手段だった。
 「分かってもらえましたか? 私もあなたといっしょで、素性を明かしてはいけなかったのです」
 「なんてこった! お前がそのものだったのか。お前の『とっておき』とはこのことか! こいつは驚いた。俺はロボットの秘密を探るどころかロボットそのもをさらっちまったというのか!」
 ロボ子は衣服を正し、人間のように軽く深呼吸から始めた。
 「...私の名前はロボ子、ミシビツ製人間型ロボットです。動力源は新開発の『液状バイオバッテリー』です。非常にクリーンで環境にも無害な新材料です。この大容量で容器の形が限定されない電池の発明で....」
 その後、ロボ子の自己紹介がしばらくの間続いていた。

 <20:30>
 「しかしまだ信じられないぜ...とんでもない事になっちまった。なら奴ら、今頃は血まなこだ」ハントは未だに動揺が収まらず、ロボ子を品定めするように眺めながら側をうろつき回っている。「...だが待てよ、お前が本当にロボットなら、その100万馬力で俺を取り押さえることだって出来たはずだろう? そうしなかったのはなぜなんだ?」
 「私にそんなパワーはありません」
 「嘘つけ。だって軍事用ロボットなんだろう? そんなパワーがないと言って、お前に何が出来ると言うんだ?」
 「はい、ずっと歩く練習をしていました。最近では駆け足も出来るんですよ。それに電車だって転ばずに乗れます」
 「こ、転ばずに、ね...その他には?」
 「そうですね、歌だって歌えます。この前、尾室奈美の新曲を口ずさんだら、博士が本人にそっくりだと言ってビックリしてました」
 「ビックリね...」ハントは頭をボリボリ掻き始めている。
 「お前の機能はそれだけじゃないだろ? 俺が聞きたいのはそんな微笑ましいのじゃなくて、お前に秘められた破壊力はどれくらいか、だ。例えばこのモルタルの壁をぶち抜く事が出来るとか...そうさ、ロボットなら出来るはずだぜ」
 「そうでしょうか? まだ試した事はありませんが、そうおっしゃるなら試してみましょうか? 私に何が出来るか、私にもまだ未知なのです」
 「そうこなくっちゃ。それでこそロボットだ」

 ロボ子は立ち上がり、二、三歩壁へ進んだ。そして「行きます」と言うや否や、正拳突きでモルタルの壁を突いた。
 「ずん」という鈍い音が起こり、それと共に天井からホコリがパラパラと二人へ降り注いだ。
 ハントはロボ子の突いた辺りに目を凝らしたが、穴は明いていなかった。
 「...お前、それで全力か?」
 「ダメだったようです...ああっ!」
 「何だ、どうした?」
 壁を突いたロボ子の右腕が異常を検出し、サーボ機構のセルフチェックが始まった。しかしその振動は数秒の後、すぐに収まった。
 「今の震えは...壊れちまったか? それとも痛かったからか?」
 「大丈夫です、どこも壊れていません。皮膚が少し傷んでしまいましたが」
 ロボ子の突いた壁に緑色のシミが残っていた。それにハントが気付き、ロボ子の右手を掴みあげた。
 「ちょっと見せてみな、血がにじんでるぞ。しかしこれは驚きだ。お前の血は緑色なのか!?」
 「それは私のバッテリー液です。少々の傷は自己融着して復元するので、ほって置いても大丈夫。...しかしこれでまた一つ学習することが出来ました」
 「学習って、何を?」
 「私に壁をぶち抜く能力はない、ということがです」
 真面目に答えたつもりだったが、ハントは「そのようだな」と言いながら少し呆れている。そんなことは気にもせず、ロボ子は右手の甲をさすっている。

 「しかし、お前が正真正銘のロボットだということは本当らしい。ただ残念ながらここにパソコンの類はない。本部に戻ってからまたそのオッパイをゆっくり拝ませてもらおうか。しかしお前、ホントに人間そっくりだな。ここまで来ていたとはアース・ピースも遅すぎたぐらいだ」
 「博士は私のことをよく『科学の寵児』だと表現します」
 「なるほどな、鉄腕アトムの女版か。いや、それなら先にアトムの妹がいたな...確か、ウランちゃん...そんなことはどうでもいいか。しかしアース・ピースもずいぶん先のこと心配するもんだと俺は思っていたが、無垢なお前を見ているとそれが説得力を持ってくるよ」
 「もう『お前』はやめてください。私はロボ子と言います」
 「おお、そうだったな。しかし呆れるほどロボットらしい名前だ。お前にぴったりだよ」
 苦笑するハントだったがその表情も一瞬の後に緊張に変わった。「でもちょっと待てよ、それじゃあ今までの会話は全て奴らに筒抜けじゃあないのか! お前の通信器がここの居場所だって教えちまうぞ」
 「いいえ、それは大丈夫です。なぜなら私に通信機能はありませんから」
 「そりゃ本当か、そいつが確かならいいが...まさか俺をだまし討ちにしようってワケじゃないだろうな」
 「決して嘘ではありません。私を信用してください。研究室以外での私のデータ伝達方法は口頭で話す以外にないのです。それが証拠に、と言っては変ですが...」と言ってロボ子はポケットから小さなウサギのマスコットが付いたストラップを引っ張り出した「いつもこれを持たされています」
 ロボ子の出したものは博士に持たされたPHSだった。
 「お前! それをもっと早く言え!」
 ハントはロボ子からPHSを奪い取り、床にたたきつけた。電池が飛び跳ねて液晶も割れたが、残骸のPHSをハントはさらに踏みつけてもっと粉々にした。PHSの破壊に気が済むと、今度は慌てて壁際へ掛けだした。
 その様子に少し面食らったロボ子がハントに質問する。
 「...このPHSに何か不都合でも?」
 「PHSは電波で居場所がわかっちまうんだよ。子供に持たせて迷子防止するサービスがあるのを知らないのか」
 「ああ、ごめんなさい。わたし勉強不足でした」
 外の様子を伺おうと、ハントは壁に積み上げられた木箱に乗りあがり、再び目出し帽を深く被った。高い位置にあったガラス窓から外の様子をそっと覗く。
 物陰に隠してあってもその特徴的な車は一目でソレと分かった。暗闇でも、その白と黒のコントラストは良く目立っていた。
 「遅かった。もう嗅ぎ付けやがったか!」
 そして、のぞいた窓からこちらの様子をうかがう警官と目と目が合った。
 「ちきしょう、取り囲まれた。アリの這い出る隙間もねえや!」


 「見えた、あの倉庫だ!...しまった、こちらに気づいたようだ。犯人が動いたぞ!」
 「警部、たった今入った連絡では、PHSの電波がとぎれたそうです」
 部下達が色めき立つ中、野上は悠然とたばこの火をもみ消す。
 「犯人に気づかれたな。もう少し時間が欲しかったがまあ仕方ない。作戦開始だ」
 ハントとロボ子が潜む倉庫の回りには、既に野上が包囲網を張っていた。

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