もし暑い日が続いています。みなさん,お元気ですか?
今年も半分が終わってしまって,もう7月ですね。今日,子供たちが願い事のたくさん下がっている七夕の笹飾りを幼稚園から持ってかえっていました。我家では七夕飾りは縁遠く昔はよく作ったなぁと,とてもなつかしく思いました。
子供の頃,短冊に願い事を書くのに,とても悩んだという記憶があるんだけれど,いったいどんなお願いをしたんだか。さぁ今,願い事を書きなさいと言われたら子供の頃の様に悩まなくてもドンドン出てくる。
頭の中に浮かんだ願い事,うわ!なんだかすごく現実的だなぁ,大人になると,とても良くばりになるのでしょうか。
でも願い事って考えるだけでも楽しいことですよね。子供の頃は,こういう季節の行事などが自然に生活の中にあったのに最近ではだいぶ忘れてしまっています。
「忙しい,忙しい!」という言い訳をやめて少し心にゆとりを持ちたい今日このごろです。
ガラスは紀元前から人類に使われてきました。私たちの生活の中にはガラス製品がゴマンとあります。「あれがガラスか」というものもあります。ですが人類の文明レベルが上がってこなければ,ガラスを器にすることは大変難しいことだったのです。いまならどこにでもあるようなクレオパトラの香水壷(だろうと思われている)が,とてつもない貴重品だったのです。
それが鉄パイプが発明されると,ガラス工芸は大飛躍をします。ガラス器つまりガラスびんが作れるようになりました。小型の液体容器としては,缶詰用ブリキ板,アルミ缶ができた現代でも,ガラスびんの地位は揺るぎません。
「斗びん」と呼ばれるガラスびんがあります。これに入れた酒のことを「斗びん取り」といいます。もろみを搾るとき,もろみを酒袋に詰め,圧力を掛ける前に滴り流れでる部分が最高品質とされています。
チョロチョロと流れ出る酒を少量ずつ分けて受けます。それにちょうどいいのが「斗びん」なのです。
このびんの容量が1斗=18リットルなので,酒蔵では「斗びn」と呼ばれています。さて,何にでも興味を持つあなたは「あのびんを蔵はわざわざ購入したのだろうか。それとも既製品であったのだろうか。でも他のところでは見たことないな」と思うでしょう。
斗びんを吟醸酒の少量貯蔵に使うのは,吟醸づくりに熱心な蔵だけなのです。
そしてこの方法は吟醸酒の最高品質部分をほんのわずか違いの品質部分ごとに少量ずつ区分けするのは,ある種の「秘密技術」だったのです。
斗びんは,あるもの(液体)を酒蔵に送り込むための容器だったのです。吟醸酒貯蔵に気付かない蔵では,邪魔物として破砕処分してしまいました。酒蔵に送り込まれてきた「モノ」は精製された乳酸(酒母の仕込時に添加する・速醸酒母)です。精製乳酸は強い酸性なので容器はガラスが最適だったのです。
今では耐酸性の合成樹脂(ポリタンク)に変わりましたが。
品評会出品クラスの吟醸酒は斗びん(18リットル)単位に区分され,どの部分から出品するか,杜氏・技師・蔵元たちを悩ませます。
吟醸酒は小仕込みだとはいえ,200リットルほどの酒が搾られます。それが18リットルずつ小分けされ,何十本も並ぶ斗びんのどれが一番いいか。クイズを当てるより難しい選択です。
斗びん取りの酒,それは貯蔵されると斗びん囲いと呼ばれます。いずれもスグレものの酒ということです。少量の吟醸酒の中のさらに僅かの部分。商品にして市場に出せるほどでないことはおわかりでしょう。
「斗びん」という名称にはこのような秘話があり,それなりの蔵の思いがこもったものなのです。
でも「斗びん」という肩書きが付いていても,中身の品質が優れていなければ価値はありませんがね。
清泉の新しいお酒です。
ハデなお酒ではないのですが口に含んだ時に桃の様なやわらかな甘い香りでやさしい口当たり,やや辛口になるのでしょうか。
バランス良くキレのいいお酒です。
暑さに疲れた体に活力をあたえてくれるやさしい飲み口のお酒です。
720ml・・・1,429円
4合入る小甕がパステル調の色ちがいで3個。紅甕には特別純米酒を,青甕には大吟醸,緑甕には特別本醸造。
今までの「甕のぞき」でも甕から柄杓ですくって飲むってなんともいいものです。
今度はそれに飲みくらべの楽しさが加わりました。ゆとりの時間に楽しみがプラスされたようです。
ぜひ,ぜひ楽しんでみて下さい。
4合甕3個セット・・・9,800円
おなじみ九代目の10年物の入荷です!
ホーロータンクでなく「かめ」で10年貯蔵されたもので年間発売,限定720本(1.8リットル)ということもあって,昨年はアッという間に無くなってしまいました。
良い米を使い,じっくりと熟成されたまろやかな味わいは,焼酎好きに限らずに,ぜひ味わってもらいたい1本です。
1.8リットル・・・3,088円 とはほんとうにお得です。
時を越えて生まれた酒「天下人」。
その酒は現代の技術からかけ離れた所で生まれる。しかし現代を忘れたわけではない時を越えた酒。
備前焼の大家・森陶兵氏が現代に送り出した備前大甕,この甕にて田村杜氏が自らの五感のみで吟醸酒を醸したのがこの酒です。
ほの甘くそして口中に広がる可憐な味わいの中にしっとりと落ちつきがあります。
備前焼と赤磐雄町との劇的な出会いです。
500ml・・・4,350円, 300ml・・・2,700円
酒一筋が実際に楽しんでくれる消費者の越えをダイレクトに聞きたく,飲み手と一緒に育てていく酒「備前」を3種出しました。
「備前」を飲んでぜひ感想をお聞かせ下さい。もう飲んだ方もぜひ私たちにお聞かせ下さい。責任をもって蔵元に伝えます。よろしくね。
新潟のエチゴビールより我が国のビールの苦味の極限に挑んだ日本最強のビタービール「スーパービター」が発売になります。
特徴: ビールの苦味は通常特別な分析方法により苦味物質(主としてホップに由来するイソα酸)を測定し,BU(ビタネス・ユニット)という数値で表わします。エチゴビールの研究所で大手のビールにおけるこの苦味価を測定したところ,大体20前後のものばかりでした。
今回発売するスーパービターは70。苦味だけを比較すれば,大手ビールの約3倍もの苦さがあります。
これほどの苦味を持ち,なおかつ旨さを保つためほのかな旨みや,コクのバランスはもちろん,全体として風味・香りのよさを徹底追及した商品。
夏のけだるさを吹き飛ばす1盃と思います。だいたい7月末に入荷予定。
1本・・・850円
当店おすすめの新潟燦地麦酒入荷してま〜す。
ほのかな甘みとコクのダークエールタイプ<キングダム>,やわらかな口当たりでキレの良いピルスナータイプ<ファイン>,華やかな香りでふくらみのあるアンバーエール<ヴィクトリア>。
個性豊かなビールです。
1本・・・660円 ゴクゴク飲まずに,ゆっくり楽しむビールです