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 ソナス・ファベール ベネレ1.5 大改造その2

   Sonus faber  Venere 1.5  
ソナス ベネレ1.5 大改造、しばらくしてからの小改造。

前のページの改造を行って聴くと、ボーカルの定位がはっきり聞こえます。

やはり箱の振動を抑えた効果があります。


 

 音もきちっと鳴っています。



ウーハーコーンは紙で、ツイーターはアルミが主で、ちょうど良い組み合わせの様です。

ツイータをもっと良いベリの振動板にすると高域の情報量、解像度が増すと思われます。
そうすると、低域とのつながりがおかしくなりそうなのと、ちょうど良いサブバッフルのベリ・ツイータがありません。

音を出していると、天面の後ろ側の振動が気になりました。
どうやら内部の振動がここに集中するのと、この部分の補強が足りないからのようです。
この尖がった部分、木で補強はむずかしく、粘土のようなものを埋めて角を丸くすることにしました。
使ったのは練り消し、ステッドラーの5427です。
これは小さいものですので、1台に5個を使いました。
これを付けましたら更に定位が増したようです。

天板を叩いてみますと、この練り消しを付けた部分、重い音がします。
天板の内、天板と正面のバッフルの接合部分に近いところが一番弱さが目立ってきました。
そこで、この前側接合部分にも練り消しで補強しました。

そこで試聴をしてみますと、気のせいでしょうかきつさの取れた音になっています。
結局、箱の振動は悪さばかりするようです。
特に斜め前側に傾いた天板が振動すると、その音は前に来るのでたちが悪いようです。
このベネレ、天板にはガラスが貼ってあるのですが、その部分で音を調整していたと思われます。
後ろ側に斜めにするほうが音の為には良いはずです。

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