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日記
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- 2001.11
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11月30日(金)
移動なき異動前最後の日、というわけで飲み会があった(送迎会を兼ねているのかと思ったが、「明朗会計」ということで僕まできっぱり人数割だったのでそうではなかったらしい(笑)。
久し振りに大分飲んでしまった。
まあ、案の定異動後も面倒を見に来ることになったし、新しく行くところも今までよりマシだとはいっても大きくは変わらないだろうし、飲みたくもなるよね。
酔っぱらいすぎて、見知らぬ人に帰り道を聞く羽目になった(^_^;)が、ちゃんと4時間ほど寝た後、起きて本を読む。
勉強勉強。
11月20日(火)
今後、今のテーマをどうするかの会議があった。
疲れた…。
本社からエライ営業とか企画の人が来て話し合ったわけだが、いつも思うに何故あそこまで技術のことを知らないのに技術の事を決め付けられるのだろうか。
知らなくても知っている人に聞いて決めるのなら良い、というか何でも知っている人間などいないのだから、そうするのが一番良いパターンだ。
ところが知らないのに知ったかぶって、聞きかじりのこと(しかも間違い)を掲げて、それで研究者の研究結果や調査結果を否定するのだからどうしようもない。
さっきどこかで(いいかげんな間違った事を)聞いてきた、それと違うから君が1年間研究してきたことは変だ、だから今度はこんなテーマの研究をしなさい、等とやられたら研究者は溜まったものではない。今回それでひどい目に会うのは僕の後を引き継ぐ人なので、僕もかなり言い合ったのだが(ひどい目に会うのが自分自身なら黙って冷笑していただろう)、始めから聞く気がないのではしょうがない。
まあ、このテーマに関しては、止めたくないというもっとエライ人もいるらしいので、そちらの顔もあるだろうから難しいのだろう、と思ってそれ以上言い合うのは止めた(相手は言い負かしたと思っているかもしれないが)。
話を聞く気がないのなら、会議になんか呼ばないでそっちで勝手に決めればいいのにねえ。
エライだけでなく、まあ無知な年寄りだから、という気持ちがなかったら、顔に二発ぐらい入れてるところだ(^_^;)。
技術や科学の知識がない上司を持った研究者が以下に悲劇か、というのが良く分かった。
12/1の異動により、直属だけでなくかなり上のほうまで変わるので、今より大分良くなると思う(期待している)のだが、結局は同じ組織だからねえ。
やっぱりいろいろと考えなければいけないようだ。
11月19日(月)
正式な内々辞令(^_^;)が出て、12/1に異動がほぼ決定。
予想通り移動なしの異動だ。
本社のエライ人からもメールが届いていたのでまあ間違いないだろう。
で、明日今後どうするか(つまり僕がいなくなった後どう進めていくか)という会議があるのだけど、どうする気なのだろう。
結局僕の異動とか引継ぎに時間がないとかいうのを、テーマ見直しの理由に使うんだろうなあ。
もうちょっとまともな理由(商品開発の是非とかさあ)で議論して欲しいものだが。
で、引き継ぐ相手や引き継ぎ方が明日の会議で決まるのだろうけど、あと10日足らずでどう引き継げというのだろうか。
きっと、異動後も面倒を見に来るとかなんだろうなあ。
やだやだ。
で、異動先だが、まあ研究内容は今よりずっとましになるものの、今後関東へ帰りたいという僕の希望が通る見込みは殆どなくなると思われる(正確に言うと、「ウチの会社では僕のやりたい仕事を関東でやっている」ということで、そう場所にこだわっている訳ではない。まあ、同じ仕事なら住み慣れた関東が良いが)。
しばらく様子を見つつ、(会社を辞めるかどうか等の)最終判断をしなければなるまい。
11月9日(金)
またも1年ぶりに某ニューガラスフォーラムとかで出張。
出張旅費をケチる会社のせいで信用ががた落ちだ。
来年こそは…ってだめかなぁ。
せっかくなので、週末はホテルではなくて実家に泊まらせてもらう。
実は実家に置きっぱなしの本で必要なものがあった、というのが主な理由だ。
実家でのんびり〜。
たまにはいいよね。
実家でなくても関東近辺に戻りたいのだけど、今の仕事のままでは無理かなあ。
11月7日(水)
無理して動かしていた仕事の設備がまた不調。
この前は原料が入っていかないというものだったが、それは別経路から無理矢理入れるという顰蹙な方法で何とかごまかした。
これで大丈夫かと動かしたら、今度は原料が入るものの入るだけで出てこない(^_^;)。
ろくに引継ぎもされぬまま何とか使っていた僕としては、これ以上は無理。
というわけで、自作の装置をでっち上げて何とかすることにする。
このままでは装置が終わってテーマも終わりということになりかねない。
ろくでもないテーマを続けてきたという事実がうやむやになり、装置故障のせいにされたのでは良くないので、それだけは避けたいのだが。
11月2日(金)
またまたまた仕事の設備不調。
早くやめないからこういう事になる(^_^;)。
今回のは原料が入っていかないというかなりの重傷だ。
やめるやめると言いながらなかなかやめられないこの研究テーマだが、結局のところ「研究は止めるけど装置は動かす」というわけのわからないところに落ち着きそうだ。
結局止めたくない人の顔もつぶさないように、ということなのだろう。
やらされている身になってよ、おい。
まあ前から言っているように仕事だからちゃんとやるけどさ。
もちろん抜け出すための勉強もするからね(→9/6の日記参照)。
しかし、やるならやるでちゃんと研究費とかにも力を入れてもらわないと、設備の修繕代も出ない。
11月1日(木)
ついに11月になってしまった。
仕事のテーマはもう何ヶ月も前から終わる終わると言いながらまだ続いている。
結局今月もまだ続くわけで…、いやあもうどうなっているんでしょう(^_^;)。
自分では何もやっていないエライ人の中にやめたくない人がいるようで、困ったものだ。
いや、前にも言ったけど、会社として必要な研究で、それをやるのが僕しかいないのなら僕がやるのはしょうがない。
それがどんなに嫌であっても、それが仕事というものだから。
しかし、会社としては必要でもないのだけど、やめたくない人がどこかにいるから続けてみようか、というのでは、それが仕事とはいっても、やる気は落ちるのは止められないよ。
もちろんやることはやるけどさ。
TVでは相変わらず戦争の話ばかり。
これに乗じて自衛隊を海外に出そう、という一部の人達の思惑はどうやら成功したらしい。
困ったものだ。
何がって「事件に乗じて」というのが困ったものだし、「ろくな思想もなくとにかく」というのが困ったものだ。
ちゃんとした思想を持って、ちゃんとした議論をして、そして行動に移さないと後悔するよ。
まあ、他人を「平和ボケ」等と言って得意になっている所謂「戦争ボケ」の人達は、後悔するような事態になってもうまく立ち回って被害は受けないのだろうけど。
マスコミも戦意高揚みたいなのが多くて情けない。
炭狙菌もすぐさま戦意高揚の材料にされていて、専門家という人が色々言ってるけど、この間のテロとは無関係な、別目的の犯人だと考えるのが常識的だろう。
あんな方法、国内犯に決まっている。
そうじゃなかったら犯人は大間抜けだ。
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