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PostalDic

PostalDicはPostalDictionaryServerProtocolという独自のプロトコルを用いて、郵便番号データファイルへのアクセスを行うサーバです。
サーバとクライアントとの通信には、分散オブジェクトメカニズムを使用します。
郵便番号データファイルとして、日本郵便がインターネット上で公開している「住所の郵便番号」データファイルと「事業所の個別郵便番号」データファイルとを利用します。

プログラムの仕様:

動作環境: OS X 10.11

分散オブジェクト間の通信管理にはNSConnectionオブジェクトのAPIを使用しています。

Sandboxの機能は利用していません。郵便番号辞書ファイルをファイルオープンダイアログから指定するわけではないので、Sandbox機能が有効だと読めなくなります。自動的に読み込むファイルは、ユーザーの方が日本郵便のサイトから入手した郵便番号データファイルとそれらから自動的に書き出したpostal形式のxmlファイルだけです。自動的に書き出すファイルの内容には個人情報は含まれません。

OS Xの開発環境Xcode7で開発しました。

サーバの機能:

郵便番号の7桁数値(unsigned int)から住所または事業所名を検索してクライアントにNSDictionaryの配列(NSArray)を返す。

住所文字列(NSString)から郵便番号データを検索して、クライアントに郵便番号などのデータを付加したNSDictionaryの配列(NSArray)を返す。

事業所名(NSString)から郵便番号データを検索して、クライアントに郵便番号・住所などのデータを付加したNSDictionaryの配列(NSArray)を返す。

その他、郵便番号データに関する情報をクライアントに返す。

詳しくはPostalDictionaryServerProtocol.hのコメントとNSConnectionに関するMac OS Xのオンラインマニュアルを参照してください。

ことえり用の郵便番号辞書ファイルが不要ならば,ソースファイル中のPostalFunctions.mにある#define KOTOERIをコメント化する。

ことえり単語登録アプリケーションに全国版の.txtファイルを読み込ませると一回で最後まで読めないことが多い。


起動法:

  1. Finderからアプリケーションアイコンをダブルクリックして起動するとGUI付きで起動します。

  2. UNIXコマンドラインから起動するとGUI無しで起動します。

  3. OS X 10.9.x までならば /Library/StartupItems/ に起動スクリプトなどを置くと、OS起動時に起動します。OS X 10.10(Yosemite)はStartupItemsをサポートしないので、launchctlを利用します。単独ユーザー向けには、~/Library/LaunchAgents/ の下にcom.SatoAkira.PostalDic.plist ファイルを配置します。macOS 10.15では郵便番号辞書ファイル格納フォルダーとして、~/Documents(日本語環境では「書類」)が使えなくなりました。内容は

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd"> <plist version="1.0"> <dict> <key>ProgramArguments</key> <array> <string>アプリケーション格納フォルダー/PostalDic.app/Contents/MacOS/PostalDic</string> <string>郵便番号辞書ファイル格納フォルダー</string> <string>読み込む県のコード番号</string> <string>事業所を読み込むときはjiを指定する</string> </array> <key>Label</key> <string>com.SatoAkira.PostalDic</string> <key>RunAtLoad</key> <true/> <key>StandardErrorPath</key> <string>/dev/null</string> <key>StandardOutPath</key> <string>/dev/null</string> </dict> </plist>

データの更新は、日本郵便が配付している圧縮ファイルを展開したものを、サーバユーザーが設定した所定のディレクトリに配置するとクライアントからの要求があった時に自動的に更新されます。サーバマシン及びこのプログラムを再起動する必要はありません。


ダウンロード:

  • OS X 10.11用実行ファイル

    zip形式でアーカイブと圧縮をしています。
    アーキテクチュアは64-bit Intelです。

    ダウンロードボタン PostalDic_10.11サイズ:約1.1MB

  • Xcode 7用ソースファイル

    zip形式でアーカイブと圧縮をしています。

    フレームワーク ASFormのソースは含まれていませんので、別途にダウンロードして、Frameworksディレクトリに配置してください。

    ダウンロードボタン PostalDicのソース サイズ:約1.1MB

ダウンロード:

  • Mac OS X 10.9~10.10用実行ファイル

    zip形式でアーカイブと圧縮をしています。
    アーキテクチュアは64-bit Intelです。
    Mountain LionのGatekeeperには対応していません。

    ダウンロードボタン PostalDic_10.9サイズ:約1.1MB

バージョン履歴:
10.11: OS X 10.11(El Capitan)に対応した。
10.9: 10.8.1: OS X 10.10(Yosimite)に対応した。
10.8: Mac OS X 10.8 に対応した。
10.6.2: パフォーマンスと安定性の向上。
10.6.1: 細部の修正をしました。
10.6: Mac OS X 10.6に対応した。


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