キャリパ掃除ほか色々メンテ

(2005/12/11)

いろいろメンテしたい所はあったのですが、
時間が取れなかったり気分がのらなかったりで
すっかり溜まっていたものを一気に片づけました。

今日の作業内容は
1.前後タイヤの空気圧調整
2.フロントフォークの空気圧調整
3.リヤブレーキキャリパの掃除
4.エアクリーナーの掃除
5.ミラー固定ボルトの交換
6.フロントブレーキキャリパの掃除
7.フロントフォークインナーチューブの掃除
です。


1.前後タイヤの空気圧調整

9月に調整してから見ていなかっ たので、
そろそろ減ってるかなと思っていたのですが、
前 2.15→1.7kpa
後 2.4→2.0kpa
に減っていました。1名乗車時の空気圧ですね。

空気を入れて、前 2.05kpa、後 2.3kpaにしました。
2名乗車&高速走行用ですね。


2.フロントフォークの空気圧調整

フロントフォークの空気圧は
本来は前輪を浮かせてやるのですが、
フロントジャッキがないので、
前輪接地のままで規定の0.4kpaにします。
これなら入れすぎる心配は無いですから。

とりあえず浮かせられるだけ浮かせて計ると
なんと0.4kpaでした。

フロントフォークをOHした時以来なので
すっかり抜けて0kpaかもと思っていたので
少し拍子抜けでした。


3.リヤブレーキキャリパの掃除

いよいよ本命のリヤブレーキキャリパの掃除です。

キャリパを固定しているボルトを外して
キャリパを外すまではすぐでしたが、
右下チャンバーが邪魔になって
キャリパが横に出せません。

しばらく知恵の輪状態で考えたのですが、
どうしてもチャンバーに当たって出せないので
チャンバーとブレーキディスクの間の隙間で
キャリパの掃除です。

ブレーキパッドを外してから
ブレーキペダルを数回押すと
両方のピストンがせり出してきました。
汚れてはいるものの、ウエスで拭くとすぐに取れました。

ピストンを拭いてから、ピストンを揉み出して、
(ピストンを押し込む→ペダルを数回押すを繰り返して)
ピストンの動きが柔らかくなったところで
ピストンにラバーグリスを塗布して
さらに数回揉み出しして
ピストンがスムーズに動くようになったら
揉み出し完了です。

続いて外したブレーキパッドとシムを
ワイヤーブラシでゴシゴシ擦って
パッドの粉や汚れを落とします。
その後、パッドの背面にパッドグリスを薄く塗り、
パッドにシムをつけてからシムの背面にも
パッドグリスを薄く塗って、
パッドピンが通る穴にもパッドグリスを塗って
準備完了です。

キャリパーにパッドを付けてパッドピンで固定し、
キャリパーを固定したら数回ブレーキペダルを押して
パッドがディスクに密着したら終了です。


4.エアクリーナーの掃除

エアクリーナーを掃除しようと
エアクリーナーボックスを開けると
ボックスの底にエンジンオイルが溜まってました。
どうやら前回エアクリーナーに染みこませたオイルが
多すぎたようです。

とにかくエアクリーナーを外して大きめのビニール袋に入れ、
2ストエンジンオイルを多い目にふりかけて
ビニールの中でモミモミして汚れを洗い流します。
でも、ほとんど汚れていなかったですね。

洗ったあとはこれまたビニールの中で絞って
余分なオイルを絞り出しておきました。

エアクリーナーボックスに溜まったオイルは
ウエスを押し込んで吸い取りました。

あとは元通りに組み上げていけばOKです。


5.ミラー固定ボルトの交換

カウルステーを51Xのものに交換したので
ミラーを固定してるボルトのサイズが合わず、
やむなくナットで止めていたのですが、
調整するにもナットまで押さえないと動かせず
不便していたので、
ピッチの合うボルトを購入して交換しました。

これでカウルステーに溶接してあるナットに
直接固定できるようになったので
シートに座ったままでも固定できるようになりました。

まあ、一度固定してしまったら
そうそう動かすものでは無いので
気分的なものですね。


6.フロントブレーキキャリパの掃除

手順はリヤキャリパーと同じなので省略しますが、
なんと、右キャリパーのピストンに、錆が・・・

赤丸の所に錆らしき筋があります。
キャリパピストンに錆?

擦ってもブレーキクリーナーで拭いても取れませんでした。
でも、このままピストンの揉み出しをしたら
問題なく動いたので良しとします。

でも、交換したての新品のピストンなのに
もう錆びるだなんて、ショックです。
他のピストンは錆びていないので何が悪かったのでしょう?

こびりついた汚れであることを祈るばかりです。


7.フロントフォークインナーチューブの掃 除

フロントフォークのインナーチューブに汚れが付いていると、
そこからオイルシールも傷ついてしまうかもしれないので、
ウエスで拭いておきました。
点サビがあるかと覚悟して見たのですが見あたらず、
きれいな状態でした。


とにかくやろうと思っていたメンテは全て完了しました。
これで 一安心ですね・・・と思ったら、
フロントフォークのエアバルブのキャップがありませんでした。
よーく考えても最初から無かった気がします。
まあ、キャップなら買って付ければ済むので早速手配しましょう。