サパ 1


サパは、ハノイから北西に250km、標高1650mに位置しています。段々畑などの風景を見たり、少数民族の村にトレッキングしに行く拠点になっています。このあたりには、モン族、ザオ族、ザイ族が住んでいます。ラオカイを通りに抜けて、バックー・ハーの日曜マーケットに行きたかったのですが、希望の出発日に合わず無理でした。バックー・ハーは近郊の村からいろんな少数民族が集まって日曜日の午前中、マーケットを開いていて、いろんな少数民族の衣装を見るのを楽しめるのです。

サパには、3泊4日の29ドルのバスツアーに参加しようと思っていたけど、ベトナムの連休と重なり、やっと取れたツアーは3泊2日の65ドルの電車で行くツアー。サパのガイドさんは私が訪れた2日前には120人のベトナム人を添乗したというのだから、ツアーが取れないのも無理はないか。そしてこのツアー、同じホテルで申し込んだ男性とともにいっしょに行動だったんだけど、ホテルの部屋までいっしょだった・・・・。おまけにこの部屋、天蓋つきの新婚さん向けっぽい部屋だった。絶句。この3泊2日ツアーは夜ハノイから電車でラオカイ(中国との国境の町)に行き、翌朝着く。バスに乗換えサパに到着、トレッキングをし、サパ1泊、翌日トレッキング。そして、その夜にラオカイからハノイに向けて出発。朝ハノイ着というツアー。帰りの電車では男性は寝台が取れなかったので、車掌室で寝かされたらしい。

寝台列車は、一番低いレベルから言うと、ハードソファ(堅い90度の椅子)、ソフトソファ、ハードベット、ソフトベットに分かれるのであるが、この手のツアーで行く場合、ソフトベットが用意される。しかし、ハードベットの6人部屋だった。そしてこの6人部屋でも、一番上が一番安い場所である。同じコンパートメントには、マレーシア人の夫婦と、カナダ人の男性、そしてベトナム人の男性がいた。エアコンが効くので寒いくらいです。帰りは一番上のベットでエアコンの風が直撃していたので、パーカーのフードを被って寝ました。

夜10時にハノイ出発予定だった列車は、結局11時30分に出発した。その翌朝ラオカイ駅に7:55到着。駅を出ると、到着した観光客を迎える人やマイクロバスでいっぱいだった。これならフリーで来ても全然問題ないかという感じ。Ming Quangというホテル名が書かれた紙を持っていると、現地の係が拾いに来てくれた。1時間ほどバスに揺られ、9:20分にサパに到着した。サパに着いてびっくりしたのは、この日は日曜日だったためか教会の前の広場には、民族衣装を着た人や普通の服を着た人やいろんな人がごった返し、テーマパークに来たような雰囲気で、想像していた雰囲気とは全然違いました。バスはホテルが並ぶ道で降ろされ、そこでそれぞれのホテルの迎えがやってくるのだ。

■1日目のトレッキング
部屋にすぐ通してくれたので、荷物を置いた後、朝食を取り、トレッキングは10時50分に始まった。黒モン族が住んでいるシンチャイ村(Sin Chai)を訪れた後、カットカット村に行くルートです。途中、カットカット村のはずれの滝あるところを通ります。このルートはホテルから歩いて帰って来れるルートです。だからルート的にはいまいちかも。

まずはサパにフランス人が入植したときに建った最初の建物の横を通り、麓に下りていくのだが、傾斜70度はあろうかという山道を下っていくのだ。棚田が広がり、牛がのそのそと山道を横切ったりとのんびりした風景が続きます。途中ガイドのTheさんが何度か地元の人に土地を横切っていいか訪ねていた。断られるところもあった。シンチャイ村の集落はそれほど家が集まっておらず、村という感じではありませんでした。1軒の家の中を覗かせていただきました。途中で、ホテルから持参したサンドイッチをお昼に食べました。その後、滝とカットカット村を通り抜けました。そこからは階段や舗装した道がサパの町まで続きます。標高が高いためか上りはかなりしんどかったです。舗装されているため、カットカット村のすぐ近くからバイクを拾って帰ることもできます。カットカット村からサパの村までは歩いて30分程度です。ホテルには、14時30分くらいに戻ってきました。実質歩いていたのは2時間半もありませんでした。

サパは思った以上に暑く、日差しも強いです。ガイドさんにサパを訪れるのはいつがいいか聞いたところ、9月の稲穂が輝いている時、そして4月だそうだ。今度は9月に訪れようと思う。
写真中 滝のそばの小屋で休憩していた時に写真を取りました。
写真右 カットカット村。

■サパの町
サパの町には、モン族の若い女の子たちが民族衣装を着ていろんなものを売りに来たりしています。教会の前の道は夜になると、屋台が並び、炭火でとうもろこしや卵を焼いたものを売っている店(写真右)が、ずらーっと並びます。暗くなってくると、ザオ族の女の子達は家に帰っていくのですが、”ここが道かい?”という山道を登って行ったのにはびっくりしました。夜9時ごろでも、ザオ族のおばちゃんたちは道に雑貨を広げ、物を売りながら手作業していました。

■サパのマーケット
サパのマーケットの1Fは普通のどこにでもある市場です。モン族の男の人たちが集団でご飯を食べてました。男性は女性に比べあまり民族衣装を着ている人が少ないのですが、この時は集団で見ました。市場では大きなさるのこしかけ(写真左)が売っていた。2Fの1部屋に少数民族の人の市場があります。




ベトナムIII Topハノイサパ2パフュームパゴダちょっと補足


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