日々是平安

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2006年2月2日(木) 熱烈すぎる

月曜日はありえないほど暖かかったと思ったら、水曜日は大雪でした。
ホームに電車が止まっていたので、慌てて階段を駆け降りましたが間に合いそうにありません。そこで私は何を思ったのか、階段の途中から(と言っても3〜4段分)飛び降りました。
結果はしっかりコケて、目の前で閉まる扉の中の皆様の注目を浴びましたとさ。コートを着ていたおかげで大したケガはありませんでしたが、ちょっと膝が痛いです。しくしくしく。要らん恥かいたわ、しくしくしく。
去年の冬も通勤途中にコケたんだよねえ。

そんな雪の中、おねこさまの病院待ちから帰ってきた所です。
夜中らしく固まった雪はガリガリ且つテカテカに凍っていて、ハンドル取られながら運転してきました。圧雪怖いよ。
てなワケで持病以外に内臓も色々ガタが来ているようですが、ゆきこさんはまだまだ頑張っています。


最近、さきこさんから熱烈なメイルが届きます。多い日には1日10通ほど届く事も。
でもこっちは会社があるんだからさー。朝に会いたいって来て、一人で何故連絡くれないの!?と盛り上がられても困るんだけどなー。それより何より、私女ですがそれでもよいのですか?
私に夢中らしいさきこさんからのメイルの全容はスパムメールコレクション全リストが見られます。
全部揃えると59通あるらしい。金なら1枚銀なら5枚?

これまでも、女子高の保健室から身体検査のお知らせメイルが届いたり、見たコトのない妹からお兄ちゃんと呼ばれてみたり、巨乳の姉妹に誘われてみたり、大人のおもちゃから商品発送のお知らせを受け取ったりしましたが、ここまで熱烈に思われたのは初めてです。

これがホントだったら女冥利につきますな。つーか、どうせなら女性向けに純朴そうな男性からの熱いメイルを貰いたいものです。
そろそろやりませんか?(誰とはなしに)

2006年2月4日(土) 他のツイズイを許さぬ弱さ

三日に一度子猫にさらわれるー♪
ってなワケで、mixiにてひざさんが紹介してくれた『やわらか戦車』の唄が頭から離れません。
『やわらか戦車』 『やわらか戦車2』

なんつーか、FLASHもやわらか戦車自体も可愛いのですが、バックに流れる唄がグルグル度高くて、ふと気が付くと『生きのびたいー』とか歌っている自分に気がつきます。
いやもう、やわらか戦車。欲しいですね。でもひびきさんの言うとおり、ついつい指でつついて泣かせちゃっては喜んで、腐らせちゃって号泣ーってコトになりそうです。

中毒度といえば、同じ方の作品の『くわがたツマミ』も中々です(いきなり音楽が鳴るので注意)
ママが人間でパパがくわがたなツマミちゃんは、何でもつまんじゃうキュートな女の子。くわがたと踊るツマミちゃんにぜひ癒されて下さい。

頭の中で『ツマミにつまませて♪』ってグルグル回っちゃうけどね。

2006年2月8日(水) どうしよう…

mixiでカタルさんが紹介していたおたく度チェックをやってみたのですがー。

あなたの総合おたくパワーは1049パワー です!
詳細は次の通りになっています。

マニア度 171パワー
危険度 171パワー
萌え度 184パワー
煩悩度 170パワー
さわやか度 -30パワー
迷惑度 140パワー
潜在能力 243パワー

あなたのマニア度は171パワー !手の施しようがありません。
もはや何を言ってもムダですね。あなたはあなたの道を突き進んで下さい。
それが神に与えられたあなたの使命です!

あなたの危険度は171パワー !超キケン人物です!
もはや止めません。と言うより、止められません。好きな事をやって下さい。
どうせやるなら歴史に残るような大きい事をやるのもいいかもしれません。
当方は一切関知しませんが・・・。

あなたの萌え度は184パワー !萌えに萌えています!もうヤバいくらい!
あなたにはもう現実の女性は見えていない事でしょう。でもそれでいいんです。
そのキャラは一生あなたの恋人でいてくれますから!

迷惑度140パワー !あなたの迷惑度はノストラダムス級です!
1999年に世界は滅ぶと言われて、お金を使いまくったり、
犯罪をおかした人は何人もいる事でしょう。あなたの迷惑度は
それと同じで、他人にまで大きな影響を及ぼす程強大です。
その力を下手に使うと某宗教団体のようになってしまうので、
取り扱いには十分ご注意を。

あなたの煩悩度は170パワー !あなたはとんでもない煩悩の持ち主です!
108つの煩悩を除夜の鐘で祓うと言いますが、あなたの煩悩はそれだけで消えるようなものでは無いでしょう。むしろ、あなたのエネルギーは煩悩にあるといって過言ではありません。それを失う事は死を意味します。
そうならない為にも、このまま煩悩で生きていくのが良いでしょう。

あなたの潜在能力は243パワー !素晴らしい才能です!
あなたはオタクとしての才能を誰よりも強く持っていながら、それがまだ眠っている状態です。
さあ目覚めるのですしばたさん。オタク社会はきっとあなたを快く迎え入れてくれる事でしょう!


えーと…。もしかして色々と終わってる??

2006年2月9日(木) 向き合いの中から生まれるもの

YAHOOトピックスで紹介されて話題ふっとうですから、タイトルを見てピンと来る方もいるかと思いますが。
イラク人質事件の今井紀明さんが、事件の際に実家に届いた匿名の手紙をブログで公開しています。
批判、中傷の手紙を公開 イラク人質事件の今井さん(Yahooニュース)
向き合いの中から生まれるもの、それは対話
上記URLだとアクセス集中のため表示出来ない場合は、DoblogのTOPページの『人気ブログランキング』からだとアクセス出来るようです。

一通り読んでみた限りでは、匿名の手紙ならこんなものなんだろうなあって感じです。当時マスコミや政治家まで言っていた救出費用を返還しろとの要求とか、親の育て方が悪いとか、批判にかこつけた自分語りとか。
私自身、当時は迷惑なやっちゃなーなどと思っていたし、『また行きたい』との言にはあきれたものでしたが、それをわざわざ手紙を書く手間をかけてまで意見するってのが分からん。意見するのはともかく、匿名で吐き出すってーのが分からん。

身の回りの人相手に評論家気取りで論評するってのは自分もよくやるコトで、あまり褒められたものではないと思いつつもやっちゃう気持ちはよく分かります。ぶっちゃけ娯楽になっている事も否定出来ない。
でも本人に面と向かって意見するのに匿名ってーのがなあ。相手が反論したくても出来ない位置で、言いたい事だけ吐き捨てて何が楽しいのかしらん?
ネットの匿名掲示板と一緒だとの意見もあるでしょうが、批判する側の意見も反対意見も、平等に不特定多数の目の前に提示されるだけ、ずっとマシではなかろうか。
一対一の土俵に無理やり乗せておいて、自分の正体だけは隠しておきたいって陰湿です。

批判の意見に、『周りの人が』『みんなが』『国民が』そう言っている(思っている)と、いかにも皆の意見を自分が代弁しているみたいなのが多いのも気持ち悪い。すみませんが、私は『皆』の内から抜いておいて下さいと後ろから声をかけたくなります。まだ誹謗・中傷だけの手紙の方がすっきりしている。
したり顔の善意の人って醜いものだなあと思わずにはいられません。

…と、匿名批判手紙にはめっちゃ腹が立つのですが。
今になって公開する事にした理由が不明瞭で、こちらも気持ち悪かったりします。匿名の手紙とはいえ信書を公開するのはいかがなものかという話ではなく(公開された人が訴えたってーなら別だけど)、ブログのタイトルに『向き合いの中から生まれるもの』とあるのに、今井さんの顔がちっても見えて来ないのに、尻がむずむずするというかもにょるというか。
『批判的、好意的なコメント両方を受け取ります。』
と言われても、その手紙を読んでどう思ったのか、公開して広く意見を求めてどうするのか、何を訴えたいのかちーとも見えて来ない。
ニュース記事での『気持ちに一つの区切りがついたからと説明』では分からないし。

『事件については誤認も多く、問い直すきっかけになればと思っている。家に届いた手紙の約9割は匿名。批判するのは構わないが、匿名はフェアではない』
との意見はもっともだと思うけど、どう誤認しているのか語ってくれなければ、メディアを通じてでしか事件を知らない身としては判断が出来ないっすよ。
もうひとつのブログ、『今井紀明の日常と考え事』も見てみましたが、どこをどう誤解されているかへは言及していないしねえ。まあ、これから経緯の説明も載るようなのでそっちに期待。

本人が出れば祭りになりそうではありますが、仮にもジャーナリストなら、そうなる事は初めから分かっていた事だと思います。
せっかく自分の意見を全世界に向けて発表出来るツールがあるのですから有効に使って貰えたらと思います。全世界の人が自分で判断出来るように。


堅苦しい話だけでは何なので。
超女王からエロバトンを渡されたのですが、ここの日記で公開してよいものか悩んでいます。
やはり18禁ページでやるべきでしょうか?

2006年2月11日(土) 開会式の華

今、眠い目を擦りつつ、トリノオリンピックの開会式を見ています。
私は開会式が…というより入場行進を見るのが大好きです。それも夏より冬のオリンピックのが断然好き。冬の方が、選手団のファッションを眺めるのが楽しいんですよ。

今年はダウンジャケットやスキー服っぽいのが多くて残念ですが、冬の開会式の目玉といえばオーバーコートですよ奥さん!
国の威信をかけたような仕立ての良いコートに帽子、華やかさを加える国旗の色のマフラーと手袋。デザインもさる事ながら、色のコントラストやマフラーの巻き方など見所満載! ジャンパーだと、どの国も同じ感じになっちゃってつまらないんですよねえ。
ざっと見た所、コートだった国はイギリス、フランス、モナコ、ルーマニア、スロベニア、カザフスタン、リトアニア他2,3国(始めの方チェックしてなかった)少ない。

私的にダントツだったのはイギリスでした。お洒落且つシンプルなコートに品の良いマフラー、フォーマルな帽子とさすが紳士の国って感じ。フランスもお洒落だったなあ。スロベニアの白いコートに草色のマフラーも可愛かった。国は分からないけれど、ダークな色のコートに鮮やかなオレンジの手袋ってのが印象的でした。
日本は襟に赤いアクセントがついた白の上下でしたね。つまらんー。次はカシミヤのコートにしようぜ。
もこもこの防寒服に、民族風な帽子の組み合わせってーのが見られるのも冬季オリンピックの楽しみ。今年はモンゴルの毛皮の帽子が可愛かった。ちょっと欲しいかも。

今までで一番度肝をぬかれたのは、健在だった頃の旧ソ連でした。毛皮のロングコートに毛皮の帽子、女性はマフを見につけた大選手団は圧巻でした。
今年はジャンパーになっていてちょっと残念です。イタリアもコートじゃなかったしのう。
多分防寒具としてはジャンパーの方が温かいでしょうし、予算的にも安く済むのでしょうが、思わず『欲しいーっ!』と思うコートの数々が少なくなったのは残念です。

さて、現在5時半なのですが。今日は8時前に起きてゆきこさんを病院に連れていかねばなりません。
聖火が点灯されるまで起きていようか寝ちまうか。さてどうしようー。

2006年2月18日(土) Xゲームといえば

眠い目をこすりながら見ていた冬季オリンピックの開会式から一週間。日本選手は大分苦戦しているようですね。
ほんっとーに後一歩の所でメダルを逃したり、うっかり失格になってみたりと話題にことかかないですが、後半戦も頑張って貰いたいものです。

マイナーな競技が見られるのもオリンピック時期の楽しみ。バイアスロンとかカーリングとか。今、カーリングを見ていましたが、強豪のカナダ相手に引けを取らない試合っぷりに集中して見てしまいました。堂々の勝利を収めたねえ。『氷上のチェス』との異名通り、さっぱりルールは分からないんですけどね。
まだまだ厳しい道のりですが、決勝リーグに行けるといいなあと思うです。

オリンピックで苦戦したといえばハーフパイプ。ワールドカップでの勝利報道や、兄弟で表彰台だ!等と、やたら高い前評判に、そんなにすごいのかーと思っただけで、肝心の演技を見た事がありませんでした。
今回初めて見たワケですがー。素人目から見ても米国との差は歴然で、何でこれでメダルが取れると思ったんだろうとか考えてしまった、無責任な外野の私でした。

マスコミが騒ぐのはまだ分かるけれど、選手やコーチたちまで楽観視していたとしたらちょっとなあ。
アメリカの選手たちがワールドカップではなく、賞金がかかる国内大会で活躍しているとの事ですが、TVで放映されているのだから、いつでも彼らのプレイを見る事が出来るだろうし、生で観戦する事だって出来るのでは。今回のメダリストたちの演技を知らなかったなんて事がある訳ないと思うんだけど。
あの自信マンマンな発言と、実際のレベル差のイメージが違いすぎて、見通しが甘いと思うより『何で?』と疑問の方が強いです。
それにしても『世界杯』なのに、世界のトップレベルが出て来ないってーのは看板に偽りありって感じですねえ。

米国の選手たちが参加するTVショー的な要素の濃い大会として『Xゲーム』が挙がっていました。
このXゲーム、私が最初に知ったのは偶然見たCSでの放映でした。ラスベガスだかでやっていたインラインスケートの大会の様子を放映していたのです。
その時見てかーなりビックリさせて貰ったのが安床兄弟の大活躍。放映した大会は、1位が弟の武士で2位が兄の栄人でした。確か、初めて兄を抑えて弟が優勝した大会とか言っていた様なー。
予備知識が全然なかったので、日本人がこんな所で活躍していた事自体に驚いた次第。

この時の武士くんの滑りにはもう。びっくりしたというか何というか。
ジャンプの高さと滞空時間、空中での優雅な姿勢に、人間って空を飛べるんだと真面目に感動したほどです。空中を飛ぶ姿は、他の選手のどんな技よりも印象的でした。
メガネをかけた普段の姿が、スポーツとはあまり縁がなさそうに見えるのがまた…。
てなワケで、私は弟のファンなのだった。
そんな安床兄弟の勇姿は、こちらのページで見られます。右端メニュー中ほどの『VIDEOS』からどうぞ。

成田夢露が賞金レースに参戦する気らしいとの事。4年後には、初めて安床兄弟を見た時の感動を思い出すような選手に育って欲しいモンです。頑張れや。

2006年2月21日(火) 3年目にして

昨日、サイト開設3年目にして初めて掲示板に宣伝書き込みがやってきました。それも外国の。最近KENT WEBの掲示板が標的になっているとの話を見かけましたが(ソースは忘れてしまった)、どうやら本当だったようです。
いやー、英語の文を見た時は何事が起きたかと思いましたよ。さっそく検索避け入れときました。

もう削除してしまったのですが、こんな書き込みでした。

Professor you were right about everything I dont belong here I online casinos his shoulder read Special Security Officer He was a 47-year-old jerk .

『online casinos』に怪しいURLが張ってあったです。
excite翻訳に突っ込んでみた結果が以下の文。

ここで、彼のものが背負うIオンラインカジノは安全担当官をSpecialに読み込みます。教授、あなたがまさしくすべてに関して、私がdontに属するということであった、彼は47歳のアホでした。

えーと、彼は教授でオンラインカジノの安全担当官で47歳のアホなんですか?

初めての経験でワクテカでしたが、毎日こんな書き込みがあったらウザいでしょうねえ。
一回味わえば沢山なので、もう来なくていいです。

2006年2月23日(木) 日本の国防はー

なーんて嘆いてみたくなったニュース。
<海自機密データ>「極秘」暗号書類などネット上に流出
海上自衛隊の「秘」情報、私用パソコンからネット流出

防衛庁などによると、流出した資料は、海自佐世保基地(長崎県)に配備されている護衛艦「あさゆき」の電信室所属の通信員が所有するファイルとみられ、私用パソコンからファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を介して流出したらしい。

てなコトで、またしてもWinnyへの流出なようです。
マル秘扱いの資料をWinnyなんぞをインストールしているPCに保存する事からして言語道断だけれども、それをやったのが電信室所属の通信員ってーのが頭痛い。海自の通信員といったら情報のプロじゃないの? プロがWinnyのウィルスごときに感染してどうするの? 無能もいいトコロだと思うぞ。
大体、何で私用PCに暗号関係文書や船舶電話番号乗員名簿を保存する必要があるのだろうか。友人にでも見せびらかすつもりだったのかしらん。
非常識にもほどがあるっつーか、ちょっと信じられないモラルの低さにどビックリです。目の玉ポーンって感じ。

Winnyを介して流出した場合、事実上、データをネット上から消去することが出来ないため、海自は22日からコールサインや乱数表などを変更した。

とのコトで、海自もご苦労様です。というか、頼むから機密保持は徹底して下さい。危機管理能力が低いなんてモンじゃないです。


ここ最近騒がれている堀江メール(リンク先はPDFファイル)
自民党への爆弾かと思ったら、どうやら自爆しちゃったようですね。ネット上での真贋鑑定では、かーなり偽物っぽいとの意見が多いようです。
謝る前にケツを出せ: 「堀江送金メール」検証
404 Blog Not Found:「堀江メール」の真贋鑑定

まあ実際のトコロは分からないのですが、電子メイルをプリントアウトしたものを、それも最初から塗りつぶしがあった文書を(情報提供者が塗りつぶしていたのは上から3行だけだそうですが)、よく信じる気になったよなあ。
Subjectの『至急』なんて、一日何千通ものメイルを捌くような人が付ける物とはとても思えない。普通なら『【至急】○○の件』とか書くんじゃ?
こんな内容の分からない件名じゃビジネス文書として失格、掲示板における『教えて下さい』『助けて下さい』な件名に匹敵するダメさ加減です。
それにメイルを使い慣れている人なら、まず最初に『堀江です』とか何とか名乗りを上げて、最後はシグネチャで〆るんじゃないかしらん?

告発した議員さんてばまだ若いのに、メイルのやり取りとかした事ないのだろうか。
百歩譲って本物だとしても、情報提供者自身の声明でもない限り、それを証明するのは難しいってー事に頭が及ばなかったのだろうか。せめて本命の金銭の流通経路の裏を取る位しようと思わなかったのだろうか。
勇み足にしてもあまりにオバカさんで、同情する気にもなれません。

こういう話を目にすると、国会議員って世俗に疎いなあと思うですよ。2ちゃん辺りでで情報の真贋能力を鍛えた方がいいやもしれんと思う今日この頃。

2006年2月26日(日) やったね!

ちょっと遅くなってしまいましたが。荒川静香金メダルおめでとー!
『金メダルだってよ!』の声で起き、慌ててテレビを付けて表彰式を見ましたよ。

正直、SPでの滑りはスルツカヤ、コーエンに比べたら落ちるなあと思っていたので、まさか金を取るとは思っていませんでした(失礼なヤツ)
上位2人が自滅した感もありますが運も実力の内ですし、何より荒川選手のフリーの演技は見事でした。スルツカヤへ与えたプレッシャーは相当なものだったでしょう。
取るべくして取った金メダルだと思います。

それにしてもコーエンは、運がないというかガラスの心臓というか…。シルバーコレクターの異名を今回も発揮するとは。SPの滑りが素晴らしかったので、2回の転倒は勿体無かったですな。
個人的にはスルツカヤに金を取らせたかったけれども、彼女まで転ぶとは思いもよらず。演技も精彩に欠けていたし。オリンピックの重圧って凄いんだなあと改めて感じました。

村主もメダルには届かなかったけれどよくやったと思います。この人の、ここ一番での勝負強さが好き。しゃべりは苦手だけれど。
安藤のフリーの演技はアレだったけれど、地力はある選手だと思うので次を頑張って欲しい。ぶっちゃけ好きな選手ではないんだけどね。このままで終わらないで欲しいと思うのもホント。

それにしても『日本人は手足が短いから芸術点は取れない』とか言われていたのに、荒川や村主のように、思わず見惚れる演技をする日本人が出てくるとは隔世の感があります。両選手ともスタイル良くて見栄えがするしねえ。ちょっと感無量。
…ではありますが。

お年寄りとしては、伊藤みどりのジャンプを見た時の驚愕を忘れられないワケですよ。
表現力や芸術性で劣っていようが、足が太くて見栄えがしなかろうが(大失礼)、驚異的なジャンプの高さと飛距離、他の選手が遅くて見ていられなくなる位のスピード、テイクアウトから着地までの流れるような美しさは未だに世界中の誰も追いついていないと力説する次第です。ジャンプだけのように言われていますが、スピンもステップも上手かったんですよ。
今では甲高い声のエキセントリックな姉ちゃんではありますが、伊藤みどり出現の前と後では、世界の女子フィギュア界の流れが変わったと言われるくらいの衝撃を与えた選手だったんです。いやマジで。

今の日本のフィギュア人気の元も彼女が作ったようなモンだと思う私は、そうだよ、伊藤みどりマンセーなんだよ。
いいの。あんなのフィギュアスケートじゃないとか、体育会系とか言われても。それも含めて彼女の演技が好きなのよーっ!(しばたさん魂の叫び)
彼女は小学生の頃からジャンプの凄い選手と注目されていましたから、ずっと見てきた身としては応援せずにはいられません。

そんなみどりちゃんの滑りを見たい方は、以下のURLへどうぞ。

ttp://www.youtube.com/watch?v=B2TW9egpud0&search=ito%20midori
1988年カルガリオリンピック時のフリー。ラストの2アクセル後のガッツポーズが好きなんだよねえ。
この点数で5位だったのは規定で出遅れたから(10位くらいだったようなー)
当時はSP,FPの他に氷の上の線に沿って図形を描くという規定演技があって、みどりちゃんは苦手だった。その後規定がなくなって優位になると言われたけれど、その分期待をかけられすぎて大変だったような感じがします。芸術点にも泣かされたよ。

ttp://www.youtube.com/watch?v=m7SKYJ1p64k&search=ito%20midori
1989年世界選手権優勝時のフリー。世界選手権での女子初の3アクセル。
驚異の技術点もさる事ながら、海外の観客の沸きようと花束攻めが嬉しい。
個人的には2位だった1990年の世界選手権での演技が、プログラム共々好きです。

おっと、荒川選手おめでとう日記のつもりが、すっかり伊藤みどりマンセー日記に。
ここは三つ子の魂百までってコトで見逃してください。

2006年2月27日(月) よくがんばった

今日の日記は、景気の悪い話題ですみません。
今朝7時頃、ゆきこさんが永眠いたしました。

ここ一週間ほどガタガタと体重が減って、昨日はおしっこも出にくくなっていたので覚悟はしていました。なのでそれほど落胆していません。昨年の彼5月の危篤宣告から復活して、今日までずっと頑張ったいましたからねえ。それこそ眠るように、気がついたら身体が硬くなっていました。
人間の年にして92歳過ぎ。ホンマモンの大往生です。

昨夜(というか早朝っつーか)様子を見ていて、落ち着いているしそろそろ寝ようかと思ったら、こたつの縁で寝ていたゆきこさんがやってきて、膝に身体を沿わせて寝てしまいました。もう遅かったのだけれど、はねのけるのが可哀想でしばらくそのままにしていたのですが動こうとしないので、仕方なく布団を持ってきて添い寝しました。布団がかかっても逃げなかった所を見ると(身体に何かがかかると嫌がって除けていた)、その頃から緩々と死にかけていたのかもしれません。朝起きた時にはまだ動いていたんですけどねえ。
あのまま置いて部屋に戻らなくて良かったです。そうしてたら今頃後悔に暮れていたかと。一匹で寂しく死なせないで済んでホッとしました。

週末はほとんど寝なかったため休養を兼ねて仕事を休み、遺骸の焼却→病院に挨拶→市のペット葬園に骨を預けに行って来ました。葬園には母猫も姉妹もまいこさんも(多分父猫も。野良猫の骨も入るので)、ぞうもキリンもいるので寂しくないかとー。
土日も病院通いがデフォルトだったため、急に時間が空いちゃってどう過ごせばいいのか分からなかったり。定年後のお父さんたちの気持ちが分かりそうです。

とうとうさちこさんの君臨時代がやってきました。病院知らずのまま、しばらく元気でいて欲しいモンです。
尻尾が二つに割れて化け猫になるまで元気でな。


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