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「地吹雪、流氷、そして札幌の夜」雪の北海道 野宿ツーリング

Part9 3/15(16日目)〜3/16(17日目)

Part9の行程


「吹雪に閉ざされ昼寝して過ごした一日」

3/15(日)吹雪 16日目

 朝からすごい吹雪だ。道路は既に雪に埋もれている。三平さんによれば「ここは、除雪の優先度が低いから、しばらくは外に出られないね〜」とのことだ。仕方がないので、5人はずぅ〜と昼寝…。

 ときどき、ものすごい音を立てて、屋根から雪の固まりが落ちてくる。

 夕方、じゃんけんで負けたヤツ2人が街へ買い出しに行くことになる。緊張みなぎる勝負の末、めでたく三平さんとヒアリンカが当選。みんなそれぞれ欲しいものを頼んでいるが、俺は目前に控えた大イベントの事前調査のため、「『男の特選街』を買ってきてね〜」とお願いした。

 晩めしは、今日もみんなでジンギスカンだ。一日中、寝て暮らしてたわりには、食欲旺盛で、みんなでメチャメチャ食ってしまった…。

今夜もジンギスカン

 三平さんちの風呂は何故か漏電しているのだ。片足を洗い場においたまま、片足を湯船に入れると、途端に「ビリビリ〜」と全身に電気が走るという恐ろしい風呂なのだ。気合いを入れて、「はっ!」と飛び込むように湯船に入る。身も心もリラックスしまくり、一日が終わった。


「こんな景色の中を走るのも、もうあとわずかだ!」

3/16(月)吹雪 のち くもり 17日目

 昼過ぎ、やっと吹雪がおさまった。「よし!耐久ツーリングに出発だ!!」とかけ声は勇ましかったが、結局は麓郷への観光ツーリングで落ち着いた。まっ、いいんでないかい…。 昨日からの吹雪で富良野の街も、麓郷への道もすっかり真冬の景色に舞い戻り、とても美しい。その中を物好き仲間でバイクを連ねて走っていると、もう「楽しい〜!」の一言につきる。

 麓郷では喫茶店に入って、「おしゃれなティータイム」を満喫する。みんなで「おっしゃれ〜」を連発しながら、富良野ジャムのかかったチーズケーキを堪能する。

麓郷で記念撮影

 喫茶店を出発してすぐのなんともない直線、時速10kmも出ていなかっただろうにいきなりコケてしまった俺。きれいにアイスバーンになっていたためか、ツーッと俺&バイクはコケたまま道を滑ってしまった。「まさかこんなところで転けるアホはいないだろ〜」と油断しまくっていたすぐ後ろの三平さんも、これにはびっくりして一緒にコケてくれた。「気合いの入っていない証拠だぁ!」とみんなにバカにされてしまったが、いやぁ〜、言い訳のしようもありません。

 麓郷からの帰り道、サラサラと降ってくる粉雪、逆光気味の西日を浴びる真っ白な木々、そして白い道、こんな景色の中を走るのも、もうあとわずかだ!、しっかりと記憶に焼き付けておかねば!!と思ってしまう。みんなは先に行ってしまったが、途中、何度か止まって写真を撮っておく。
(でも、長野県に転勤してからは、冬、似たような景色の中を通勤していたりする…。さすがにバイクじゃないけど…)

麓郷からの帰り道で一枚

 晩めしのあと、酋長やもーこはんなど羅臼の仲間達にみんなではがきを書く。も〜、あること無いこと、メチャクチャ、グチャグチャ書きまくり、鬼のように笑いまくって、疲れて寝る。


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「ソロツーリング」

 

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