G空間情報センターから配布されている法務省登記所備付地図XMLデータを地図で描画するビューアーです。
macOS 13.3以降用実行ファイル
zip形式でアーカイブと圧縮をしています。
アーキテクチュアはApple Silicon, Intel64bitです。
.app形式の実行ファイル(実際にはフォルダになっています)ができます。
Mac App Store経由のソフトウエアではないので警告パネルが表示されときは以下のようにしてセキュリティー設定の例外として保存します。ファインダーで実行ファイルのアイコンをControlキーを押しながらクリックして、ショーカットメニューから「開く」を選択します。
pythonやgdalを必要としません。
バージョン履歴:
13.3: 公開開始[2023-05-14]
法務省登記所備付地図XMLデータファイルを読み込んで地図で描画します。
GeoJSON形式に変換してから読み込む必要はありません。
基準点・筆・図郭の要素を読み込みます。地区外地番が割り当てられた筆については読み込みません。
座標値種別が「図上測量」になっていればその筆の境界線を茶色の線で表示します。筆界未定地番が割り当てられた筆については黄色で塗りつぶし表示します。境界標種別の情報があれば図示することができます。基準点種別と筆界点はそれぞれの記号を図示します。
長狭物地番が割り当てられた筆については赤色または水色で塗りつぶし表示します。現地が道路や水路になっているかどうかとは無関係に塗りつぶしをします。長狭物地番は、無地番の筆に割り当てられた単なる符号で登記されている地番ではありません。登記がある地番付きの公衆用道路や用悪水路については、地目についての情報が無いので塗りつぶしをしません。
GeoJSON形式のファイルへ書き出すことができます。筆データのほかに基準点データも書き出します。標高とジオイド高の情報があったとき、経度・緯度に加えて楕円体高を書き出します。
地図のベクトル画像をPDFまたはSVGまたはEPSのベクトル形式のファイルへ書き出すことができます。
ダウンロードして最初に「開く」を選択した後はアプリケーションファイルのアイコンをダブルクリックすると、法務省登記所備付地図XMLデータファイルを開くためのパネルが表示されます。
G空間情報センターからダウンロードした法務省登記所備付地図XMLデータファイルを選択して「開く」ボタンをクリックします。zip圧縮されたままのXMLデータファイルは選択もできないので、あらかじめ展開しておきます。
法務省登記所備付地図XMLデータファイルをファインダーから選択して「ファイル」「このアプリケーションで開く」サブメニューの中の「法務省地図ビューアー.app」を選択して立ち上げることもできます。
地図XMLデータファイルが開かれると、2つのウィンドウが表示されます。筆界点の座標値一覧その他を表示するウィンドウと地図画像を表示するウィンドウの2つです。
筆界点の座標値一覧その他を表示するウィンドウで、筆・図郭や点の無効化と有効化をすることができます。複数の筆や複数の点を選択して一気に無効化・有効化ができます。筆の無効化をするとその筆を構成する筆界点も同時に無効化します。点の無効化をしても、その点が有効な筆の構成点である場合には無効化できません。
地図画像を表示するウィンドウで、マウスドラッグにより選択範囲を指定することができます。選択範囲のプリント・ペーストボードへのコピーができます。区画名・測点名・平面距離などのチェックボックスをクリックするとそれぞれの表示・非表示を切り替えることができます。
メインメニューの日本語化は面倒くさいのでやっていません。「File」「書き出す...」を選択して「フォーマット」「Geographical JSON」を選択すると有効な区画と点のみをGeoJSON形式ファイルへ書き出すことができます。「PDF書類」または「SVGイメージ」または「EPS(...)」を選択すると地図画像に表示 されているとおりのベクトル画像データをそれぞれの形式で書き出します。
ヘルプは面倒くさいので作ってありません。
このアプリケーションを終了するにはメインメニュー「法務省地図ビューアー」「Quit MOJLandViewer」を選択します。
座標系が任意座標系であったとき、GeoJSONの書き出しに使われる座標はXMLファイルに記録されたX座標とY座標とを入れ替えて経度・緯度に変換せずにそのまま書き出します。
筆の名称には大字名と丁目名と地番を組み合わせた名称が使われます。地図XMLデータファイルには、異なる地番区域が一つのファイルに格納されていることがあり、地番のみでは一意性が確保できないためです。