ライフスタイルにおけるプロトタイプ
新築時夫婦のみの場合、室は物置化した状況で有効利用されているとはいえない。また、子供たちが大きくなって家を出て行った場合も同じ。
それぞれの個室を必要とする期間はせいぜい10年とすれば残り20年は無駄なスペースと考えられる。最大瞬間風速で住宅を捉えるのではなく、その時々の「生活」を最大限有効に生かせる無駄の無いゾーニングを可能にする間仕切りとしての壁の替わりに引戸・家具・カーテン・簾・置畳などを活用する。階高を自由に組替えることで吹抜・収納・ロフトが構成できニーズに応じて増設可能な空間を確保する面積シェアから容積シェアというシステムの展開。
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