メーカー製プレーヤ付属のメカを改造してリニアトラッキングトーンアーム(プレーヤー)を作成しました。
2019.2.5
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使い始めたらアームが上まで上がらないようでしたので、強制的に上げるようにしました。
アームが重くなっているので従来のメカだけでは上がり切らないのです。
仕方がないので、別に電磁石を設けてそれでアームを引き上げることにしました。
上に見えるのが電磁石、今は引いた状態です。
アームの上に設置した鉄板(メッキ板)を引いていますが、元々アームのシールドとして使われていた板です。
シールドは軽量化を考えて銅箔テープで行っていました。
引く時3秒程度整流後の22Vで引き、その後15V程度で引きを継続するようにしています。
キュー用のプランジャーの上にLアングルを取り付け、そこに電磁石を付けています。
これでほぼ実用になるリニアトラッキングアームとなりました。
アームが動いて角度(トラッキングエラー)が付くとそれを修正するようにモーターで基台をうごかすというメカは廃れてしまいました。
実際の動きを見ていますと、尺取虫のようにぎくしゃく動くという感じはありません。
スムーズに移動しているように見えます。
風評被害を受けたのではないかと思ってしまいます。
簡単な改造で、ユニバーサルヘッドシェルが使えるリニアトラッキングプレーヤーになりました。
ケーブル類をアームボードの下に引き回せば蓋も閉められます。
これはあくまでサブではありますが、ピュアスト超ロングアームに次ぐ音質のアームとなりました。
以上、リニアトラッキングアームの制作2でした。
次は、このメカを利用した専用プレーヤーの制作です。
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