【コウタ・メール3】『ドナー登録体験談』
平成14年11月25日

昨日、兄が骨髄バンクに登録して来ました。「ドナー登録体験談」をお届けします。

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<骨髄バンク登録レポート>
骨髄バンクに登録してきました。 とっても簡単、すぐに終わります。20才〜50才の健康な人なら誰でも出来ます。 まずは電話で登録の予約です。

私の行った上大岡献血センター(045-871-9919)は月・水・木と第2第4日曜日に登録出来ます。
この電話番号で横浜駅西口、横須賀の献血ルームでの予約も出来ます。11月24日に予約をして、朝9時半に献血センターに来るようにいわれました。朝9時15分頃行くと、20才位の女性がひとりいて、あとからふたり来て一緒に登録しました。説明ビデオを20分ぐらい見て、住所氏名などを書類に記入。あとは10CCの血液を採血しておしまいです。

私は先日献血をしたばかりで出来ませんでしたが、他の人はせっかくだから献血もしていけば?と誘われてました。(みなさんいい人でそのまま献血していったようです。)一緒に登録をした人は40代くらいの男女と20才ぐらいの女性でした。終わってから登録した動機など聞いてみようと思っていたのですが、献血出来ない私はひとりで電車に乗って会社に帰って仕事に戻りました。

登録後は、登録確認書が送られてきます。骨髄バンクで照合して、骨髄提供候補者に選ばれるといろいろ資料や質問表が送られてきます。それからコーディネート担当者の面談やら骨髄提供の詳しい説明やらが確認検査などが行われます。

私の友人や知人も何十人も登録していますが、実際に骨髄提供を経験したのはひとりだけです。

ビデオによるとけっこう太い針を腰に刺され、腰の骨から骨髄液を抜き取られ、完全に自分の骨髄液が元通りに戻るのに何週間かかかるようです。(別に仕事などに支障はない。)何日かは入院するようですし、家族の同意も必要です。ある時期までは途中で提供をやめることも出来ます。
でも先ほどの友人の話では、わりとすぐに痛みもとれたし回復したと言ってました。

まだ、登録しただけですが、もしもドナーとして誰かを助けることができたなら、私はこんなに具体的に自分が人を救うことができるなんていう経験は一生のうちでもめったにない経験になるのだろうと思っています。何かひとつぐらいは世の中のためになることをしておかなくっちゃなんて気持ちが少しでもある人は、こんなちょっとしたボランティアからやってみたらいかがでしょう。
黒川勝
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「骨髄移植」は「献血」ほど、お手軽な奉仕ではありません。正直、私たち3人兄弟でも捕らえ方は三様です。私にできることは、情報を集め、聞いて下さる方々に情報を提供することだけです。ドナー登録はひとりひとりの自分と家族と向き合って、ご検討頂きたいと思います。読売新聞にまたバンクの記事が載りました。コウタの取材のコーディネートも進んでいます。(きんちゃん、ありがとう!)タイムリーなので記事にしてもらえますように!有村参議院議員が講演でコウタの話しをしてくれたそうです。条件がダメかも、といいつつ登録を進めてくれているカナミ、ありがとう!