その4システムの紹介と、音質の紹介です。 '2002.6.30修正
下の写真が、シーメンス A40用のシステムです。
これは、CD、FM用(REVOX)で、LP(ビニール盤)は、
スピーカーも含めて別のシステムになっています。
CDプレーヤの下にあるのが、ルボックスのチューナ
(海外バンド)です。
自作のコンバーターを内蔵させFMを受信しています。
アンプは、シーメンス足の傍熱管です。AC102−
トランス−E2D−トランス+Z2b(整流)という構成です。
右下に少し見えるナイフスイッチは、スピーカーとヘッド
フォーンの切り替えです。
ラックは自作で、一番下だけ箱型、それより上はコの字
型をダボで位置決めして積み重ねています。
さて音質ですが、これを言葉で表すのは難しいのですが、簡単にいえば、音離れが良く、軽い低音、全体にきりっとしまった昔の音、です。
基本的に、能率の高いスピーカーと、低いスピーカーでは、音の出方が異なります。
周波数特性のコントロールは、能率が低い方がうまく出来るようなので、正しい音がするようです。
現在は、音色とか音場の方に目が行っていますので、一部で能率の高いスピーカが発売されていますが、もう元に戻る事はないでしょう。
このスピーカの場合は、音がSPの周囲にまとわりついたり、後ろに音場が形成される、という鳴り方ではなく、前に飛んでくる傾向です。
遠くで聞いても近くで聞いても同じ感じで聞こえます。まあ、アンプも含めての事ではあります。
A40−A1は、吸音の高い部屋で聞くとサブコーンの癖のせいか高域が荒れて聞こえますが、部屋の響きが良ければわかりません。
おそらく、このスピーカーは、トーンゾイレにでもして、小劇場に使われていたのか、コントロール室のモニター用だったと思います。
又、このスピーカーを発売しているはせがわオーディオのサイトには、2ウェイの場合にはサブコーンをとってと、書いてありますが、フルレンジのままで使う方が良いかな、と思っています。
なかなか音色の合うトゥイータが無いでしょうし、同じシリーズの3W(A34−A6)をトゥイータとして使うには価格の点で勇気が要ります(もはや入手不可能?)。
次は、おまけです。
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