Banner

Pure_Straight_Tonearm page


ピュアストレートトーンアームの制作、ページ2

3種の改造したピュアストレートトーンアームを比較し超ロング品を使うことにしました。  2019.1.15

 そこで、少し改造して使い勝手を上げました。
 アームとしての基本はいじっていません。


追加したもの、上からMCヘッドアンプ、オートリフター、アームレスト2種、アームリフターです。
オートリフターの位置は未調整です。
写真で上側のアームレストは、使用していないとき、下側は、使用中にレコードを交換する時の為です。
上側位置ですと、レコードをヘッドシェルの指掛けに引っ掛けキズを付ける恐れがあるので下側を追加しました。
アームリフターはプレーヤー一体型のアームのものを無理やり取り付けしています。
MCヘッドアンプは、2SK170を5パラにした標準的なアンプです。
但し、ソース抵抗を入れてゲインを10dB程度に下げています。
電源は、バッテリー(単三サイズのニッケル水素充電池を10個直列)です。
SNの良い電源がありませんでしたし、作るのも大変そうで、電池に逃げています。
充電式の掃除機のお尻の端子からワニ口クリップで供給するようにしています。
充電は、充電器に刺すだけで済みますので楽です。


この超ロングアーム、プレーヤーのダストカバーからはみ出しますので埃がたかるのが難点です。
それ以外は特に問題は感じず、ショート、ロング、とこのアーム3点を比較して、どれを使用するかとなるとこの超ロングを選ぶことになります。
前のページのトーンアームコネクタですが、種明かしをすると、標準サイズのDINコネクタ6Pもしくは5Pオスの流用です。
マル信無線電機型番、MP133−8、MP16−8です。
通常線材をはんだ付けするところに、1Φのピンを5個はんだ付けし少し絞ってトーンアームコネクタに入るようにしています。
径が少し細いですが、曲げていますので、斜めになっており、うまく接触してくれます。
他の多ピンものでも曲げ方を少し変えるだけで使えると思います。
そして、反対側、元のコネクタのピン側に配線をはんだ付けしています。

軸受けをルビーに変更しました。


ルビーは、腕時計の石(穴石)を利用しました。
写真ではわかりにくいのですが、赤っぽいのがルビーです。
それを塩ビ板に埋め込み(ルビーの上からはんだコテで熱して塩ビを溶かして埋め込み)、元の軸受けの上に接着をしました。
ピンの高さを調整して元のアーム高さになるようにしました。
結果、ものすごく感度が上がって、ラテラルバランスの調整が微妙になりました。
音ははっきりと鳴るようになりました。
残念ながらこれでもワンポイントサポートではなく、穴石の穴の円周上にピンが乗っている形となっています。
ピンの先端径が穴石の穴径よりも大きいので動きはスムーズです。

以上、ピュアストレートアームの制作、ページ2でした。

このページの文章、写真、図面、データ等を他に流用しないで下さい。
内容のみお使い下さい。

戻るHOMEへ戻る前のページへ次のページへ