日々是平安

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2003年10月6日(月) いやはや

お久しぶりです。腎臓を悪くしたまいこさんの介護でドキドキしっぱなしの日々です。
毎日点滴に通っているのですが、再検査の結果がさっぱり良くなっていないというか、むしろ悪くなっていて、年のせいもあるとはいえとほほな毎日です。今日明日に何かあるって感じではないですが、一月後はどうなってるか分からないなあというのが正直な所。

現在自分ではご飯食べないので、半ばムリヤリ食べさせたり水飲ませたりして、すっかりまいこさんから嫌われてしまいました。気が休まるヒマがなくて神経的に大変ですが、ちょっとでも長く大変でありたいなあと思っています。…てなコトを言ったら『たかが猫じゃない』と近所の方に言われたと、憤慨していたのは点滴仲間のおばあさん。
80過ぎのおじいさんが年寄り猫連れて点滴に通っていたりして、高齢化社会だなあと思ったりして。
確かにたかが猫なんですが、15年も一緒に居れば貰ったものも数知れず。出来る限りの事はしてやりたいと思います。だから頑張れや、まいこさん。

というワケで、最近はネットにも入らず、夜のお楽しみPSOも、入りそびれたり遅い時間にちょっとだけってパターンが続いています。そんな感じで誰にも会えない日々が続いていますが、上手く遭遇できたらよろしくね。

先週はハラハラドキドキ、そしてめそめそしていていましたが、そろそろハラハラしつつもちょっと開き直ってきましたので(そりゃ90近くのおばあさんだもん。身体にガタ来てもしょうがない)、暗い話は今日だけにして、後は普通に日記書いていこうかと思います。
日記お休みしていたら、まいこさんにご飯あげたり水やったりトイレに連れて行ったりしていると思いねいっ。

便りのないのが良い便り☆

2003年10月16日(木) ダンディさん

すっかり『日記』じゃなく『週記』になってしまっている今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。ここの所ネットにも繋いでいませんでしたー。とりあえずネットジャンキーではなかったようで良かった良かった。
私もまいこさんも他のおねこさまも相変わらずです。頑張ってまーす。


久々にのんびり本屋に行ってきました。
知らない内に出ていたあの新刊やこの新刊、出ていたのに気が付かなかった本と共に、ここの所心が荒んでいたので、ボーイズラブっつーかやおいっつーかむしろホモ?な、まあそんな本も買い求めました。今貴方が想像しているモノを2.5倍くらいエグくした表紙と内容だと思えば当たっているかもしれません。でもゲイ向けではなく一応女性向け…だと思うな。自信はないけど。

ひとつ言い訳しておくと、私はそのての本を滅多に買いません。置いてあるコーナーにも立ち寄りません。雑誌は別だけどなー…って、こりでは画竜点睛を欠くって感じだ。
ボーイズラブ系の本って私的にツボな当たりの作品は少ないので冒険しにくいし、既に自分の脳内で間に合って…げふげふ。ま、冗談抜きでこの態度と言動のワリに食指が動きません。
しかし疲れていたり心が荒れていると、無性に買いたくなるのもこの系統。買う事でストレス解消になったりします。
実際読むと「ないない、こんな展開は普通ないっ!」とか「こんなに世の中ゲイばっかりだったら大変だよなあ」等と、突っ込み入れつつ読むのもお約束。多分ネタとして好きなのだと思います。
しかし時々作品として素晴らしいモノもあって、エロマンガと一緒で侮れないのもこの分野。これがあるから止められないのかもしれんな。

さて、そーいうヤバい本を普通の本に紛れさせて買うのも姑息な気がして、バランスを取る上で男性向けエロマンガで面白そうなのも買ってみました(期待していなかったワリには面白かった)。女性向けと男性向けと普通のマンガを一緒に買う客。私だったらチェック入れますね、怪しすぎて。しばらくあの本屋では大人しくしていようっと。
しかし、ボーイズラブ系を買う方が男性向け成人指定本を買うより、ずっと気恥ずかしいのは何故なのだろうか…。

とまあ、私はこのやうに姑息なヤツですが、世の中には堂々としている人もいるようです。
妹の友人が本屋でバイト中なのですが、そこには雑誌・コミック取り混ぜて、定期的にエロマンガをどっさり買っていく客がいるそうです。
その方はそれなりに年配の男性だそうで、サラリーマン風ではないけれど、いつも革ジャンにブーツないでたちのハンサムなおじさまで、他の普通の雑誌などを紛れ込ませるようなコトはせず、堂々とエロ本だけを買っていくのだとか。

妹の友人は密かに『ダンディさん』と名づけていて、見かけると「ダンディさん、新刊入っていますぜっ」と心の中で呼びかけるそうな。その堂々とした買いっぷりを聞いた妹の友人連では、ダンディさんは憧れの人らしいです。
いや、私も一度お会いしてみたいものですね。ダンディでカッコいいおじさまがロリでポップなエロマンガ買っている姿を拝見してみたいものです。
しかし私としては革ジャンよりも、身体に馴染んだ風な背広を隙なく着こなした管理職のおじさまだともっとポイント高し。おほほっ。

えーと、あと本屋での話題はっと。
今日ではありませんが、以前レディースコミック系の雑誌の表紙を眺めていたら、隣シリーズが多いのに気がつきました。『隣の噂』やら『隣の秘密』やら。その中でもこれはっと目を引いたのが
『隣はすごい』
いやー、お隣はものすごいらしいですよ? 一体何がすごいんでしょうねえ?
でも内容は別にすごくありませんでした(立ち読みしたのかいっ)

他にもこの頃のティーンズ向けHマンガのすごさとか、同人誌アンソロジーコーナーで、元のマンガを知らないものが多すぎて愕然としたとか(こんなんじゃもうやおい好きのおたくなんて言えない〜)色々あるのですが、その辺はまた思い出した時に。

久々の更新内容がこれかー。健全サイトとしてマズい方向にいってるなあ。今の内に軌道修正しないと(もう遅い?)

2003年10月23日(木) 夢で逢えたら

いつまで経っても週記から日記に戻れず、閑散としたサイトがますますうら寂しい今日この頃、皆様は急な寒さに負けずに元気で過ごしていられるでしょうか? 私はここの所萌えポイント連続ヒット中で、微妙にやる気が出ています。でもやる気を出すと、たちまち大きいお姉さま(18歳以上)サイトになってしまいそうでーす(そこはかとなくヤケ気味)

最近介護生活にハマって心が疲れていたので、サイト一周年をダシにご飯氏と〒さんと飲みに行ってきました。貧乏人らしく店一軒で解散となりましたが楽しかったです。でも3人という少人数でも、きっとどういう繋がりの集まりかお店の人にも分からなかっただろうと思うと遠い目をしてみたり。説明する気にもなりませんが。

このお店、私が高校生の頃から何かと利用している店です。昼のランチが安くて品数も多いのですよ。値段のワリには美味しいし。夜も安くて一品が値段のワリにボリュームがあるので、飲み代が心もとないけどお腹いっぱい食べたい場合に重宝しています。
季節柄鍋がありまして、どれか食べようという事になり、ご飯氏の要望で山形風芋煮鍋を注文。ここで〒さんが挑戦的に(ワタシにはそう見えた)言うには
『宮城風芋煮と豚汁とどこが違うんですか?』

最近は随分と認知度も広まっているかと思いますが芋煮会。東北地方(主に宮城と山形)の秋の風物詩、そろそろ俳句の季語にもなっているのではと思われます(…と思ったらホントに季語になってるっぽい)
その辺の河原やキャンプ場、時には会社の敷地内やグラウンドなどで、皆でワイワイ里芋に肉や他の野菜がどっさり入った汁を作って食べるのです。最近はバーベキューなどという高級なモノも良く出没しますが、私が小さい時は芋煮を食べた後に、鍋をかけていた焚火に突っ込んでおいたサツマイモをデザートに食べるってえのが常道でした。

この時期になるとキャンプ場等のアウトドア用敷地はもちろん、その辺の河原の近くの商店で、無料で鍋を貸し出したり薪を売ったりします。つーかコンビニで普通に薪が積まれます。うちの近所のコンビニにも薪がある事もあります。山に近くなるにつれ、みかけるコンビニに積まれた薪の山が段々大きくなっていったりします。ホントよ?
このように、東北では『芋煮会』は生活に密着した行事なのです。どの位生活の一部かというと、学生時代にアルバイト先で関西の方と話すまで、芋煮会は全国行事だと信じていた位です。『芋煮』という言葉自体知らない人がいるという事実は、私の常識がひっくり返った瞬間でもありました。ああー常識ってモロい。モロすぎる…。

前置きが長いですねー。やっと本題。
同じ『芋煮』でも宮城と山形では違います。芋は共通で里芋(ジャガイモじゃない所が通)なのですが、宮城は豚肉で味噌仕立て、山形は牛肉で醤油仕立てです。でも宮城風芋煮と豚汁とはちーがーうーのーよー。どんなに味が似ていても、私も間違って豚汁とか言っちゃったけどちーがーうーのーっ! だって里芋いれるもんっ! 山形風だって飯にかけたら牛丼つゆだくみたいな味じゃんかーっ!
他県出身の〒さんに「芋煮は山形風のが好き」と言われて、地元民としてちょっと悔しいしばたさんでした。でもなー、山形ってショベルカーで芋煮を作る所だからなあ。その辺は負けてるよなー。材料トン単位だもんにゃー。

等と芋煮談義に華を咲かせ、〒さんとご飯氏のK-1関係のグチを素人しか出来ない無責任さで聞いたりしていました。サイもえ後の、ご飯氏ザクバズーカを自宅に持ち帰る話も泣けるっつーかなんつーか。色々と大変だったらしいです。
この頃トリビアの泉観られないんですよー、だって裏番組で『相棒』やってるんだもんという話から、ご飯氏と水谷豊ナイスっ!で意気投合後(まさか水谷豊で盛り上がるとは思わんかった)、最近のトリビアは以前より面白くないという話から、深夜からゴールデンに番組移るとつまらなくなる番組多いよなという流れになり…。そこで私が
「以前やってたダウンタウンとウッチャンナンチャンの番組もそうだったよねー」
と言ったら驚く2人。
「あの2コンビが一緒に出ていた番組なんてあったんですかっ!?」

この時は番組名をド忘れしてしまいましたが、解散後の帰り道で思い出しました。ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、清水ミチ子、野沢直子が組んでショートコントやトークや楽器演奏を繰り広げていた、今ではとっても信じられないような豪華な番組、それが
『夢で逢えたら』
記憶違いがあったらしく、本放送が深夜から移った事はなかったようです。ただスペシャルをゴールデンな時間帯にやった事はあったハズ。
1988年10月から1991年11月までの放映のようですから、ご飯氏や〒さんが知らないのもムリないかも。深夜番組だし。ちなみに『夢で逢えたら』の後番組が『夢がMORIMORI』でしたっけ。今観ても非常に面白いと思うので、ぜひCS辺りで再放送をして欲しいものです。ミドリとか皆死んじゃえばいいんだーっ!コントとか、あいつの名はポリスマンとかまた観たいのう。

まあこのような話をとりとめもなく話しながらまったりし、解散後に寄った本屋で鋼の錬金術師を全巻ゲットして、ホクホクしながら帰ったのでした。あー萌え萌え。

看病に疲れた心が非常に癒されました。あーりがとうっ♪

2003年10月25日(土) 最近の萌え萌えくん

今週の水曜日、某朝日テレビに殺意を抱きました。

日本シリーズで阪神が勝ったのに勝ったのに、星野監督のお立ち台インタビュー中にCM入れやがったし! その後の藤本のインタビューもCMで切りやがったし! そのCMがまた同じモンを2度も流したりして、スポンサーの会社を不買運動したろうかと思ったくらいに心象悪くしたし! その後のニュースステーションでもインタビュー全部流さなかったし! 何より『相棒』休止にしたしっ!!
思わずTV局に電話してやろうと思ったのは、ワールドカップ時のトルコ3位表彰をカットしやがった某フジテレビ以来です(未だに根に持っている)

というワケで、トリビアの泉を捨てて現在萌え萌えで観ているのは、テレビ朝日で放送中の水谷豊、寺脇康文主演の刑事ドラマ『相棒』。去年の同じ時期にもやってた同名ドラマの続編となります。
同じく水谷豊ファンのご飯氏は相棒をビデオに録っているそうですが、家では家族全員水谷豊の出ているドラマのファンなので、この時間は揃って観ています。その光景は一昔前の家族の団欒を見ているやう。トリビアはビデオに録ってまで観る気はしないんだよねえ。

詳細なストーリーは公式サイトを参照して貰うとして、水谷豊演ずるキレすぎる変人であるせいか出世コースから外れたエリート片山右京と、寺脇演ずる「おひとよしで熱血漢で単純明快でオッチョコチョイな刑事」(と、公式サイトにあった)亀山薫の2名だけの、別名『警視庁内の陸の孤島』特命係の活躍のお話。
『踊る大捜査線』に代表されるような、いかにも大きいお姉さんが好みそうな男のドラマ…っぽいけどちと違う。

このシリーズ、元々は土曜ワイド劇場で1年に1作放映していた2時間ドラマが元です。2時間ドラマ分は全3作。どれも面白かったのだけれど、連続ドラマになっても中々に面白い。
1年に1作しか放映しないドラマの連ドラ化だというのに、2時間ドラマ時代の話をそのままほとんど説明をせずに使用する大胆さがたまりません。去年の連ドラでは、2時間ドラマの第2作目犯人役、亀山の友人で職業検事、趣味連続殺人の生瀬勝久演ずる浅倉が、刑務所内に居る設定となってさりげなく出てきてニヤリとさせられました。
この生瀬の怪演が光る浅倉、今シーズンでは死刑囚として登場し、脱走して海に飛び込み消息不明中です。行きがけの駄賃とばかりに自分を殴った監視官を殺していく辺り、私的に大好きなタイプです。彼はこれからもバリバリ(?)出てくるでしょうから生瀬ファンはとにかく観とけ(いるのか?)
連ドラからの設定の岸部一徳と水谷豊の元上司部下関係も楽しいし美味しい。親父好きも観ましょう。
右京と亀山の絶妙な掛け合いがポイントなのは勿論ですが、意外と推理ドラマとしても楽しく観られます。なのでミステリー好きも以下略。

つーか何はさておき水谷豊ですね。飄々とした奇人、実は正義感てな人物を演じさせたら彼の右に出る人は居ないでしょう。浅見光彦シリーズだって水谷豊が最高なのよー! 辰巳琢郎や榎木孝明や(好きだけど)沢村一樹(結構似合ってたけど)ではダメなのよー。
長年の水谷豊ウオッチャーとしては外せない一品。それが『相棒』です。

野球で1回飛んだために、前作で解散した特命係が復活した所で終わっているので、今度トリビアがつまらなかったらぜひ観てみてね。地味なドラマだけど損はさせないと思います。…多分(弱気)

うーむ、やっと日記ペースになった。これで次の更新が土曜日だったら大笑い(笑えません)

2003年10月27日(月) 内弁慶シリーズ

福岡ドームの試合の方が多いのが気がかりだったんだよなー。くそっ。
つーワケで、日本シリーズはホークスの優勝ってコトで、今日はニュース観てませーん。明日も明後日もしばらくはスポーツニュースなんか観ないわっ。わたしゃ臭い物に蓋をするタイプなのよー!ぷんぷん。

新聞での解説に『内弁慶シリーズ』と書いてあったのですが、ここまで見事に自分のホームグラウンドでしか勝たないと、『引きこもりシリーズ』でもいいんじゃないかと思いました。ああ甲子園が4試合だったなら、結果は逆転してたかもー。18年前の日本シリーズ制覇時の記憶でも反芻して心慰めよっと。第4戦での長崎の満塁ホームランは凄かったねえ(遠い目をしています)

星野監督は辞任を正式に表明したようですが、後任の岡田は2軍監督として渋い功績を残していたりするので、来期もワリと期待しています。

阪神勝たないとスポーツニュースが観られない、野球ファンではないっぽいしばたさんでした。
ただのミーハーなのよ。ほっといてーっ!

2003年10月28日(火) 題名だけで満足?

私はよく映画や本の題名だけを見て、勝手に想像を暴発させて失敗をします。

例えば『レイズ・ザ・タイタニック』という映画は、『レイダース 失われた聖櫃』の事を指しているのだとしばらく信じていました。どこでどうやったら混同出来るのか自分でも不思議です。題名を見て、どうしてタイタニック号を思い起こさなかったのか、当時の私? そりゃ上映年代は似たようなモンみたいだけどさ。
また、『炎のランナー』という映画はソ連製作だと思っていました。内容もソ連の軍隊がどーのこーのという話に違いないと勝手に想像していました。炎で赤だからだったのかしらん?
この映画は好きなだけに、実際の内容と違うコトを想像して納得していた自分が腹立たしいです。
しかし『ソ連』って今となってはすごい古い言葉の気がするねえ。

お間抜け自慢は置いといて。
本題は『題名が大好きな映画(とか本とか歌とか)』について。
私には、題名がステキすぎて自分のイメージを壊したくないわーっ等と思っちゃって、未見の映画があります。機会があったら見よう見ようと思いつつ、いざ手に取ってみると「また今度でいいや」ってヤツ。今更面倒ってのもあるんだけれど(ダメじゃん)

そのひとつが『セックスと嘘とビデオテープ』
もう『セックス』に『嘘』、おまけに『ビデオテープ』ですよ? 何かこうエロティックかつ空虚で乾いていて、最上級の三大噺って感じが想像力(この場合はきっと妄想が近いだろう)をかきたてられたものです。
これは予告編だけは映画館で観ていて、これがまた雰囲気たっぷりで良かったんですよねえ。予告編が最上級の出来で本編がヘロヘロってのも多いので、予告が良かったのも未見の理由かも(ラストエンペラーには泣いたよ。予告編面白かったなあ…)
これは映画館まで観に行こうと思っていたですが見逃してしまって、どうもビデオを借りて見る気もしなくてそのままです。この題名の、空虚で投げやりな感じがするワリにはねっとりしつこそうな感じが妙に好きです。

もうひとつは『飛ぶ夢をしばらく見ない』
これは本当に好きな題名。山田太一の小説だそうで。
私は映画紹介か何かで見かけたと思うのだけれど、実は何処でこの題名を知ったか覚えていなかったり。もしかしたらレンタルビデオのラベルからかもしれません。
映画の方はアレでソレらしいので、勢いあまってレンタルしなくて良かったと思いました。
愛した女性がどんどん若返っていくっていうのは、珍しくないシチュエーションな気がするのだけれど(『世にも奇妙な物語』にもあったと思った)、題名がいいわーやっぱり。この題名だけで2,3日は想像して楽しめます。奇妙に懐かしくも泣きたくなるような郷愁とか愛惜を感じますね。
ほら、ワタシ情緒豊かだから(間違った方向にもな)

妹のお勧めの題名は(これは中身も読んでいたハズ)坂口安吾の小説から『私は海をだきしめていたい』
「だって海を抱きしめてみたいだよ? ステキすぎるっ!」とは妹談。我が妹ながら渋い選択です。
しかし彼女が坂口安吾を読んだきっかけは、「桜の樹の下には屍体が埋まっている」という有名な一説が、『桜の森の満開の下』の中の文章だというありがちな勘違いからだったコトを私は知っている。何故なら私もそう信じていたから(恥ずかしいのう)
ちなみに正解は梶井基次郎で『桜の樹の下には』の一説。短いけれどハイテンション(?)な一篇です。

あとはー。谷山浩子の(これはちゃんと聴いている)『冷たい水の中をきみと歩いていく』もいい。
どうも私は長いドラマ性のあるモノが好きらしいです。そして暗くて冷たい雰囲気のが好きっぽい。一言で言うと怪奇趣味。日本語の題名以外思いつかない所が、英語の出来ない古い日本人って感じですね。

という辺りで久々に募集してみよう。「貴方の好きな題名を教えてください」
理由はないけれど、中身は面白くないけれど、でも何となくとっても好きってのがあったら教えてね。

2003年10月31日(金) CDも買ってやれ

眠ーいですが、〒さんが掲示板で面白いネタを振ってくれたのでちょっとだけ。観ましたよ、タモリ倶楽部。

どうやら現在2chで大人気らしいブレイク工業社歌(〒さんが掲示板に張ったリンクと同じ物。音楽が鳴るので注意)
元々は流浪の番組タモリ倶楽部の『マイナーキャンペーンソング大賞』のエントリー曲で、見事大賞を射止めました。10/23放送分の事ですが、こちらでは昨日の10/30に放映されました。一週間遅れだったのか。知らなかった。

大賞に相応しく、串田アキラが歌いそうな戦隊物っつーか宇宙刑事物っつーかマジンガーZと言うか、そんな感じの曲です。
ブレイク工業の広報の方曰く、『ミュージシャンになり損ねた営業』が歌っているそうです。現在社外には配布はしていなくてお客様にも配っていないそう。『客先配布用にはバラード調の物を考えている』んですって。でもこっちの方が絶対評判いいと思うな。
社歌に合わせたプロモーションビデオも中々カッコいい出来栄えでした。
しかし『協力サポートいたします』と下手に出ているワリには『家を壊すぜ! 橋を壊すぜ! ビルを壊すぜ! 東へ西へ』って…。まるで悪役怪獣のようです。

上記ページでも歌は流れるのですがアクセス数が尋常ではないせいか、私の環境では歌は途切れ途切れになっています。現在11/1の4:21ですが(なのに日記の日付は10/31)本日分のカウンタは12000ヒットオーバー。放映一週間も経って4時間でコレは凄すぎ。
私のように公式ページで曲がマトモに聴けない人は、ここにこっそり飛んでみて下さい。何時までリンクが生きているか分かりませんのでお早めに。

この『マイナーキャンペーンソング大賞』他にも秀作が目白押しで、『ナメナメ〜クジクジ〜』…みたいな感じのナメクジ除去剤の歌や、カントリー調っつーかなんとも気が抜ける『岡山の地産地消(岡山の物を岡山で消費しようというコトらしい)ソング』とか、ロスプリモスが歌っているムード歌謡調の青森県百石町のキャンペーンソング『北緯四十度四十分』とか(ニューヨークと同じ緯度らしい。詳細はここを見てみよう)、世の中の広さを知りました。お魚天国どころではありませんね(でも、これも元々は探偵ナイトスクープからのヒットだと思う)

ブレイク工業の社歌を会社のサイトからダウンロード出来たようですが、今は余りの反響の凄さで中止、その代わりCD化に鋭意取り組み中だそうです。売れるといいねえ。

解体〜解体〜一役買いたい〜♪


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