◆標準グレードの仕様と特徴
仕様 | ウッドデッキの標準グレードの木材仕様は松材、杉材、桧葉材の3種類の木材を振い分けして構成されている。 |
特徴 | 土台、土台束、根太などには松材を使い、床板や柱、クロス、ラチスには杉材、笠木には桧葉材を使い分ける。 |
長所 | 松材は基礎杭にも使われるくらい耐水性が高い、杉材の赤身のところは外壁材や船材などに使われるので耐候性が高い、桧葉材は脂分が多いので水弾く性能が高く 寸土安定性も良く笠木には持って来いの部材といえる。全て木材自体のコストパフォーマンスが高いのも挙げられる。良材を入手しやすいのも嬉しい。また、どうしても駄目になった部材交換は部材価格自体が安いので安価にできる。 |
短所 | ソフトウッドの部類になるのでメンテナンスが必要。2年毎の塗料塗布を推奨。 |
耐年 | 8〜10年程(メンテナンス次第で15年以上も実績)メンテナンスをきちんとされていればこれで充分です。 |
弊社のウッドデッキに使う松材は一般のホームセンターなどに売っている松材とは物が違います。
下記の松材の木口画像をご覧ください。
杉材は地杉(宮城県産=杉材の良産地です)の赤身のところを製材して使います。
杉材は柔らかく弱い印象を与えそうですが実際は杉材の赤身は耐水性が高く下手な木材よりも長持ちします。
今でも家屋の外装材に使われるくらいですので耐候性(水や紫外線などの環境に耐えうる性能)は高いです。
桧葉材は特注部材で幅広柾目割に製材され節の無い無節材を使います。
耐久性が高いので良く外部の造作に使われます。杉の赤身や桧なども高い耐久性がありますがそれ以上に高いといわれています。
弊社のウッドデッキには笠木に使いますが、特に製材するにあたり柾目割(幅広い面が柾目になるように割るやり方)に製材して木材割れを起こしにくい割り方にしています。
節がないのを使います。いわゆる無節材です。
◆燻煙グレードの仕様と特徴
仕様 | 木端やおがくずで2週間〜3週間かけて窯の中でじっくり燻された木材を使う。 |
特徴 | 燻されることにより木材が腐る腐朽菌を抑え防カビ、シロアリ、ダニなどの害虫に耐久性を持つ。 |
長所 | それでなくても耐久性が高い国産杉材の赤身のところをじっくり時間をかけて燻しているので木材自体の耐久性が上がっている。 燻されているので木材の腐る原因の木材腐朽菌を寄せ付けにくい効果。一般の高温(強制)乾燥木材と違い繊維細胞が壊れていない。 |
短所 | 部材の規格が決められているので特注寸法が出来ない。角材は芯持ちなので強いが割れやすい。 |
耐年 | 10年以上 |
じっくり時間をかけて燻煙処理された木材の木口です。芯まで燻されています。
燻煙処理された木材の実験室での検証
1)カビ発生実験では未処理と比べてカビ発生がない。
2)おがくずなどでされた燻煙処理は線維細胞を破壊しないので脆くならない。
3)燻煙処理によりシロアリやダニなどの害虫に耐久性がある。
4)木材が腐る原因の木材腐朽菌を寄せ付けにくい効果がある。
◆総栗造りグレードの仕様と特徴
仕様 | 全て栗材で作り上げられた製品。 |
特徴 | 国産の木材の中でトップクラスの耐久性を保持する国産無双の木材。杢目もきれいでシロアリなどの害虫を寄せ付けない樹液タンニンを持っている。 |
長所 | 重厚で硬い木材の部類になりますが何と言っても耐久性は抜群です。また綺麗に杢目を持っていますので塗装を施したウッドデッキはすごく高級感が漂います。 国産の木材の中で耐久性としてはトップです。 |
短所 | 乾燥が遅く暴れやすい。樹液タンニンの汚れがでる。高価で入手が困難。 |
耐年 | 15年〜20年以上 |
栗材は耐久性が高くシロアリにも強いウッドデッキには最適な木材です。
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