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 DV−20X H の改造について(その2)です。

さらに改造は続きます。

 前ページの改造で、昔の音に近づいた感じがしますが、以前使用していたリファレンスカートリッジ(故障中)にはまだ及びません。

 次に行った改造は、カンチレバーに付いていたダンプ材の削除です。
ダイナベクターのカートリッジは、どうもCDの音にアナログオーディオの音を近づけようとしている様です。
アナログオーディオの良さの1つである立ち上がりのしっかりした音ではなく、立ち上がりは鈍くとも聞きやすい音を志向しているようです。

 カンチレバーを良く見ると、バスコークのようなものが薄く塗られています。
これを丁寧にはがすのですが、無理は禁物です。
弾力性のあるものを使ってこすり落します。
私は、柔らかい樹脂製の楊枝を使用しました。
ポールピースの穴の部分は落せませんでした。
これより先のコイルに近い部分は、補強のためか、ダブルスリーブになっています。
本来なら、この補強スリーブの先端部分は、後々の改造のためにきれいにしておきたかったのですが、とりあえず止めておきました。

 さて、どんな音になったか聞いてみました。
記憶をたよりに比較してみますと、少しきりが晴れたような感じです。
でもまだ物足りなさが残ります。

今回の改造を行ったら、前ページで書いたカンチレバーを曲げた痕がはっきり出てきました。
やはりポールピースの穴の角にカンチレバーをぶつけてしまっています。
結構深い傷になっていますが、音質への影響は少ないと信じたいと思います。

 次のページは、更なる改造です。
まだまだいじります。
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