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靖子 [バックナンバー945] |
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「大変ご無沙汰いたしました。靖子です」
アッツ様、おはようございます。靖子です。
7月中旬からいっぱい、いろいろなことがありまして、アッツ様には大変ご無沙汰いたしました。
それに言い訳がましいメールにも優しいご返事をいただきまして大変感謝しています。
ありがとうございました。
あんなに愛していただいた八百屋のおじさんが、重い病気になり息子さんご夫婦の住む町へ行き、入院したのです。
露地売りの八百屋のお店も閉じることになりました。
おじさんの状態がどうなのか私は立ち入る立場でありません。
瑞江さんはお隣の関係なので、彼女にお願いしてお見舞いに行っていただいたのですが、息子さんから内臓疾病としか教えてもらえなかったそうです・・・・・・。
おじさんとの関係がいつか途切れるのは頭では承知していましたが、本当にこんなむなしい思いをしたのは、初めてです。
瑞江さんは優しく接してくれていますが、おじさんが二人の間に無い今、あのときのように心が入らないのです。
今年の夏は、そんなふうにして過ぎ、終えました。
先日生理も終わって憂鬱な気持ちも晴れました。
おじさんへの気持ちはまだ捨て切れませんが、新しいものを求めたい思いも段々心の内に湧いています。
取り壊されたおじさんの店舗跡を見てきました。
無いものは無い・・・・・・
そんな現実を見て寂しさとは別に、少し気が楽になりました。
そして4月中旬頃からの思い出がたくさんある道筋を車で辿っていると、5月前後に2度来たことがあるガソリンスタンドに出ました。
このあたりに住む人達相手に営業しているような小さいスタンドです。
走りながら様子を窺うと、相変わらずの小柄な店主の姿が見えました。
(あのおじさんも、私の姿に興味を示してくれたんだわ)
その時のことが頭に巡り、潜んでいた願望が芽吹くような感じがして、肌が騒ぎました。
求めたら叶うかもしれない・・・・・・
声に出さず呟くと、心も騒ぎました。
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靖子、久しぶり。八百屋のおじさん、入院してしまったんだね。気になるところだろうけれど、メールにあったように立場が立場だからね。おじさんについては、息子さんや瑞江さんに任せるとして・・・いけない気持ちがまた芽生え始めたみたいじゃないか。
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靖子 [連続投稿] |
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「不安もあるのに、期待も・・・・・・こんな気持ち、すごく好きです」
県道を反れて農道を舗装したような道筋を走った先にそのガソリンスタンドはあります。
普通車が10台くらい停まれる敷地に小さい事務所と点検サービスエリア、それに新しくない洗車機があるだけのガソリンスタンドで、この周辺の人達を相手に営業している感じのお店でした。
このGSに出向いたとき「期待」を持っていなかったとは言えません。
過去2度、このGSへ来たことがあります。
その時に50代半ばに見える店主から受けた印象は今でも鮮やかです。
日焼けした顔に深い皺、少し垂れたどんぐり目、小鼻の大きい鼻筋、両端が下がり下唇が厚い口元・・・・・・2度目に訪ねたとき、猥褻さが奥に淀んだ目で見られて肌が騒ぎました。それに口調も馴れ馴れしくていやらしく、何を言われるのか分からない戸惑いを感じました。
八百屋のおじさんに誓いを立てなかったら、きっとこのGSのおじさんと良い仲になっていたかもしれない・・・そんな記憶も鮮やかでしたから、正直を言いますと、店舗が近づくにつれて期待に胸が痛くなるほどでした。
県道を右手に曲がりしばらく走るとGSでした。
県道を曲がってからここへ来る途中擦れ違った車は数台でした。
GSにもお客はいなかったのでスタンドの前にゆっくり車を停めると、事務所の中で店主のおじさんが立ち上がる様子が見えました。
それから○○石油のキャップを被ってから煙草を消し出てきました。
私はエンジンを止めて衣服を見ました。
ベージュの半袖ブラウス、濃紺のミニスカートでした。
胸元を見下ろすと乳首の膨らみが見えましたし、ミニスカートの裾から太腿が半分以上出ていました。
この1ヶ月間、こんな格好をしていなかったし、自分の姿なのにドキドキしました。
俯いていたら運転席側の窓をノックされて驚きました。
おじさんが車の後ろを回ってきたので気づかなかったのです。
「やあ、いらっしゃい」
窓を開けるとおじさんが挨拶してきました。
笑顔で見ていた視線が顔からすぐ胸に移ったのが分かりました。
「あの、満タンでお願いします」
「満タンね、ありがとうございます」
返事しながらも視線は胸から下半身を往復していました。
約2ヶ月ぶりのそういう視線は新鮮で強烈でした。
手をハンドルからどこへ移して良いのかも分からないくらいでした。
おじさんは給油のセットすると窓を拭き始めました。
車を回り窓を拭くおじさんの強い視線を感じて身動きできません。
緊張と強い興奮で手の平や額が汗ばみました。
「確か、前に来てくれたことがあったよね・・・?」
窓を拭き終えたおじさんは運転席側に戻ってくると言いました。
その言葉に背筋から腰まで軽い痺れが走りました。
「え?・・・あ、はい・・・」
「だよね、もう3、4ヶ月前だったよな・・・うん、そうだそうだ・・・忘れてないよ、うん」
「そ、そうですか・・・」
「そうさ、忘れるはずがないさ、うん」
おじさんは私の胸を刺すように見ながら言いました。
何を忘れていなかったのか・・・それを思うと息が荒くなりそうでした。
支払いをしてエンジンを掛けたとき、おじさんが窓へ顔を入れるような仕草をして「この次来てくれたら、洗車をサービスしてあげるよ。奥さんだよね、あんた。きっとまた来るよ、うん」と言いました。
車を走らせルームミラーを見ると、おじさんはいつまでも私の車を見ていました。
羞恥と緊張が少しずつ解れる代わりに快感が全身に広がりました。
快感の中には期待の悦びもありました。
八百屋のおじさんと出会った最初のころに言われた言葉を思い出していました。
「奥さんだって、見られたいんだろう?」
八百屋のおじさんの言葉とは違いますが、GSのおじさんの言葉も意味の内容は同じような気がしました。
そう思うと、心が震え肌が騒ぎました。
不安もあるのに、すごい期待もある・・・・・・こんな気持ち、すごく好きです。
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靖子 [連続投稿] |
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「八百屋のおじさんを忘れさせて・・・・・・」
「奥さんだよね、あんた。きっと、また来るよ」
その言葉は帰り道も、家に着いてからも、就眠前もずっと頭の中に響いていました.
GSのおじさんの言ったように、再び訪れる気持ちに傾いていました。
けれど一方では、まだ八百屋のおじさんへの思慕があって踏み切ってはいけない、という気持ちもありました。今度あのGSへ行ったら何か要求されるような予感がしていたからです。要求されたら、拒みきれない・・・・・・そう思いました。
ベッドへ横になっても寝つけませんでした。
寝つけないどころか、乳首が痛いほど張りつめていました。
パジャマの上から触れるとジンジンして、背筋から腰の辺りまで疼きました。
無意識にパジャマのボタンを外していました。
指の間に挟んで転がしているだけでは我慢できなくなったのは、やはりGSのおじさんに言われた最後の言葉のせいと思います。
八百屋のおじさんの時もそうでした。
そしてその言葉のように訪問を重ねていくうちに、あのような関係になったのです。
(今度も・・・・・・)と思いました。
八百屋のおじさんの言葉や視線、それにおじさんの女にされてしまった破廉恥な行為の数々・・・・・・
乳首に爪を立て、縒りながら引っ張り、太腿を重ねて擦り合わせました。
(きっと、あんなふうにされるんだわ・・・)
思うとたまらない官能が押し寄せてきました。
(八百屋のおじさんを忘れさせて・・・・・・もっと、ひどくしてぇ)と思いました。
脇の引き出しに手を伸ばして取ったのは、瑞江さんから預かったままのルレットでした。
もう2ヶ月も引き出しに入ったままでした。
拍車のように光る金属の歯車を指先に当て、刺さる感触に慄きながら、私はそれを胸の先に乗せました。
粟立った乳輪の周りを転がすと苦痛に背中が曲がりました。
転がしながら輪を狭めて乳首へ近づけていく間の苦痛と緊張がたまりません。
乳首の根元から先っぽを何度も往復してから歯車を先端に集中すると、声が抑えられなくなりました。
熱い息も漏れました。
ルレットが転がった乳輪の周り、それと乳首に刺さった歯車の赤い痕が点々と刻まれていました。
瑞江さんにはこの歯車をラビアやクリトリス、それに尿道口にも押し付けられました。
あまりの苦痛に粗相しながら気を遣ってしまった恥ずかしさ・・・それに気の遠くなる快感・・・。
八百屋のおじさんより瑞江さんのほうが、そういう意味では容赦ありませんでした。
(GSのおじさんには・・・もっとひどくして欲しい・・・)
GSのおじさんの日焼けした赤黒い顔が目に浮かびました。
目じりが下がったどんぐり目、その奥に光る淫蕩な色・・・。
油で汚れた作業ズボンの内側にあるのは・・・・・・
(やっぱり・・・赤黒いの・・・?)
鋭い苦痛を乳首の先に感じながら、細い幾筋もの光が目の前を交差するような絶頂が一気に押し寄せました。
その夜、乳首オナニーだけで絶頂に達した私は、おじさんのいるGSへ行こうと決心しました。
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決心がついたようだね。GSのおじさんに本性をさらけ出して、おじさんの女にされる・・・恋しい八百屋のおじさんを忘れるにはそのくらいの荒療治が必要かもしれないね。 |
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