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趣味の一つのオーディオについて。

機器構成 (レイアウト正面左側)

ターンテーブル:福音 MU−7(シンクロナス/リムドライブ)

アーム:テクニカ 1005U (エアリフト6005付き)

カートリッジ:松下 205CU、205CUX、オルトフォン LM20

FM・AMチューナ:松下 ST−3600

SACD・DVDプレーヤ:マランツ DV−8300、日本電気音響 DBP−1611UD、OPPO BDP−93

カセットデッキ:松下 RS-275CU、赤井 GX−73

HDMIデコーダ:大阪音響 SA−205HDX(改1改2)

PCオーディオインターフェース:Aim AS372(USB用)、ASUS XONAR D2(PCI用)

AV用サラウンドデコーダ:自作 QS/SQロジックデコーダ、Involve Surround Master V1/V2、山水 QSD−1(評価用)、山水 QSD−1000(評価用)、東京通信工業 SQA−2030(改)(評価用)

プリアンプ:自作 金田式DCプリ初期型

メインスピーカシステム用チャネルデバイダ:自作 3ウェイ(24dB/oct)

メインスピーカシステム用メインアンプ:錦水 A501(〜560Hz)、錦水 A501(370Hz〜5.4KHz)、錦水 A501(5.4KHz〜)

メインスピーカシステム:JBL 2215A(〜560Hz)、JBL LE85+福洋 AH500(370Hz〜5.4KHz)、信濃 T925(5.4KHz〜)

サブスピーカシステム用メインアンプ:自作 90W、大阪音響 A907X

サブスピーカシステム:ParcAudio DCU−171PP(〜650Hz)、大阪音響 HM500A−MK2(650Hz〜8KHz)、松下 5HH10(8KHz〜)

3Dスピーカシステム用チャネルデバイダ:自作 2ウェイ/3D(18dB/oct)

3Dスピーカシステム:信濃 FW−208N(〜100Hz)、ParcAudio DCU−F081PP(100Hz〜5KHz)、信濃 FT96H(5KHz〜)

サラウンドシステム用メインアンプ:自作 6チャネル 80W

サラウンドシステム用サブメインアンプ:自作 6チャネル 38W

サラウンドスピーカシステム(フロント、リアー):WAVECOR WF118WA01(〜2KHz)、DAYTON ND20FB−4(2KHz〜)

イアースピーカ:ゼンハイザ HD−414

ディスプレイ:松下 TH−L17C10

HDレコーダ:松下 DMR−XW30、松下 DMR−BR550、松下 DMR−XP11、松下 BW−695

・ソース

 レコードプレーヤ のモータは (ベルトやサーボモータ式と異なり、半永久寿命で故障知らずが取り柄の) シンクロナスリムドライブです。アームは一度使ったら他のものが使えなくなるスライドリング方式のテクニカ 1005Uです。そして、蓋を閉めて操作でき、オイル漏れ心配が無いエアリフト6005です。SACDはマランツのDV−8300ですが、読み取りエラーが増えた為、電音のDPB−1611UDに移行しましたが、最近ミュート発生が顕著となった為、OPPO BDP−93 への移行準備中です。

 後日談で、OPPO BDP−93 も同様の症状を発症し、電音のDPB−1611UDは故障していない事が判明。 ミュートの原因を調べた所、(偶に行う)HDMIの認証動作で発生する症状で、これはHDMIの仕様なので直らないとの事。 仕方なく、再生中はTVへのHDMIケーブルを抜く事で発生を防いでいます。

・プリアンプ

 C22デッドコピーは(レイアウトミスで)パワートランスのリケージフラックスハムや(管球式故避けることの出来ない)マイクロフォニックノイズ(ハウリング)が発生、S/Nが悪く実用に耐えられず完成直後、即引退となりました。その内部の上側下側です。その回路です。

 後継機は、今は懐かしい(初期シングルエンド型)金田式です。その内部回路です。50年程愛用していましたが、最近、次の後継機に席を譲りました。(金田式は単純化した結果、外乱/部品感度、FETの電圧、TRの耐圧、等の問題がありましたが、部品に拘らなければ、誰でも容易に(超)高性能機を製作できたので、画期的でした)

 更に、上記金田式プリアンプの後継機を今回はP板にて作り直してみました。外観背面内部回路です。 当初、電源トランスにはEI型を使っていましたが、リケージフラックスがあり、S/N確保には取り付け位置、角度に可也シビアで、結局、カットコアに帰着しました。

・チャネルデバイダ等

 製作した3ウェイシステム用のチャネルデバイダとその内部回路。ローブースト回路も入れました。

 製作した2ウェイ/3Dシステム用のチャネルデバイダとその内部回路。ローブースト回路も入れました。

 製作したサラウンド後方チャネルへ低音成分分配(及び、サラウンド対応3Dシステム)用のバスディストリビューターとその内部回路

 密閉型スピーカの為のローブーストアンプとその内部回路

 製作した4ウェイシステム用のチャネルデバイダとその内部回路。これにもローブースト回路入れました。

・パワーアンプ

 最初、中学の時に製作した プリメインアンプ は、プリの盛大なヒスノイズ、そして調整中、パワーTRを飛ばして失敗しました。そこで、トランジスタに懲りて、次は 6BQ5 シングル 等 を製作しましたが、低音ボコボコの所謂真空管サウンドに閉口し、即廃棄しました。暫くして、次に、知人の金田式アンプの鮮烈な音に誘発され、DCパワーアンプを製作し暫く運用していました。

 メインスピーカ用は、前述の如く、管球式アンプやDCアンプを幾つか製作してみましたが、スピーカ程手作りのメリットがないので、メインシステムは、現在の所、錦水 A501のキットと直後発売されたA501の完成品(値段も変わらず此方の方が半田が確りとは...)のマルチ構成として落ち着いています。詳しくは述べませんが、A501はシールドが弱くハムが入るので、パンチメタル部をアースに落とす必要があります。又、入力VRも100kΩと高くハムが入るので20kΩに交換しています。そのA501回路です。

 サブスピーカ用の6チャネルメインアンプ内部1内部2です。手抜きでパワーオペアンプを使用しましたが、期待を大きく上回る音質が得られました。その回路です。

 サブスピーカ用のメインアンプ内部です。今回はディスクリートで設計し、余裕感も十分で、期待通りの音質が得られました。その回路です。

 サブスピーカ用の6チャネルメインアンプ後ろ内部です。今回はIC(TDA7379)で設計、若干の余裕不足は否めませんが、良くも悪くも予想通りの音質が得られました。その回路です。

 サブスピーカ用のメインアンプ内部です。今回も手抜きでパワーオペアンプ(LM12)を使用しましたが、ICながら、期待を大きく上回る音質が得られました。その回路です。好結果が得られた大きな要因として、オペアンプ故に音質劣化要因であるDCオフセットのドリフトが少なく、音質劣化要因であるDCサーボも不要だった事が考えられます。

 サブスピーカ用の6チャネルメインアンプ内部です。今回も再びIC(TDA7850)で設計、若干の余裕不足は否めませんが、良くも悪くも予想通りの音質が得られました。その回路です。

 サブスピーカ用のメインアンプ内部です。今回はパワーオペアンプ(LM12)の回路を参考にディスクリート構成でP板を起こして製作し、期待通りの音質が得られました。その回路です。外乱に影響されない事を最優先して設計しました。

 前記、サブスピーカ用のメインアンプの最新版で、内部、因みに最新回路です。これも、外乱に影響されない事を最優先して設計した事で動作も安定し、それが功を奏し、更にクリアな音質が得られました。(DCオフセットも1mV程度に収まり、DCサーボ回路も省きました)

 サブスピーカ用の4チャネルメインアンプ内部です。今回も再びIC(LM1875)で設計、若干の余裕不足は否めませんが、良くも悪くも予想通りの音質が得られました。その回路です。尚、このIC、形状が小さい割には発熱が大きく、熱対策は要注意です。(放熱板、及び、取り付け方法に試行錯誤を要しました)

 サブスピーカ用の4チャネルメインアンプ内部1、内部2 です。その回路です。今回はディスクリートで設計、期待通りの音質が得られました。

・スピーカ

スピーカは色々遍歴があります。

1号機は福洋β−10、音響HM500と2個の松下5HH17G。4.7mものバックロードですが、(開口部が狭い為)共振が大きく、箱の大きさの割には低域を全く再生できず、又、トゥイータを左右に並べた為、左右方向に盛大に干渉発生して仕舞いました(考えてみれば当たり前)。即引退となり、置き場所も無く焼却となりました。ネットを外した今は無き雄姿です。 そして、その内部構造です。上部に赤い絨毯を乗せる等、外観は可也拘ってしまいました。(然し、音質は救い様が無かったのですが、ピアノやドラムの音だけはなかなかの迫力だったと記憶しています) 尚、パネルはフルレンジ、2ウェイ、3ウェイの切り替え、ATT(トランスタップ式)、位相切り替え です。

2号機は、今と同じ500リットルの箱で福音PWA38と音響HM500と松下5HH17Gで構成されていました。 然し、音響のスコーカと比べると他が、余りに力不足を免れませんでした。(トゥイータの能率と分解能の低さ、及び、特にウーファは分割振動で中高域が持ち上がり聞くに堪えない音でした。然し、殆どのSPは少なからずこの傾向です)。但し、中域は現在より繊細な音だったと記憶しています。その回路。軸上50cmで測定したF特です。ご存知の様に、5HH17はホーンと称していますが、構造はダイレクトラジエータ(ドーム)なので、当然乍、トゥイータはホーンの音ではありません。

3号機で現在のフロントスピーカとなりました。その寸法板取です。2215B、LE85+ホーンは福洋コーラルAH500(LE85付属のショートカットホーンと音響レンズは捨てました(この組み合わせでの販売は首を傾げざるを得ません))、信濃フォスターT925(T925Aはバッフルに取り付けられなくなりました)で夫々400Hz、6KHzクロスです。その時、軸上50cmで測定したF特(旧バスレフ)です。暫くすると、ウーファーのウレタンエッジが腐り、落下し始めたので張り直しました。(交換に2日もかかりました)更に不幸は続き、LE85もダイヤフラムのプレスが甘かったのか、それが傾きボイスコイルが擦る様になりました。こればかりは直せません…。どうにか、LE85の中古が手に入ったので交換した所、大幅なる定位・音質の向上が図られました。所が、その1年後、せっかくエッジを交換したウーファーが断線してしまいました。(原因はボイスコイルの腐食です)。然し、運良く、2215Aの替えコーンが入手できたので即、交換し復活させる事ができました。コーンがオリジナルの色となり、音も、乾いた音から、潤いのある音に戻り、オリジナルの音を体験することができたので、不幸中の幸いでした。然し、幸福は続かず、再度、ウレタンエッジが腐り、(流石にウレタンは諦めて不織布エッジへ)交換しました。その左F特右F特です。最近、24dB/octのチャネルデバイダにて、3チャネルマルチ化しました。尚、2215Aの帯域が400Hz程度なので、ウーファ側のカットオフは370Hzではなく560Hzとして、多少成りとも中抜けを防いでいます。最新の左F特右F特です。

このスピーカの理論的な解説をします。足を付けて浮かせ、バッフル効果から逃れました。当初、バスレフにして、LPの反りや超低音で発生する混変調(ドップラー効果)を防いでいましたが、CD化でLPと違い反りが無くなり、塞ぐ事にしました(これにより、低域も自然で、分解能が上がり、大幅な音質改善が図られました)。 然し、高価なスピーカも共振を防ぐ為、重たく頑丈な箱を用いながら(音質劣化が避けられない)バスレフにしているのは実に疑問です。ウーファはサブバッフル経由で取り付け、共振を防ぎました。ユニットは中心から外し、コーナー干渉を避けました。38cmで30Hzを出す為に理論通りの500L(それでも足りませんが)としました。尚、JBL系のトィータは音の濁りがあり、物理特性も良くないので採用しませんでした。然し、外形が正方形に近い事は、内部の定在波が考慮されていない(素数関係でない)ので理論的には良くありません。尚、80Hzと200Hz辺りの乱れが正に部屋の共振で抑えるのは難しいです。所で、最近専門誌でもスピーカのF特等、物理特性を載せない傾向であるのは実に残念です。

 4号機は昔のフロントスピーカのお下がりをリアスピーカに組み込みました。福音PWA38、音響HM500MKU、松下5HH10で650Hz、6.5KHzクロスです。測定したF特の如く、音響以外、お世辞にもHIFIとは言い難いので、これに関しては特筆しません。尚、現在は引退しました。

 5号機はサラウンド確認用のサブスピーカ(天井スピーカ)で全チャネル同一にする為丈に製作したものです。測定したF特の如く、低域は救い様が無く、高域もF特上は割合素直でフラットですが、フルレンジ(信濃FE83)なので分割振動により音の濁りは避けられませんでした。

 6号機はサラウンド確認用のWAVECOR WF118WA01(〜2KHz)、DAYTON ND20FB−4(2KHz〜)使用の17L密閉型のサブスピーカで、その寸法板取です。測定したローブースト無し(上側)/有り(下側)のF特の如く、低域はローブーストで補正し、F特は結構平坦になりました。音質は素直、超低音も申し分なくサブウーファの必要性は全く感じさせません。然し、ダイレクトラジエータ故、F特が平坦でも固有振動からは逃れられないので、音はリアルではなく、又、小口径故、大音量は出せません。その回路足を開くと多少は転倒防止になります。因みに、50cm 離れてオムニで測ったF特です。

 7号機はParcAudio DCU−171PP(〜650Hz)、大阪音響 HM500A−MK2(650Hz〜8KHz)、松下 5HH10(8KHz〜)使用の38Lサブスピーカ(とサランネットを付けた状態)で、その寸法板取です。密閉型もバスレフ型も対応可能です。密閉型の場合、測定したF特の如く、超低音は出ませんが、音質は繊細でリアルです。その回路です。尚、参考に密閉型(青)、バスレフ型(黒)、密閉+ローブースト(赤)とした時のF特です。 通常はバスレフ型にしています(最終のF特です)。

 8号機はWAVECOR SW215WA01(〜100Hz)、ParcAudio DCU−F081PP(100Hz〜5KHz)、信濃 FT96H(5KHz〜)使用の3D方式のサブスピーカ(の中高音部低音部)で、その寸法、板取です。中高音部は8.5L、低音部は容積を25Lと44Lに変える事が出来ます。密閉型もバスレフ型も対応可能です。その回路です。測定したF特。密閉型(青)、バスレフ型(黒)、密閉+ローブースト(赤)。 低音部の配置方法です。

 9号機は SB Acoustics SB13PFC−4(〜300Hz)、ParcAudio DCU−F081PP(300Hz〜5KHz)、Dyton AMT mini−8(5KHz〜)使用のバスレフ型22Lサブスピーカで、その寸法板取です(含、予備バッフル)。その回路です。測定したF特。 尚、現在、DCU−F081PP は TangBand W3−881SJF に交換しています。 測定したF特

 所でホーンは共振するので、必ず、箱に入れる事が必要です。吊るしたり、転がして使うのは問題外です。

 実際は松下のEAS-20PX27を使った0号機とバックロードから外した福洋 β-10をバスレフに使った1.5号機があったのですが、音質も悪く資料も残っていないので省きます。

・イアースピーカ

ゼンハイザ HD−414(スポンジが直ぐに腐るのが玉に瑕です)。但し、ヘッドフォンやイヤフォンの類は、殆ど使っていません。 大変邪魔で、非常に聞き疲れする事もその理由ですが、一番の理由は、耳だけでは肝心な音質評価には使えないからです。(周知の如く、人は、超低音、超高音、音の響き、楽器の位置、等は耳だけでは全く認識できないので)

 

音楽鑑賞と読書も趣味です

・ライブラリ

SFが中心の書籍ライブラリ

LPが中心のレコードライブラリ

DOOM系が中心のゲームライブラリ

・おまけ

話は反れますが、ビジコン社発明の4004. 大きい方が2kビットEPROMです。論理演算が弱いので本当の意味での世界最初のマイコンではないと言われますが、コンセプトはまさしくマイコンです。技術史に載らない20世紀の日本の大発明の一つです。