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 オルトフォン MC−1 ターボ 内部構造です。

コイルの部分を開けてみました。

 内部構造を理解するためにもう少し開けてみました。
全部は見られませんが、マグネットの部分は良く見えるようになりました。

 その写真は、下記です。

  

 コイルの白い部分が、エポキシ接着材です。
コイル全体には付けず、少し遠慮して付けてあります。

 又、内部構造略図を書いてみました。
但し、各部の寸法は正確ではありません。

 

灰色は、ポールピースで、横から出ています。
マグネットとはギャップがあります。
マゼンタがマグネット、黄色がカンチレバー、緑がコイル巻き枠、コイルは省略しました。
濃紺がダンパーです。
ダンパーは、2重になっているようで、内側が通常のゴム、コイルに接している部分が発泡質のやわらか目のゴムのようです。
しかし、内側は、奥のマグネットの方にはみ出している部分が見えるだけで、詳しくはわかりません。

さて、このカートリッジを取り付けてあるシェルは少々弱いので、補強しました。
1ケ所は、シェルの裏側のカートリッジの後方、と取っ手の部分です。
貼ったのは、セラミックとはんだのハイブリッド材です。
というと特殊な物のようですが、実は、ペルチェ素子の壊れた(壊してしまった)ものを利用しています。

 

 補強の具合は、まあまあです。
但し、これをアームに付けて無音状態(レコードをかけない状態)で、たたいてみるとほとんど変わっていないような感じです。

どうもこのカートリッジは、内部が相当に振動しやすいようです。
DV 10X−3 ではそんな事はありません。
その原因は、今のところわかりません。
ボディに穴でも開けて内部をさらに良く見えるようにしないとだめなようです。
コイルから端子に行くまでの線がふらふらなのでは、とも思ってしまいます。

まだまだ先は長そうですが、今回はここまでです。
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