大きな株か小さな株か

理由その1 それ以上大きくならないかも

  サボテンにも色々な種類がありますが、比較的ポピュラーなものにも株の大きさに限界があるようです。例えば、私が栽培している大統領は、購入後もう10年以上経ちますが、殆ど大きさが変わりません。また、雪晃も同じくらい栽培していますが、最初の2、3年は大きくなっていましたが、それ以降は特に大きさに変化はないようです。つまり、大きな株を買うと、成長する様子を楽しむことが出来ない場合も有るということです。
  しかし、一般には大きな株の方が丈夫で花付きもよく、また、花数も多いものです。ですから、自分がそのサボテンに何を求めているのか、によって考えるべきでしょう。

  で、敢えて結論ですが、大きく育つ課程を楽しみたいなら小さの株を、丈夫で、気楽に、でも美しい花を沢山楽しみたいなら大きの株を購入するのが良いかと思います。

大きさの限界

  では、どうすればその株の大きさの限界がわかるか?ですが、先ずは基礎知識から。サボテンには大別して以下の5つの種類があります。
  1. 木の葉サボテン
  2. 柱サボテン
  3. 玉サボテン
  4. うちわサボテン
  5. 森林性サボテン
  5.の森林性サボテンとはクジャクサボテン、シャコバサボテン、月下美人等が相当しますが、殆どが園芸品種であるためかサボテン専門店ではまず見かけませんのでここでは割愛させて頂きます。

  で、1.木の葉サボテン、2.柱サボテン、4.うちわサボテンですが、これらは生きている限りどんどん大きくなります(まるで爬虫類のよう)。特に柱サボテンは、高さが2m以上になるものはざらで、中には(西部劇でお馴染みの)弁慶柱のように20m近くになるものもあります。
  木の葉サボテン、うちわサボテンでも上手に栽培すれば人の背丈以上の大きさになります。また、横方向にも広がっていきます。

  問題は3.の玉サボテンで、正にピンからキリまでなのです。いわばここからが本題であります。なんせ直径1m以上になるものから親指大まで、と千差万別なのですから。ではどうすればその限界がわかるか?
  一番簡単なのは、お店の人に尋ねる、ということです。ちょっと当たり前すぎたようですが…(^^;)。 これではちょっと回答にならないので、もう一工夫。それは…
  その店にある同じ名前の一番大きな株を探します。少なくともその大きさまでは育ちます。ま、こんなところでご勘弁を...m(_ _)m また、このホームページに掲載しているものには、どの程度の大きさになるかを示していますので参考にして下さい。

理由その2 小さくても花が咲く

  サボテン栽培の大きな楽しみの1つは花を咲かせることですから、開花株か否かは購入に当たっての重要なポイントになると思います。サボテンは通常、一定の大きさ以上になると(サボテンによって異なります)花を付け始め、以降毎年花を咲かせます。小さな株であっても花を付ける種類がたくさんありますので、開花するものであれば何も大きいものを求める必要はない、ということになります。
  開花株であるかどうかはお店の人に尋ねれば教えてもらえます。また、このホームページに掲載しているものでも、どの程度で開花するか示していますので参考にして下さい。

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