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ロープと滑車、40mm角(だったかな?)の木の棒を準備します。ロープは約16mを折り返すので、30m以上は必要です。滑車を取り付ける木の棒は説明書に書いてあります。いいかげんな材質のものでは折れて事故になる可能性があります。 説明書にも書かれていますが、高い部分のユニットは地上で組み立てておいて滑車を使って持ち上げ、ユニット単位で組んでいきます。 中間部分は地上で組んでしまったらちょっと重すぎて、吊り上げるのが危険だったため、再度バラしてから部品毎に持ち上げて組みましたが、全部をその方法でやると上に上がっている人の作業が増えてしまいます。 こういう作業の時、どうしても問題になるのがロープの結び方です。おかしな結び方をして持ち上げてしまったら、上でロープが解けないとか、途中で緩んでユニットが落ちてきたりしたら大変です。「巻き結び」と「もやい結び」くらいはしっかり覚えておいたほうがいいと思います。 それからボルトとナットは少し余分に入っていますが、バリや塗料などで渋くて手では回らないものがいくつかありました。上での作業でこういうのは精神的にも負担が大きくなるので、地上で組んでおく方がいいようです。ボルトとワッシャーとナットは必ず一組になるものです。 |
僕の場合、穴掘りに約1カ月という時間を要したため、その間いろいろとやっておけることがありました。
各ユニットを組む前に、最上部に近いところの部品から順番に亜鉛のスプレー塗料を塗っておきました。かなり厚くドブ漬けの亜鉛メッキが施されているのですが、ほんの少しでも耐久性が増せば安いものです。結局上から2ユニット分とほとんどがコンクリートに埋まるベースユニットだけしかできませんでしたが、それでもあとから上って塗ることを考えると、そこまでいかなくていいという変な安心感があります。高所恐怖症故か?
アンテナを組み立てるときも、接続部分を避けて「テナコート」という専用のニスを塗り、接続部分には導電性のグリースをつけておきました。ニスは約1年くらいで、風雨にさらされて落ちてしまうようですが、塗ってあった部分と塗り落としたところは表面の状態がぜんぜん違うのでおすすめです。
エレメントの接続部分には最後にビニールテープを巻いておいたのですが、これは3カ月くらいで剥がれてきてしまいました。自己融着テープがいいかもしれません。
自動車用の白いスプレー塗料が余っていたので、ローテーターも塗ってしまいました。これは本当に余分なことですけど。
現在、次の構成でアンテナが上がっています。
318-40 クリエート 7/14/21/28用3ele 7MHzはDP 28用のリフレクタが1本別にあるのでブーム上のエレメントは実際には4本ある。 CL6DX クリエート 50MHz用の6ele ラジエターと第1ディレクター間が約1mなので、エレベーターを使う場合は若干マストクランプの位置をずらしてその中心にする。ちょっとフロント下がりになる。 144用 マスプロ 8eleのシングル うちのロケーションではこのBANDは期待できない。 430用 マスプロ 12eleのシングル
当然4本の同軸ケーブルで給電するのが普通ですが、144/430はアンテナ直下とシャックにデュプレクサーを入れて、その間は1本の10DFBを使っています。太い同軸ケーブルが1本減らせる分、エレベーターにかかる負担は少なくできますが、あまりおすすめできる方法ではないですね。
左の写真が現在の状態です。エレベーターの下部から伸びているワイヤーとコイルが見えますが、これは3.5MHz用のZeppアンテナの一部です。
ケーブル類は負担を軽くするために、樹脂製のワイヤーに数カ所抱かせています。
エレベーターの説明書では、タワーの中間部分で一旦固定するように指示されています。