「彼は私という人間を見ててくれてるのに」と、くーみんは言うけれど、果たしてそうかな。快感のためのアイテムのように扱ってきたのは、むしろ彼の方では?彼っていわゆる「変態」オンリーで、妥協というものがない(「変態」以外には興味がないのかと思うくらい)。それでも、そんな彼に振り向いてほしくて、最初は泣きながら短いスカートを穿き始めたくーみんだったじゃないか。「変態」スイッチをONにするときがあってもいい。でも、欲望の嵐が過ぎ去ったら、OFFにする(OFFにできる)・・・そんな関係だったら、くーみんもここまで悩まなかったんじゃないかと想像している。 |