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シーメンスのアルニコ・ダブルコーン その3

ここは、わたしが使用中のスピーカを紹介するページです。

  等価インピーダンス測定は、ユニットをじゅうたんの上に置き、8Ωの直列抵抗(実測は、7.9Ω)をつなぎ低周波発振器の出力で測定しました。
 SPと抵抗の両端のAC電圧をデジタルテスターで読み換算しています。
 有効数字は2桁ですが、グラフがラフなので特に問題はありません。
 そのうち音圧特性も測ろうと思っています。


 まずフルレンジですが、初めのページでご紹介のとおり共振周波数(fゼロ)が2つのユニットで異なっています。
 コーン紙の作りは全く同じです。
 コーン紙を押してみるとコーン紙の動き易さが違います。
 それは、fゼロの低い方が良く動き、fゼロが高い方が6Wに近い動きで6Wよりも少し堅い感じです。
 動きの良い方は、布ダンパーの糊成分が落ちて柔らかくなり動きやすくなっているのではないかと思います。

  ダブルコーンSPにTWが付属している件ですが、
 周波数をスイープして聴きますとこのアルニコ版は5KHzから10KHzの音圧が低く聞こえ、10KHz以上で又上昇します。
 これは、10KHzから上でサブコーンが振動し始めるのではないかと思います。
 TWとフルレンジともクロス周波数を5KHzか6KHzにとってフルレンジでの音の落ち込みをTWに置き換えて補正しようとしていたのではないかと想像しています。
 後日音圧特性を測定しましたらここに追加したいと思っています。

  下は、TWの等価インピーダンス特性です。

  その後ですが、どうも高域の不足が気になります。
 ほとんどのCDで物足りなく感じてしまいます。
 仕方ないので、TWを出してきて追加しました。
 手持ちのコンデンサ、2.2マイクロFを直列に入れつなぎました。
 今度は、シーというノイズが聞こえます。
 今のところ良好です。
 SPボックスの上に裸で置いてあるので、フルレンジと距離があるのが難点です。

  さらにその後の最終状態に関しては次のページにまとめました。下の右矢印をクリックして下さい。

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