ベートーヴェンのちょっと寄り道
〜 あまり演奏されない管弦楽曲を中心に 〜

2013年 10月 13日 作成


 横浜フィルの次の定期(第70回)では、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」を演奏します。
 これにちなんで、ベートーヴェンのちょっと寄り道を。
 



1.はじめに

 ベートーヴェンは、小学生でも知っているクラシック音楽の代表的存在で、クラシック音楽の王道なので、寄り道する横道や裏道、隠れ家はあまりないような・・・。

 いやいや、決してそんなことはなさそうです。

 たとえば交響曲。ベートーヴェンの9曲の交響曲は、クラシック音楽の最右翼の定番で、みんなよく知っていますね。でも、もう1曲の交響曲は知っていますか? 番号なしの10曲目・・・。「そんなのあるの?」とおっしゃる方は多いと思いますが、れっきとした、作品番号91の完成品があるのです。

 また、管弦楽曲。「エグモント」序曲、序曲「レオノーレ」第3番・・・。でも、ベートーヴェン序曲集のCDを買ってくると、「プロメテウスの創造物」序曲だとか、「アテネの廃墟」序曲などというのも入っています。そういえば「エグモント」の序曲以外の劇音楽って、聴いたことありますか?

 さらに、協奏曲。5曲のピアノ協奏曲やヴァイオリン協奏曲は有名ですが、「ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲」なんて、演奏会ではめったに聴けません・・・。

 そういった「マイナーなベートーヴェン」の中から、主に管弦楽曲で、あまり有名でない「秘曲」をご紹介しましょう。ご存知の方には無用の無駄情報ですが。

   
 

2.9曲以外の交響曲

 9曲の交響曲以外に、第10番目の交響曲がある、というと、書きかけで未完成の遺作か、ということになりますが、正真正銘の完成品のお話です

 ここで取り上げるのは、作品91として完成され、作品92の「交響曲第7番」と同じ演奏会で初演された曲です。
 この曲、タイトルは交響曲「ウェリントンの勝利、またはヴィットリアの戦い」作品91(Wellingtons Sieg oder die Schlacht bei Vittoria, Op. 91)。一般には「ウェリントンの勝利」とか「戦争交響曲」と呼ばれています。1813年のスペインのヴィットリアにおける戦いで、ウェリントン侯爵率いるイギリス軍がナポレオンのフランス軍に勝利したことを受けて、ウェリントン侯を讃える曲としてベートーヴェンが作曲したものです。
 初演は、1813年12月8日にウィーンで、交響曲第7番と同じ演奏会で行われ、当時は他の交響曲を圧倒する大人気だったそうです。

   

 この曲については、第66回定期(2011年11月11日)の「運命」のときにこちらの記事に書きましたので参照ください。

 詳細はこちら(ウィキペディア)も参照ください。

 ウィキペディアの記述では

「それ(ウィーン初演)から10年を経て、ウィーンの聴衆に失望したベートーヴェンがベルリンで開こうとしていた交響曲第9番の初演を、ウィーンで開催するよう文化人たちが連名で作成した嘆願書にも、「『ウェリントンの勝利』の栄光を今一度」という文言が含まれているほどで、当時本作の人気の凄まじさが窺える。」

とあり、少なくともベートーヴェン時代のウィーンでは大きな人気を勝ち得ていたことが分かります。(この結果かどうか分かりませんが、「第九」はウィーンで初演される運びとなりました)

 これを「駄作である」とほとんど演奏しないのは、前の記事でも書きましたが、ベートーヴェンを「楽聖」とあがめ、クラシック最大の「権威」とする音楽界、アカデミズム、そして音楽産業・音楽ビジネスの陰謀なのではないでしょうか。

 この曲は、作曲を依頼したメルツェル(メトロノームの発明者)と所有権争いをしてベートーヴェンが「自分のもの」として勝ち取っているようですし、ウィーンで大ヒットして、後にイギリス王ジョージ4世にも献呈されています。ベートーヴェン自身、結構「自慢の作」「上出来」と考えていたのかもしれません。(芸術性よりも、売れることの方がうれしかったのでしょうけれど)
 「クラシック音楽は高尚なもの」、「高い芸術性こそクラシック音楽の本質」、「ベートーヴェンの音楽は高尚である」、「一時的な受け狙いの音楽はレベルが低い」、「当時のウィーンの聴衆は音楽を聴く耳を持たない低俗趣味の人が多かった」、「当時のウィーンの聴衆よりも現代の聴衆の方が耳が肥えている、音楽が分かる」、と言ってよいのでしょうか?
 ちょっと考える余地がありそうです。

 編成が編成だし、チャイコフスキーの『大序曲「1812年」』ばりに、大砲やらマスケット銃といった「特殊楽器」が必要なため、生の演奏会で演奏されることはほぼ皆無ですが、もう少し有名になってもよさそうなものです。れっきとした楽聖ベートーヴェンの作品なのですから。

 でも、演奏会でほとんど取り上げられない割には、実は一流演奏家によるCDは結構な種類が出ていますので、「ベートーヴェン通」を自認する方は、一度は聴いておいても損はありません。

   アンタル・ドラティ指揮 ロンドン交響楽団
   カラヤン指揮 ベルリン・フィル
   マゼール指揮 バイエルン放送響
   マゼール指揮 ウィーン・フィル
   ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管
   オーマンディ指揮 フィラデルフィア管
   トマス・ダウスゴー指揮 スウェーデン室内管
   ワーズワース指揮 ロイヤル・フィル
   エリック・カンゼル指揮 シンシナティ交響楽団
 

3.めったに演奏されない管弦楽曲

 演奏会では、よくベートーヴェンの序曲が取り上げられます。特に次の4曲が有名です。

  ・「エグモント」序曲・作品84a
  ・序曲「コリオラン」作品62
  ・序曲「レオノーレ第3番」作品72b
  ・歌劇「フィデリオ」序曲・作品72c

 この4曲以外に、ベートーヴェンの「序曲集」のCDを買うと、次のような曲も見受けられます。

  ・「プロメテウスの創造物」作品43序曲
  ・「アテネの廃墟」作品113序曲
  ・序曲「命名祝日」作品115
  ・「シュテファン王」作品117序曲
  ・序曲「献堂式」作品124
  ・「レオノーレ」序曲第1番・作品138
  ・「レオノーレ」序曲第2番・作品72a

 このうち、「コリオラン」は、単独の演奏会用序曲なので、本体はありません。また、「フィデリオ」序曲と「レオノーレ」シリーズは、ベートーヴェン唯一のオペラ「フィデリオ」のためにいくつも作ったものなので、本体は歌劇「フィデリオ」です。
 では、他の序曲の本体は、いったい何なのでしょうか?
 

(1)劇音楽「エグモント」作品84

 序曲ばかりが有名ですが、序曲以外に9曲あり、うち2曲には歌が入るので、オーケストラの演奏会では取り上げにくいという事情はあるかもしれませんが、それにしても「抜粋」でも演奏されることもまずありません。
 ベートーヴェンの中期、交響曲第5番(作品67、1808年)、交響曲第6番「田園」(作品68、1808年)などに続く1809〜1810年ごろに作曲されています。序曲を聴けば、ベートーヴェンらしい充実した音楽であることがわかります。

 曲は、ゲーテの戯曲「エグモント」の付随音楽として作曲され、序曲を含めて下記の10曲からなります。

   (1)序曲
   (2)第1幕第3場でソプラノが歌うリート「太鼓は響く」。
   (3)間奏曲T:第1幕の幕が下りると演奏される幕間の音楽。
   (4)間奏曲U:第2幕の幕が下りると演奏される幕間の音楽。
   (5)第3幕第2場でソプラノが歌うリート「喜びに満ち、悲しみに満ち」。
   (6)間奏曲V:第3幕の幕が下りると演奏される幕間の音楽
   (7)間奏曲W:第4幕の幕が下りる直前から演奏される幕間の音楽。第4幕の最後でエグモントが逮捕され、冒頭がその場面の音楽。
   (8)クレールヒェンの死:第5幕第3場で、クレールヒェンが毒をあおって自決する。
   (9)メロドラマ:第5幕の獄中で、エグモントのモノローグに続いて演奏される音楽。
   (10)勝利の行進曲:エグモントの最後の台詞の後、幕が下り始めると演奏される音楽。序曲のコーダと同一。

 聴いてみれば、序曲以外も充実した音楽ですし、終曲「勝利の行進曲」は「序曲」のフィナーレ部分と同一で、エグモント伯爵の自由への英雄的な犠牲の勝利を称えています。
 同じように劇付随音楽で、何曲かには歌が付いているメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」が、「抜粋」という形で演奏されるのに、この曲はそういった形でもめったに演奏されません。
 序曲以外が全く演奏されない、CDも極めて少ないという、この冷遇ぶりの理由は何なのでしょうか。

 私が聴いているCDは、アバド指揮ベルリン・フィルの演奏です。
   
 

(2)バレエ「プロメテウスの創造物」作品43

 これは、序曲も含めて演奏頻度は少ないですが、かろうじて序曲は演奏されたりCDになったりしています。
 音楽は「バレエ」のために1800〜1801年ごろに作曲され、時期的には交響曲第2番(作品36、1801〜1802年)のころ、交響曲第3番「英雄」(作品55、1803〜1804年)より前の頃です。

 曲は次のように、序曲と16曲から成ります。(一部の曲は連続して演奏されるので、曲数の数え方はCDのトラック分けに従いました)

   ・序曲
   ・導入曲(「嵐」の場面。そのままバレエに連続する))交響曲第6番「田園」の嵐の場面を彷彿とさせます。

  (第1幕)
   (第1曲)ポコ・アダージョ : 嵐の後の情景か。
   (第2曲)アダージョ―アレグロ・コン・ブリオ : ちょっとモーツァルト「魔笛」の雰囲気。
   (第3曲)アレグロ・ヴィヴァーチェ

  (第2幕)
   (第4曲)マエストーソ〜アンダンテ
   (第5曲)アダージョ―アンダンテ・クアジ・アレグレット
        ハープの伴奏で、木管楽器や独奏チェロが室内楽のように演奏する。ベートーヴェンにハープは珍しい。
   (第6曲)ウン・ポコ・アダージョ〜アレグロ
   (第7曲)グラーヴェ
   (第8曲)アレグロ・コン・ブリオ〜プレスト
   (第9曲)アダージョ〜アレグロ・モルト
   (第10曲)パストラーレ(田園曲):アレグロ
   (第11曲)アンダンテ
   (第12曲)ジオイアの独舞:マエストーソ〜アレグロ
   (第13曲)アレグロ〜コモド
   (第14曲)カッセンティーニの独舞:アンダンテ〜アダージョ〜アレグロ
   (第15曲)ヴィガーノの独舞:アンダンティーノ ― アダージョ ― アレグロ
   (第16曲)フィナーレ:アレグレット〜アレグロ・モルト

 「フィナーレ」は、よく聴きなれた、交響曲第3番「英雄」(エロイカ)の第4楽章に登場する主題です(ピチカートで提示される変奏主題に対して、第3変奏以降に登場するオブリガート主題)。この主題は、ピアノ独奏用の通称「エロイカ変奏曲」、正式には「『プロメテウス』の主題による15の変奏曲とフーガ、変ホ長調」作品35(1802年)にも登場します。
 つまり、ベートーヴェンが大飛躍を遂げたエロイカ交響曲との兄弟関係のような曲であり、エロイカ交響曲に関連してもっと演奏されてしかるべきだと思うのですが・・・。

 全曲管弦楽だけの曲ですので、演奏会で取り上げるのに特に支障もありません。「抜粋」での演奏も可能です。
 しかしながら、序曲以外の16曲はほとんど演奏も録音もされていないのはなぜか、これまた謎です。

 私が聴いているCDは、マッケラス指揮/スコットランド室内管の演奏です。
   
 

(3)劇音楽「アテネの廃墟」作品113

 ベートーヴェンの後期、交響曲第8番(作品93、1811〜1812年)と同じころに、ハンガリーのブダペストに建設されたドイツ劇場のこけら落とし用に作曲されたようです。
 この劇音楽の中では、「トルコ行進曲」がダントツで演奏されます。

 音楽としては、序曲と9曲の楽曲で構成されます。合唱、歌の入る曲が多いので、通常の演奏会では取り上げにくいのでしょうか。
 Wikipediaによると、「交響曲」のところで書いた「ウェリントンの勝利」の初演の時に、この「アテネの廃墟」の一部も演奏されたようです。

   第1曲:序曲
   第2曲:合唱「力強いゼウスの娘よ」
   第3曲:二重唱「罪もなく、奴隷の身に耐え」
   第4曲:回教僧の合唱 「神は衣の袖に月を抱いて」
   第5曲:トルコ行進曲:この音楽の主題はピアノのための『創作主題による6つの変奏曲』(作品76)から採られている。
   第6曲:舞台裏からの音楽
   第7曲:行進曲と合唱
   第8曲:合唱「感じやすい心で」
   第9曲:合唱「国王万歳」

 私の調べた範囲では、輸入盤も含めて、全曲を演奏した現役のCDは見当たりませんでした。
 私も、序曲と「トルコ行進曲」以外は聴いたことがありません。
 

(4)劇音楽「シュテファン王」作品117

 この曲も、上の「アテネの廃墟」と同じころに作曲され、ハンガリーのブダペストに建設されたドイツ劇場のこけら落とし用に作曲されたようです。
 この曲に関しては、Wikipediaも存在しませんでした。

 この曲も、私の調べた範囲では、輸入盤も含めて、全曲を演奏した現役のCDは見当たりませんでした。
 

(5)序曲「命名祝日」作品115

 タイトルからも分かるように、祝賀式典向けに作られた単体の演奏会用序曲で、本体はないようです。だったら、もっと演奏家で取り上げられてもよさそうですが・・・。やはり「駄作」と評価されているのでしょうか。
 

(6)劇音楽「献堂式」作品124

 1822年に、ウィーンに新築されたヨーゼフシュタット劇場のこけら落としに上演されたC.マイルズの劇「献堂式」のために作曲された祝典劇のための音楽らしいのですが、序曲と「合唱曲 WoO.98」以外は、「アテネの廃墟」作品113からの転用、という手抜き作品のようです。
 序曲自体も、ほとんど演奏されません。作品番号は、作品番号は、大作「第九」(作品125)の一つ前、「ミサ・ソレムニス」(作品123)の一つ後なのですが・・・。
 この曲に関しても、「アテネの廃墟」作品113から転用の有無も含めて、初演時に演奏された全曲のCDは見当たりませんでした。

 こと左様に、クラシック界の最大有名作曲家ベートーヴェンの管弦楽作品なのに、CDすら存在しない曲がまだたくさんある、ということです。
 なお、廃盤ながら、「ベートーヴェン/管弦楽作品集」というものがあり、その中には上記の曲が含まれているようです(これがほぼ唯一の録音らしい)。是非再発売してほしいものです。
 

4.めったに演奏されない協奏曲 〜三重協奏曲 作品56

 ベートーヴェンは、5曲のピアノ協奏曲、1曲のヴァイオリン協奏曲は極めて有名です。この中では、ピアノ協奏曲第1番、第2番が、他の曲に比べると演奏や録音の機会が少ないですが、交響曲第1番、第2番と同程度には名曲だし、演奏もされます。

 さらに、32曲のピアノ・ソナタ、10曲のヴァイオリン・ソナタ、5曲のチェロ・ソナタはみな名曲です。録音の数も結構あります。
 さらにさらに、ピアノ三重奏曲は作品番号付きで7曲、作品番号なしも含めると9曲もあり、ベートーヴェンの得意分野だったことが分かります。

 それでは、ピアノ三重奏をソリストとした「三重協奏曲」も、ベートーヴェンの得意分野で、さぞかし名曲であろうと予測できます。ベートーヴェンには、ご存知のとおり、ピアノ三重奏(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)を独奏者とした「三重協奏曲ハ長調・作品56」があります。
 ところがこの曲、めったに演奏されません。実際の演奏会では、3人の独奏者を確保するのは難しいので避けられることは分かりますが、録音もそれほどありません。

 よく「駄作」とも言われます・・・。本当に駄作か、自分の耳で確かめてみて下さい。私は、いかにもベートーヴェンらしい、なかなかの曲だと思うのですが。確かに、独奏ピアノが技巧的に平易に書かれていて、全体として地味で実直な印象なので、才気のひらめきといった要素はありませんが。

 世の中には、こんな夢のようなキャストで録音された「セレブな名盤」が存在します。ただ、カラヤンの指揮ぶりがやたら壮麗で、ロストロポーヴィチもハイテンションで歌いまくるので、ちょっと重量級(リヒテルのピアノは冷静に覚めていますが)。
 そういえば、この3人のソリストたちのお墓を、2013年6月にお参りしたのでした。

   
  リヒテル(p)、オイストラフ(Vn)、ロストロポーヴィチ(Vc)、カラヤン指揮/ベルリン・フィル

 そういった「超一級の豪華な演奏」とは一味違う、ピアノ・トリオを中心にした「気心の知れた室内アンサンブル的な演奏」もまた捨てがたい魅力があります。こちらはそんな雰囲気。

  ブロンフマン(p)、ギル・シャハム(Vn)、トゥルルス・モルク(Vc)、ジンマン指揮/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
 

5.めったに演奏されない管弦楽と合唱曲 〜合唱幻想曲 作品80

 「第九」が毎年年末にかなりの回数演奏されるのに対して、同じような構成のこちらの曲は、めったに演奏されることがありません。もっとも、独唱者が6人と「第九」よりも2人多く必要で、さらに独奏ピアノも入るという編成の問題、そして何よりも「全体で約20分のうち、合唱が最後の2分程度しか出てこない」という構成の問題が大きいと思いますが。

 曲は、1808年に作曲され、バイエルン国王マクシミリアン1世に献呈されています。時期的には交響曲第5番(作品67、1808年)、交響曲第6番「田園」(作品68、1808年)などと同時期、しかも内容としては将来の「第九」を先取りしている、歌詞は芸術を賛美する内容となっており、第九の「歓喜に寄せて」の先駆けをなしている、という話題性満載の曲なのですが、何故かしら知名度も低く、実演でも録音でも取り上げられる機会が極めて少ないのです。
 プロであれば、前半をこの「合唱幻想曲」(演奏時間は約20分)、後半を「第九」にした演奏会を企画してもよさそうなものですが・・・。
 演奏時間は約20分です。

 私が聴いているCDは、「エグモント」全曲も入っているキーシンのピアノ、アバド指揮ベルリン・フィルの演奏です。
 



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