インターネットが普及し、ストーキングも多彩になっています。
　ここではインターネットを通じたストーキングにのみ話を絞ります。

　何といっても一方的にメールを送りつける行為が簡単でもっとも多いでしょう。熱烈な言葉を書き連ねてくる場合もあれば、無言電話ならぬ大量のメールを送りつけてメールを使えなくされてしまうかも知れません。
　また、相手の名前やメールアドレスを掲示板などに公開し、他人に攻撃させる行為もあります。

　こんな時、メールアドレスを変更することで逃げてしまうのは手です。
　フリーメール（無料メール）サービスを駆使して、フリーメールをインターネットの友人づきあい用にし、自分の本来のメールアドレスを守っておく方法もあります。

【フリーメールサービス】
　　Anet（朝日広告社）　……既にあるメールアドレスへ転送するタイプ。
　　clubAA(朝日新聞社)　……ブラウザから送受信するタイプ。
　　ＨｏｔＭａｉｌ（マイクロソフト）　……ブラウザから送受信するタイプ。
　　Ｇｏｏ（検索サイトＧｏｏ）　……ブラウザから送受信するタイプ。

　他の検索サイトのもののほか、無料プロバイダーなどによるものなどもあります。

　ブラウザから見るタイプの方が、転送するタイプより本来のメールアドレスがわかりにくくセキュリティが高いと言えます。

　ただし、フリーメールは信用されないので、ＴＰＯに応じて使い分けましょう。
 
 

　中には、遠隔操作ソフトを相手のコンピューターにインストールして、全てのメールなどを遠くから盗み読んでしまうケースもあるようです。付き合っている人が勝手にインストールしてしまうこともありますし、メールで送りつけることもあり得ます。
　誰かにソフトを送りつけられてもインストールしないこと。記憶にないソフトがインストールされている場合はアンインストールしましょう。メール等に紛れ込んでいる遠隔操作ソフトにはワクチンソフトで検出できるものもあります。ワクチンソフトは必須です。 （→「ウィルス・メールに注意！」）

　コンピューターを常時接続している場合、ログオンしっぱなしにせず、こまめにログオフしておく方がいいかもしれません。