そよ風のように街に出よう 82号

2012年1月25日発行82号表紙


B5判68ページ  定価700円(送料30円)

定期購読料(4冊/送料込み)2,920円

 

 


 

特集●東日本大震災シリーズ・1
宮城の障害者市民を訪ねる

インタビュー・牧口 一二/原稿・河野 秀忠

2011年は、永く世界のひとびとの記憶にとどまる年になるだろう。宮崎県の新燃岳噴火に始まり、3・11の東日本大震災。地震と大津波、福島第一原発の事故、そして、2度に渡る台風被害。中でも、放射能飛散は、世界を震え上がらせている。その意味では、世界史的な時代風景になるだろう。そよ風編集部も、微力ではあるが、救援活動に入った。中でも、「その時、今、これから、障害者市民は、どのようにして、この歴史的事態に立ち向かったのか、立ち向かうのか」の問題意識を持ち、論議してきた。そして東日本大震災特集シリーズを編み、読者に届けることになった。急遽、へろへろコンビを組み、牧口と河野が、被災地ツアーではない、大震災の中で必死の格闘を続けてきたひとたちの、本音、生の声を訪ね、車イス目線でインタビューを敢行する。シリーズ第1回は、宮城県だ。ふたりの総力を注入しても、多分、「点」にしかならないだろう。だからこそ、だからこそ、訪ねるのだ。

2011年9月22日、新大阪駅午前9時発の新幹線に、へろへろコンビの牧口と河野は乗り込んだ。前日に関西地方を通過し、被害をまき散らして東北地方にすすんだ台風15号を追いかけるように、東に向かう。行き先は、宮城県仙台市。東京駅に着くと、昨夜の台風の影響を受けた乗客の姿が散見された。東北新幹線に乗り継ぐが、東北新幹線には、東海道新幹線のような多目的室はなく、車イス用82号特集座席はイス席を一列取っただけのもの。当然、牧口の車イスでは回転ができないので、車両継ぎ目のスペースに位置して、そのままで仙台駅まで行く。仙台駅は、車イスにとって複雑怪奇な構造で、駅員の先導で、上がったり、下がったり、歩いて、歩いて、地下鉄に乗り込む。帰りが心配された。

地下鉄長町1丁目駅にて、下車。エレベーターまでかなりの距離がある。そのエレベーターまでは、比較的バリアフリーなのだが、エレベーター出口から、道路に出るところが、道路と15センチ位の段差があり、ちょっと苦労した。その出口の斜め前にある、センターのひとに聞くと、「元は、段差がなく、震災で道路が陥没して、段差ができた」とのこと。

仙台たすけっとと、被災地センターが入居しているビルも、約30センチほど道路側にせり出したままにあった。  事務所に、へろへろと到着すると、代表の及川さんを始め、たすけっとのスタッフ、センターみやぎのメンバー、救援ボランティアのひとたちが歓迎してくれる。早速、牧口の名(?)調子、大阪弁インタビューのはじまり、はじまり! (以下、本文へ)

 


 

 

VS(ヴァーサス)マキさん 牧口 一二

二本足でも、車いすでも、私は私。 鈴木 千春さん

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いのちと出会う 福本 千夏

大切な人が伝えたかったこと−歌劇派芸人 趙博さんに学ぶ
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もらったものについて 立岩 真也  
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生の無条件の肯定へ
野崎泰伸さんに“障害者問題と倫理”を尋ねる 小林 敏昭
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新・私的「障害者解放運動」放浪史 河野 秀忠

 

風の中のこころ かき消された思い 山藤 えり

 

六昔前の話―小さくても強い マツウラ ノブコ

くまさんの本の森 好井 裕明

取材ノートより  律江

どうにかならぬかJR 宮本 洋子

のっぽさんのコンタクトレンズ  木村 さおり

ちなつの、まっこんなもん 福本 千夏

日の光があふれていた  後藤 安彦

ふくちゃんの広島焼き 福場 誠二

聞き耳ずきん NEKO

哀愁のセールスマン 志鷹 豪次

ワイワイらんど

 

表紙 西村吉彦

 

 


 

 

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