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ピュアストレートトーンアームの制作、ページ7

その後の検討結果です。  2022.12.5

 結局モーターをゆっくり連続的に回さないとだめでした。
モーターを外し、スポンジで巻きクランプで仮止め、回転を落とすためにプーリーではなくモーター軸をゴム駆動しました。
アームの基台が動くシャーシには防振用に薄での革を貼りました。


それでもショック音が出るので、バー上をアームが動くように、元の構造にしてみました。
同じようにショック音が出ます。
要はアームが振られて針を揺すり音が出るようです。
結局、ゴムベルトを滑らせて回転を落とし、ギアを(まあまあの)連続回転にし、それなりの連続移動にしました。
そうするとショック音は消えました。


この写真、まだスピードが速くて、アームが先に行ってしまっています。
モーターの電圧を調整してスピードをなるべく落し、それでも先に行くようなら盤の終わりころに移動を止めなければなりません。
そう、最後は単なるピュアストレートアームにする必要があります。
きちんとスピードを下げるにはギアードモーターが必要です。


必要な要件はわかりましたので、これからはその為の改良と使い勝手の向上を行う事にします。
まずはギアードモーター(モーター回転数の低下)、それにアームリフター、反転・停止回路を検討したいと思います。

それにしても安価なクオーツロックのターンテーブル、薄くて重量も軽い、に接合針のMMカートリッジで十分に満足できる音が出ます。
FGサーボもベルトドライブもそれに変えようとする気が起きません、試しにMCカートリッジを繋ごうとする意欲も出ません。
低域もぼやつかず、立ち上がりもはっきりして、しっかりした音が出ているからかと思います。
ピュアストだけでは角度が付いたときにややざらつきというかさ行がきつくなります、それもありません。
ピュアストだけの欠点がうまく解消されていると思います。

以上、ピュアストレートアームの制作、ページ7でした。
(リニアトラッキングアームその3というかハイブリッドアームの制作、ページ3)

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