【コウタ・メール4】『できることから…いろんな動きが始まっています』
平成14年11月29日

  • コウタ・メールを読んで下さっている方から「ドナー登録することにしたよ」という連絡が届いています!白血病のこと、骨髄バンクのこと、知れば知るほど、私がお願いしていることは本当に大変なことだって感じています。そんな無理なお願いに耳を傾けて下さり、ドナー登録を考えて下さって、ありがとうございます。「歩みを止めず動いていれば、奇跡は必ず起こる!」と信じて、メールをお送りさせて頂きます。

  • ライオンズクラブという奉仕団体を皆さんご存知だと思います。私は交換留学の時お世話になりました。先日、父の所属会に伺い、「コウタのためにドナー登録を推進して下さい」というお願いに伺いました。「私たちは奉仕のグループだ。救えるかもしれない尊い命を、黙って見ている訳には行かない。ご協力を。」という会長さんの力強いご挨拶。有り難かったです。先日、シンポジウムでお会いした担当の委員長さんと副委員長さんが遠いところお見え下さって、私と一緒に頭を下げて下さいました。ここから始まって、全国のライオンズクラブに運動が広がって行くよう願って止みません。

  • 読売新聞の取材は「都民版」になりそうです。もっとも、取材が紙面に上がるかどうかは未定です。11月、読売新聞には2回も骨髄バンク関連の記事が掲載されましたので、内心とても期待しています。ご尽力頂いた方々に心から感謝いたします。

  • 骨髄バンクのドナー登録を終えた兄は、会社の社内報のコラムで骨髄バンクのことを社員に紹介しました。受付には夏目雅子さんのポスターが貼ってあって『チャンス』というバンクのしおり(請求はバンクまで0120-445-445)が置いてあります。

  • 以前お話した、国会議員でドナー登録→骨髄提供なさった小此木八郎先生、市連のパーティでお会いしました。コウタ・メールを握り締めての待ち伏せです。代議士は、「骨髄バンク議員連盟」で何か法案を作っておられる話しをして下さいました。そして、「いつでも、体験談などお話に行きますよ」と言って下さいました。法案成立はとても大事なこと。更に患者にとってはドナーがみつかるかどうかが生きるか死ぬかの待ったナシの問題です。

  • 横浜の中田市長に父を通じて【コウタ・メール】を渡してもらいました。中田市長はドナー登録、済んでられると思いますか?電話で「しっかり読んで、必ずお返事します」と言って下さいました。ドナー登録は20〜50歳という制限があります。30代の市長が関心を持って下さったら、きっと大きな奇跡が起こると思うのです。市の職員は進んでドナー登録をしよう!とか発言して下さったら、マスコミが取り上げてくれるでしょう?

皆さん、風邪が流行っています。くれぐれもお体ご自愛下さい。私はコウタのお見舞いに行きたい一心で、風邪を引かないようになんとか頑張っています。
今年のお正月、コウタは家族と八景島に来て、自分より大きいイルカのぬいぐるみをパパに買ってもらいました。お年始の挨拶にウチに寄った時、それをとても嬉しそうにしていました。大きすぎて病院のベットに持ち込めないと聞いたので、小さいサイズを探して送りました。今朝、早速コウタが電話をくれました。「えりちゃん、ありがと。でも、イルカちゃんじゃなくてゴマちゃんだったよ。」、、、私は、間違えて白いアザラシを買ってしまったオバサンでした。 
    
黒川英里
最後まで読んで下さってありがとうございます。