クワガタの撮影

2007.11.16
最近、ホームページを作ったけど、クワガタの写真が上手に撮れない・・・。
という方も多いようです。そこで、参考になるかわかりませんが、簡単なクワガタ撮影のテクニック、アドバイス・コーナーを設置しました。

その1

ゴミを
取り除こう!

2007.11.16

クワガタは、普通に飼育していると体に木屑やら何やらが付着します。そのまま写真を撮影すると、ご覧の写真の様に、決して美しい写真になりません。
そこで、撮影前は、水道で洗ったり、筆等でゴミを落としたりする作業が必須となります。もちろん、喧嘩、交尾、産卵などの決定的瞬間では、無理な作業ですが、落ち着いて撮影する場合、クワガタの「お化粧」も必要だと思います。私は思いっきり、水道で洗っちゃいますよ!!水滴はティッシュで拭くと効果的です。
その2

フラッシュ
撮影に
ご用心

2007.11.19

つい、初心者が陥ってしまう失敗が左の写真です。
この写真は、数年前コンパクトデジタルカメラでタイワンオオクワガタを撮影したものです。夜間、蛍光灯下の撮影でしたので、フラッシュが発光しました。
結果、発光部に近いクワガタの体の一部がテカリ、他の黒い部分は落ち込み、コントラストが強い画像になってしまいました。さらに、大アゴの影がバックの畳に映り、特別な目的以外には決して美しい画像とは思えません。バックの畳の印象も悪いと思います。
右の写真は曇天時、天窓の下で撮影した写真です。同じく、コンパクトデジタルカメラでの撮影でしたが、柔らかい光で撮影したため、クワガタの体の表面の微妙なディテールまで、写りこんでいます。バックのコバシャのフタは残念ですが・・。
それでは、どうしたらクワガタを上手に撮れるのでしょうか?私的には夜間のフラッシュ撮影は厳禁です。撮影する場所、部屋を動かして出来るだけ自然光で撮影するほうが良い結果が得られると思います。

その3

簡単な
ライティング
方法

2007.11.26

左右の写真を見てどう思われますか??共に全く同じ場所で撮影した写真です。何が違うのでしょうか?
左の写真は窓際で普通に観賞用とまり木をバックに撮影した写真です。向かって左側に窓がありますので、左からの光でライティングされています。右側は室内方向ですので、強い光が無いため、影になっています。左眼がつぶれて見えていませんね。「つぶれる」とは黒く落ち込んでしまう事です。
上方向からの柔らかい光では「その2」でご紹介した通りフラットに撮影出来るのですが、迫力の面では多少のコントラストも必要です。
右上の写真は、被写に向かって右側に「レフ板」を置いて撮影しました写真です。A4サイズの紙を折り、光源と反対側に置いただけの簡単な装置です。如何でしょうか?クワガタの左半身が反射光で照らされ、ディテールがはっきり見えます。「レフ板」はよく、映画やモデル撮影に使われる反射板です。でも、小さなクワガタにはA4用紙で十分です。置く向き、角度で効果の具合が異なりますので、是非試してみてください。
その4

バックを
考える

2007.12.15

クワガタを撮影する上で、とても重要にもかかわらず、軽視されがちなのが、「バック」です。多少、ライティングが悪かろうと、バックが良いと写真は良く見えるものです。
左の写真は「造花の上」で撮影した台湾オオクワガタです。「その2」で紹介した写真は「畳の上」と「ケースの蓋の上」で撮影しました。「その3」の写真は自然を重視して材の上で撮影した写真です。
皆様は如何お感じでしょうか?私は「その2」の写真は無機質でつまらないと感じます。ここで思うのは、クワガタ撮影の場合、モノトーンが多くなってしまうという事です。ホームページ等に掲載する場合、時には鮮やかな色彩のバックを使う事でメリハリが出るのではないでしょうか?そういう意味で、この写真は、鮮やかなバックがクワガタの漆黒の美しさを、より引き立たせていると思います。この写真は室内の窓際で撮影しましたが、曇天のベランダなどでの撮影も面白いかもしれません。光は刻々と変化します。色々とチャレンジしてみてください。

その5

一眼レフ
でないと
ダメ?

2007.12.28

写真を趣味として始めると、「やっぱり一眼レフじゃなきゃね!」という話になります。確かに「一眼レフ」はセンサーの性能もレンズの性能も一般的に「コンパクトデジカメ」よりも優れています。しかし、「コンパクトデジカメ」の性能もここ数年、飛躍的に向上しました。画素数だけなら「一眼レフ」を上回る程です。しかし、弱点はカメラの機動性です。シャッターを押してから実際に撮れるまでのタイムラグ、オートフォーカスの俊敏さ、連写性能などが劣ります。
それでは、「コンパクトデジカメ」はクワガタ撮影に適さないのでしょうか?いいえ・・私は適していると思います。理由は接写性能に長けているからです。1センチまで寄れる機種も存在します。これはセンサーのサイズの問題だと思いますが、「コンパクトデジカメ」は広角側で、信じられない位被写体の近くに寄れます。これはクワガタたちを撮影する上で、とても強い武器となります。何故なら、「一眼レフ」で1センチまで寄って撮影するのは困難だからです。
「一眼レフ」で接写をする場合、レンズは標準から望遠系となります。しかし、「コンパクトデジカメ」なら、ワイドレンズで接写ができ、遠近感を生かした迫力あるクワガタ撮影が可能です。
私のHPの写真の多くは「コンパクトデジカメ」で撮影しました。しかし、「クワガタの闘い」のように激しく動くコンテンツの場合は一眼レフが有利です。
私は両者を用途に応じて使い分けていますが、コンパクトデジカメの接写性能は素晴らしいと思います。一眼レフでは不可能な映像を写す事も可能ですよ!

その6

パプキン

ライティング

2008.10.19

パプキンの撮影はいつも苦心します。パプキン本来の色がなかなか表現できないからです。特にメスは光沢が強く、体が丸いため、綺麗な色がでるのは体の一部分だけで、あとは影になってしまします。影の部分は黒くなり、色のグラデーションが出ません(写真右)。我々が肉眼でパプキンの色合いを見るときは角度を調節しながら鑑賞しますが、スチールカメラでは平面的にしか光を捉えることができないからです。
本格的なスタジオでライティングが出来ればよいのですが、正直私、ライティングが苦手です。

そこで、ちょっとした小道具を使って光を均等に当て、パプキン本来の色を撮影する方法を考えてみました。
材料はA4サイズのコピー用紙1枚です。これで輪を作り、セロテープでとめ、円柱を作りました(写真左)。もちろん上下は開いています。この円柱の中にパプキンを入れ、窓辺で撮影しました。
実際の撮影では、下にも同じA4用紙を敷きました。もちろん、円柱の上方から撮影します。

この方法で撮影したのが右下の写真です。上の写真と下の写真に写っているパプキンは全く同じ個体です。信じられませんよね!でも、本当なんです。
白い円柱がディフューザーとなり、光を拡散させ、あらゆる角度から光があたり、影が殆ど出来ません。見事にパプキンメスの微妙な色のグラデーションが写っています。

どうですか?簡単ですよね。是非、一度お試しください。


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