禁断の薔薇たち 特別編 「ミストレス・Kの調教日誌 1・2」 by Mistress Kaoru

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快楽の女神たち8 カオル(2編掲載) 「ミストレス・カオル再臨」



  カオル [特別寄稿]  
ミストレス・Kの調教手帳  1

ごきげんようattsu様。懐かしい方、わたくしの、古い友人。
わたくしの、心の闇のすべてを知る数少ない理解者。
あれから、どれくらいの月日が過ぎましたでしょうかしら?
お元気そうで、本当に安堵いたしました。
そして、ここは、なんと懐かしい古巣。
わたくしの部屋は、今はなくとも。貴方が、わたくしに一時の楽しい夢をみせてくださった事に感謝しない日はございませんでした。
また、ほんの一時、羽を休める為に立ち寄る事をお許しくださいませね?
貴方が、知りたいとおっしゃった、昔語りをほんの少し、させていただきましょう。

あの時、まだ、この館に部屋を許されていた、あの頃。
わたくしは、故あって、とあるお店に出ておりました。
そこは・・・、いわゆる、SMを売りにしている、BARでした。
勿論、わたくしはその様な、夜の世界は初めての経験でしたが、お酒のお世話を怠らぬ以外は、わたくしの様な女には、別の役割がございますわね?
そこに集う人々は、お酒を嗜む為だけにわざわざ来られる訳ではございません。
そこに、何か・・・・人には言えない、何かしらの光景や人物。
それが、妖艶な女奴隷であれ、清楚な女主人であれ、または・・・おろかな『犬』であれ、普段は、服をきて、仮面をつけた様に生活している、自分自身を解放し、または、自分の本当の欲望を垣間見たさに訪れているのですもの。
夢か現か。いや、むしろ、夢をみたさに通うのかもしれません。

そのお店『A』には、主がおります。
今は、すっかり御高名になられておりますA氏。
しかし、わたくしは、その時は、『業界』に知り合いも少なく。なんとなく、アルバイトと、SM修行とが同時に出来る、くらいの感覚でした。
その方は、最初、お店の馴染みのお客様でした。
主A氏に紹介されて、席に付いたのを覚えております。
きちんとした、スーツを着込み、ビジネスバックを持った、ごくごくお優しい風貌の常識的な紳士風。
まだ、当時は本当に若々しい感じの、SだというM様。
お目当てのR嬢が生憎と他の方を接客中でしたので、新人のわたくしが呼ばれたのです。

お酒を飲みながら、色んなお話を致しました。
いつ頃からこんな事に興味を覚えたか、または、もう経験があるのか、パートナー様や奴隷がいるのかなど。あたり障りのない範疇から、少しずつ打ち解けて段々と、性癖を聞き出し、それに合わせたサービス。お話相手や、レクチャーなどがわたくしの主な仕事になりました。
お二人で来店されて、お相手の方をスタッフに嬲らせて楽しむ方もおられれば、純粋にショー的な刺激を求められる方々もおられます。
ただ、若い女性の肌の露出を期待して、冷やかしの様な方々も多いのも事実。
または、レズビアン。ジェンダーの方もおられました。
各々の、思い描く非日常がそれぞれに交錯した空間。
そこには、溢れんばかりの人間の欲望が沢山ございました。

最初、その男の希望は・・・ルックスも良く、年齢もうら若い、R嬢を調教する事でした。
熱心に通い、彼女を口説いている様子でした。
しかし、R嬢は、その清楚な容貌から、大変に人気があり、なかなか、一人の男性のモノになどなろうばずもなく・・・。
気を紛らわせるかの様に、わたくしに自ら収集した、責め絵や、緊縛の古い資料など・・・、本格的な刑縛全集などその年齢の男性からは、想像も付かないくらいの渋い趣味のコレクションを色々と並べて見せるのです。
時間とお金を注ぎ込んで集められたそれらは、大変興味深く、そして、その男の情熱を充分に知らしめるものでした。

いつの頃からか・・・、すっかりと顔馴染みになり、同伴出勤などもしてくれる様に成った頃、お店の近所にある、店主が趣味で始めたという、洒落た小さなレストランで。
「Rは実は妹みたいに大切に思っているんだ・・・、守ってやりたくなる様な女だよなぁ。」
と、唐突に言い出します。
妹・・・妹を縛りたいと思っていたのか・・・この男は。
性的欲求があるからこそ、必死で追いかけていたのではなく?守ってやりたい?

「R嬢を諦めるって事?そう、何となくがっかりだな」
「がっかり?」
「そう、もっと必死で追いかけていくのかと・・・」
「お前は、俺が彼女を追いかけている方がいいわけ?本当に?」

もの凄く、渋い顔をしてこちらをみて・・・いえ、睨んでおります。
妙な気持ちが、背中を走っていきます。
まずい事を言ってしまったのかしら?仲が良いといっても、お店のお客様ですし、まだまだ、接客もパーフェクトという訳でもないであろう、わたくしです。
「随分と熱心に何年もお通いと、聞いていますよ。」
ワインを一口飲みます。
渋い・・・赤は嫌いだ。
鹿肉は濃厚で好き。
焼き具合もここのは、旨い。
シャンパンか、せめて、スパークリングの白が欲しい。
「うん、熱心に通っている、なびいてくれないけどな・・・どの女もさ」
「どの女も?複数いるのですか?また、びっくりだな。そんなに、気が多い人?」

なぜだか、この世界、秒速で別れたり引っ付いたり・・・、不倫の不倫も有ったり・・・、それだけ、嗜好の添う相手が少ないと言う事か・・・または、男も女も気が多すぎるのでしょうか。
「昔は、ああゆう清楚なのを・・・調教して楽しみたいと思っていたんだよ、男だからな。」
「ふうーん、スタンダードですねぇ、良いと思うけど。R可愛いですしね。」
「うん。可愛い。だから、今は・・・妹だな。」
にっこり、微笑んで、頷いている。
きれいに笑う男。
家族の前でも、こんな風なのだろうか・・・、愛妻家で子煩悩と聞いているが・・・、妹の様に愛しい女は縄で吊してみたいと言う。
人の欲望とは・・・矛盾していて、おもしろい。

「今、狙っているのは、お前だよ。」
ますます、おもしろい。
どうやって?
わたくしが、どんな女か承知でしょうに・・・。
「お前の様な女を、跪かせたいよ。鞭で打って、泣かせてみたい。」
そういうのがお好み?
酔って、社交辞令の様に、陳腐な台詞を吐いているのだと、思っていました。
エナメルを着た、鞭打ち女に本当に欲情などしまして?貴方。

「お前が、欲しいと思っているよ。縄で縛って、無理矢理にでも犯してしまいたい。まあ、そうは言っても、今の所は、ただの願望だがね。陳腐だろ。普通の男と変わらないよ。」
そして、また、照れた様に笑う。
「いい女が側にいれば、抱いて楽しみたいと思っているよ。男だからね。ましてや、危ない話にも共感してくれて、手が届きにくそうな女なら、余計だろ?」

皿が下げられて、デザートが運ばれてくる。
濃いエスプレッソの焦げた様な香りがいい感じ。
男が、砂糖の塊を迷った挙げ句に、諦めた様にカップに落とす。
甘いな、それは。

「格好悪い、告白だね。ありきたりで、誠意もなにもない。でも、かおるは、嘘は嫌いだろう?お前は若いが・・・、自分の信念を持っている。SMを本気でやっている気がするし。」
そう、わたくしは、本気。多分ね。
だから、素人のわたくしなんかに、『犬』達も本気なのだきっと。
特に、若く赤い龍を纏っているあの男などは。もう、逃げられはしないのだ。
次は、もっと、深く・・・沢山の傷を負わせてやらないと・・・、鞭の後が消えると悲しくなると嘆いていましたっけ。
入れ墨を増やしたいが、背中や尻には避けて入れて行くと言っていた・・・、鞭で打ってもらう為に空けて置きたいのだとも。

「俺はお前の、おかしな話に聞こえるだろが、そのバランス感覚が好きだけどな。」
「バランス?」
珈琲の苦みがわたくしをテーブルに呼び戻す。
ぼうっ・・・と、次の調教の事を考えていました。
アルバイトで忙しく、なかなか会えなくなり、暫くは放置の『犬』達。

「痛みと引き替えに、お前が差しだそうとしているものだよ・・・。普通は、調教の失敗のリスクまでは、正直考えていないぜ。しくじったら、結婚してやるだなんてさ・・・。」
「どん引き??ですか?責任はとらないと。他に方法を思い付かないだけですけれど。」

幸い、まだ、失敗などはない・・・、自分なりに気を遣っているつもりだ。
かなり、痛みを伴う調教が好みだし、相手には限界まで付き合って欲しいのだ。
人間がどこまで、相手の為に苦痛を耐えうるのかに興味がある。
思いつく限りの、拷問に近い行為を相手にも許容して欲しい女なのだ、そういう話もこの男は知っている。
「いや、逆にものすごく、興味が湧いた。というより、欲情した。」
その本気さが、そそると。かわいいのだと。
男は不思議ですわね。

「縄をかけて、押し倒して犯して繋ぎ留めておきたいと思う。ここが本気なら・・・。」
男は、胸の中心のネクタイのピンの辺りを指さして、微笑む。
「お前はどの奴隷より、耐えきるだろう?そういうの・・・見てみたいじゃないか。」
「言いますねぇ・・・楽しみにしておきますね。でも、その前に・・・」
「なんだ?」
「それなら、ほら、例の外国に居るという、あの奴隷の女。」
この男には、長年のパートナーがいるという。
今は、旦那様の転勤で、どこだかの、海外暮らしのはずだ。
毎日、旦那様の目を盗み、時差を利用して、国際電話を掛けてくる。

「あの女には。彼女が出来たって、ちゃんと話を通してくださいます?」
「不義理は嫌と言う訳だな・・・お前らしいが・・・」
「あと、私の奴隷は手放しませんよ。あなた、結婚もされいて、奥様とは別れるつもりもないでしょう?だったら、そういう事にしてください。」

そう・・・、いずれ、いいえ、直ぐにでも、破綻する関係だろう。けど、仮初めだからこそ、相手の誠意がみてみたい。お互いの奴隷に隠し事なく、付き合おう。
わたしくのスタンスは守りたい。
つまらない、女の意地かもしれないが、自分には大切な事だから。

「その条件を受け入れれば、うんと言うのだね?かおる。」
「だって、面白そうだから。あなた・・・本当に私が欲しいのならだけど。」
暫く、天井のシャンデリアに視線を泳がせたあと、窓際に寄って、携帯を取り出して待っていた。
女が出た様だ。
手短に、説明したようだが・・・やはり、泣いて取り乱した様だ。
別れたい訳じゃないが、新しい女も欲しいのだ・・・という。
そういう直球なところも気に入っているわ、貴方。
予想に反して、女が納得した様だった。
もっと、拗れるものかと思っていたのに。ますます、興味がわいてくる。
どんな、躾方をしているのか、素直なものです。
自分も、この先、この男に本当に、縛られたり、嬲られたりする事があるのだろうか・・・、お店の女の子達に、縄を掛けている所を見た事があるが・・・、この男は、古典的な責める縄が好きだ。
吊すなら、本格的に苦痛を伴うものに成るだろう。
見せる為ではなく、責める為に、掛けるのだから。
苦痛に戦く、女が、好みなのだ。

あまり想像できないが、責められる、わたくし・・・痛みには強い。多分、下手なM女より。
耐えられるだろうか・・・。
楽しみです。本当に。
いつもは、『犬達』を鞭打つ女が、今度は、吊され針を打たれるというのは・・・。どんな感覚なのでしょうかしら?

意外と、早く、その機会は訪れました。
ネットで予約した、SM専用の部屋に連れていかれました。
市内の駅の裏手の、有名なラブホテル。
入り口にあざとく、三角木馬も置いてある。
ここは、知り合いの女王様達と、何度か集団調教という名のパーティで利用した事があります。
コンセプトに添って、いろんな飾りが施されたSMルームが人気です。

シャワーを浴びて、入れ替わりに男が浴室に消えるのを待って、バックから赤い紅絹の長襦袢を出して肌につけます。
麻縄の淡い色合いに映える事でしょう。
わざと、伊達締めで胸元をきつくしっかりと締めて止めます。
晴れ着の着付けを待つ令嬢の様に。しっかりと、無駄な媚びは必要ないと、考えました。

思った通り、支度を終えたわたくしを見て、男は喜びました。
胸元をはだけて、媚態を作る女達を見飽きているからでしょう。
白足袋の足先には、男が苦心して揃えた様々な道具の入ったバックが置かれています。
想像以上のものはございません。
シンプルで使い勝手の良いモノがセレクトされて入っております。
それと、いくつかの、この男の性癖を強調する、手作りの品々。
主に、和風の責めを好むであろう主人の、道具達。
麻縄や手ぬぐい。蝋燭や針のたぐい。
竹を加工した、猿轡は、この男のお気に入り。
竹製のササラや。『竹製の敷石もどき』。簀の子の様に組み合わせ、三角柱状に成ったものを石に見立てる、拷問具の様だとお考えくださいませ。
女をこの上に正座させておいて、座るなり、重しを置いて楽しみたいのでしょう。

男が正面に座ります。わたくしも向き直ります。
「よろしく御調教くださいませ・・・御主人様?」
慣れない台詞ですが、礼儀ですので。一応。
「いや・・・、御主人様はよそう、かおる。いつもどおり、Mと呼んでくれればいい。
お前を奴隷にしたい訳ではないんだ・・・判るね?」
「はい、ではM。よろしくお願いいたします。」
「よし。これを噛んで。」
猿轡を、丁重にガーゼを噛ませてから、口に付けられました。
おそらく、唾液が溢れた時の考慮からか、奴隷であればわざと、口から溢れさせてなぶる事さえありますのに。

後ろ手に縄を掛けられます。
手早く胸にも縄が回ります。
やはり、慣れていて、そして、きつい縛りが続きます。
カナビラが下がった金具に縄が掛けられ、足下はつま先立ちの状態です。
右腿にも縄が回されます。
そうして、眺めている間にも今度は、左。
かなり、上に吊られましたが、さほどきつくは感じません。
バランスの問題なのかもしれません、もっと、きつい吊りを想像していたので、少し驚きました。
時間の割には、丁寧に、幾つものテンションに割り振られ、負荷の架かりにくい楽なものでした。
「きついかい?かおる。」
わたくしは頭を振ります。
「うん、初めてだろう?最初だからね・・・優しくするよ。多分ね。でも、かおるには、こうゆう優しい方が耐え難いのかも知れないと思うんだ・・・痛みには強いだろう?根比べしても、楽しくは無いだろう?」
頷き返します。
そういう事か・・・。ちゃんと、作戦は練ってある訳ですね。
「こう・・・縛ってしまえば、お前ももう、逃げられないしね・・・。鞭が飛んでくる心配もない・・・お前のは、容赦なくて、おっかないからなぁ。」
ウインクしながら、今度は後ろに回ってゆっくりと、伊達締めをほどきにかかります。ほどきながら、うなじや耳たぶにキスを繰り返します。キスのたびに、興奮してくるのか、段々と息遣いも上がっていきます。
とっくに、前がはだけられ、乳房も揉まれているのですが不思議と恥ずかしくはございません。
なんだか、わくわくした気分でおりますと、今度は、前に回って、かなり乱暴に胸を掴まれます。
乳首を噛まれて、あまりの快感にのぞけってしまい。揺れて、男を腿で挟みこんだ様になりました。
胸が感じると気づいた男は執拗に乳房を攻めたてます。
隆起した男の股間のモノが下着越しに、わたくしの股間に当て返されます。
一瞬、ヒヤリと冷たいものが自分の体を抜けていきます。

こんな、恥ずかし真似をしてでも、この男に身を委ねようとした、本当の理由。
わたくしは、まだ、男性とのセックスでいった事がないのです・・・。
正確には、一応、処女ではないものの、殆ど男性器挿入の経験がありません。
何人かの普通の男性を含めて、お付き合いした経験もございますが。優しい??方が多かったせいか・・・、痛みがあると言うと、大抵は挿入なしで・・・と。
年と性的嗜好から考えれば、大凡の期待を大きく外れたまま、生きてまいりました。
せいぜいが、ハードなペッテング止まり。
わたくしは『犬』とはセックスいたしませんから、ますます、男性との行為もないままに、いつしか、数名の『奴隷犬』を飼う女と変貌しただけでございました。
今夜は、わたくしにとって、特別な夜になる事でしょう・・・。
結婚をし、女奴隷もいる男。
必ず、わたくしを女悦びへと導くはず。正直に、事の経緯は伝えてあります。
そう、わたくしは、男としてのMのスキルが必要なのです。
後腐れなく、そして安心して身を委ねられるだけの技量も欲しい。
誰でも良い訳ではない。
そう。ずるい選択をいたしました。
「かおるの恥ずかしいところを見てみようか?」
男の指先が、下着の上から入り口の辺りをなぞる様にゆっくりと、いったりきたりしています。
なんとなく・・・、怖いような・・・くすぐったいような・・・。
奇妙な感じがして、部屋が白く大きく霞んで見える錯覚を覚えます。
下着をずらせて、指先がさらに奥を探ってきます。
痛みで、また、体が大きく、揺れだします。
小さく、男が舌打ちしました。
「ごめん・・・まだ、あんまり濡れてなかったんだね・・・。大丈夫だからね、任せてね。」
目を見ると少し苦笑いしながら、膝立ちの様なポーズで屈んで、襦袢の裾をめくります。
「いっぱい、虐めて可愛がってあげるからね・・・。」
膝からお尻にかけて、ゆっくりと撫でたり、摘んだりしながら、片方の手で素早く、襦袢の裾を後ろに落として回ります。
そうして、下着をわざと、横にずらして、そこにわざと顔を近づけて待ちます
「ここは、ちゃんと感じるんだろう?」

クリトリスを親指で摘む様に刺激し始めました。
男の目を見て、頷きます。
揺れ出す躰が、男を誘います。
感じているのか、蜜が溢れてきたのか・・・、男の目が静かに笑っています。
「確かに、小さくて可愛いなぁ。男をあまり知らないとは聞いていたけどさ。」

つぶやくと、いきなりクリトリスに吸い付きます。
口でされるのは、好き。
痛くはないし、その程度なら好きな男性にしてもらうのに抵抗はない。ちゃんと、快感がついてくる。
油断して、快感に溺れたように成っていると、突然にそこに歯をたてられました。

苦痛か・・・。嫌、快感か。
全身を言いようのない波がさらっていきます。
また、噛まれました。
今度は、甘噛み。
また、波が、そこを中心にして広がります。
ぺちゃぺちゃと、すすられながら、乳首を摘まれます。
噛むと同時に、きゅっと指先に力をいれて、乳首も捻られます。
もう、目がくらくらします。腰が震えて、とまりません。
そのまま、噛んだりすすったりしながら、潤った割れ目に、指が入れられていきます。
「ああ・・・ほら、ちゃんと指が入ったよ・・・かおる。本当にお前・・・、まるで・・・。」

ゆっくりと、男の指が付け根まで入りました。
男が、溜息の様なつぶやきを漏らすのと、わたくしが果てるのとが同時でした。
なんといったのが聞き取れません。
「いった?もう?」
瞬きで、返事をします。ちゃんと、いけました。
「お前・・・本当に、可愛いなぁ。」
指を入れられたままなので、中が少し痛みます。
男が頭を振りながら、譫言のようにささやきます。

指が再び、動きだし、痛む内側の肉を押し広げてゆきます。
「かおる・・・。ここは?ここは?どうなんだ?」
奥の少し入った上の方を、掻く様に指がぐるぐると這い上がってきます。
あまりの、衝撃に声も出ません。
すぐさま、また、いきました。
「ああ、そうなんだね・・・ここが良いのだね?これを、こんな感じ?」
そこには、なにかがある様でした。
性的に興奮しないと突起しない様な、何か。
『スイッチ』と、男が笑います。
引っ掻く様にしなが、押したり擦ったりすると、効果は絶大です。
以前の彼氏も、同じような事を言っていたのを思いだします。
遠距離恋愛だった、その男も、二年も付き合いながら、『スイッチ』をこね回し、わたくしの果てるのを楽しむだけ。
浮気が心配だったらしく、自分で触れる様に訓練して欲しいと、目の前で触るようにオナニーを強要された事もありました。
しかし、単純に自分では触る事が不可能な位置に有るようで・・・。それが判ると、とても残念そうに、悔しがっておりました。
「ああ、蜜が溢れ過ぎて、こんなに成っているのに、また、いくんだね?」
「ああ、かおるは、いやらしい女だね・・・、ここ?もっと?もっと?」

乳房に吸い付きながら、もう、取り憑かれた様に、指で責め立てます。
何度果てたのか、体全体が弛緩し始めて、息も続かなくなりはじめました。
目配せにやっと気付いて、男がよだれで汚れた顔のまま、わたくしの指先を撫でます。
しびれて、うっすらとしか感覚がありません。
指先の温度を確認すると。慌てた様子です。かなりの時間吊られていました。

口元をバスロープの袖で拭うと、自分の膝をわたくしのお尻に宛がい、手早く片足ずつ、縄を下ろしていきます。
降ろし終えると、後ろに回って、自分の胸にわたくしを押しつけながら支えて、手首の縄を先に解きます。
指先に血が流れだし、痛みもましになりました。
まだ、肩の辺りが奇妙な皮膚感です。
そのままで、担がれて、ベッドまで、連れてゆかれます。
ベッドにゆっくりと横倒しに置かれると、男が慣れた手際で、縄を全て解いてゆきます。
畳の上に、とくろを巻く蛇の様に、幾重にも縄が解けて、降り積もっていくのをみながら、お腹の中がひりひりと疼くのを感じていました。
男が覗き込み、猿轡がはずされます。
涙とよだれで汚れた頬をタオルで丁寧に拭い取ると、口づけされ、上に覆い被さるように、体を合わせてまいります。
まだ、辛うじて襦袢を腰に巻き付けたままでしたが、男はかまわず、いきなり自分のモノを押しつけてきます。
思い直して、枕元からゴムの包みを取ってきました。
何故、そんなに焦っているのか・・・、一度、失敗して二個目も手荒に開けています。
収まると、股の間に滑りこみ、大きく張り出したそれを、わたくしに深々と突き立てました。
やはり、男性のそれは大きく、指などの比ではありません。まるで、体の間中から、べりべりと肉を裂かれる様な苦痛が襲ってきました。
それでも、男にはむしろ快感を覚えるものなのか、激しく震えると、大声で何か叫ぶと果ててしまいました。

やっと、行為を成し遂げた、達成感と、あとには、苦痛が。
これが自分の本当に望んだものなのだろうかと・・・。
段々に引いていく痛みと対峙しながら、漠然とそんな事を考えておりますと。男がわたくしの髪を撫でながら、口づけを繰り返し、まだ、濡れているそこに再び指を入れて、ゆっくりと掻き回す様な動きをいたします。
「かおる・・・かおるが痛がるのが、判るよ。ほら。」
ゆっくりと、ひどくゆっくりとした動きなのに、逆にこちらの方が、わたくしには快感なのです。
腰が疼くように熱くなって、男の指に反応しているようです。
「まだ、こここがこんなに良く締まって、俺の指が食い千切られそうだよ?」
「こんなに、狭いと、大きいのが苦痛な訳だな・・・本当に、こんなに・・・。」
言いながら、Mの指の動きが段々と激しく成っていきます。
興奮の度合いが増した様子ですが、わたくしの方は、少し恐ろしくなりました。
「お願い・・・もっと、ゆっくり・・・して。ください。」
「お願い?もっと、ここをかい?それとも・・・もっと激しく?こう?」
わざとゆっくり出し入れしたり、激しく『スイッチ』を攻められたり。
男が興奮して、名前を呼びながら、中を掻き混ぜています。
最初はぐちゃぐちゃと水音がしているのですが、締まると、男の指を咥え込んで、そこが急に静かになります。
そのまま、執拗に『スイッチ』を攻められて、突然の快感の大波に呑まれて、気を失いました。

次に意識が戻った時、Mは、その男は、わたくしの頬を指先で撫でながら、うっとりとした顔つきで、見つめています。
「なんて、女なんだろうか・・・。お前は。」
「もっと、慣れた、女だと思っていた?年のわりに、可愛い子ぶってるって?」
「いや、お前は本音の女だからね。嘘じゃないのは、判っていたよ。ただ。」
乳房を撫でていたくせに、少し乱暴な風に、掴まれる。
「予想を超えて、可愛いので、満足だよ。」
それに、と含み笑いのような、ささやくように。
「お前のように、恐ろしい事を平気でやる綺麗な女は、大好きさ。淫乱な所も、いいよ。」
「淫乱ですか・・・?」
「うん。ここは・・・特に・・・。小さくて狭くて、可愛くて、素敵だよ。」
そそるよ、たまらないよ・・・と、男が繰り返し、何か返答しなければと思うが、口づけで塞がれてしまう。
乳首を交互に噛まれると、段々とまた中か疼きだすのがわかります。
うん、確かに淫乱なのかもしれない・・・。
指が入ってきます・・・。
また、あのうねる様な快感を味わえるのかと、体が反応しています。
少し、男にちゃんと反応している自分に満足している、もう一人のわたくしがいます。
こんな事は、初めてです。
今までの彼氏は、誰一人、わたくしの嗜好にまでは気付かなかった。ましてや、正直に告白しても、信じてももらえなかった。
この男には、自分が変態だと隠さなくてもかまわない。
同じ、アンダーな世界をさまよう同志なのだから。

「ほら・・・、また、ここがこんなに成って。いいの?」
「ああ、いいんだね?また、こんなに締まって、奥までもの凄く・・・。」
ああ・・・と。何度も男がうめきながら、自分の指の動きに溺れている。
掻き混ぜながら、激しく乳房に吸い付き、腰を擦りつけてくる。
体をずらせながら、下の方へ、キスや舌先で腿の内側を攻められる。
くすぐったい、気持ち。
そして・・・、濡れて突起している、クリトリスへの甘噛み。
今日それは何度目か・・・、刺激に慣れてきたのか、心地よささえ覚えています。
思わず、声が出て、腰が浮き上がる。
すると、さらにきつく噛み絞める程に、すすりあげ、中を指で引き裂かれて行く。
一本ずつ、指が追加されていく感覚がある。
でも、三本が限界。
こんな事が愉しみに替わる時が本当にくるのかしら?
いや、攻めている側は、愉しい。わたくしだって、そういう時は、うれしいわ。
「やっぱり駄目か・・・?きつい?判った・・・おいで・・・さあ、怖がらずに。」
指を抜くと、男が隣に仰向けに上体を起こし気味に、待っている。
「おいで・・・かおる。」
上に乗れ・・・と云う事らしいので、おそるおそるまたがってみる。
だが、ここから、どうしろというのだろうか・・・。ビデオの女優の様に、わたしが腰を使って激しく求めないといけないものなのかしら?
少し、滑稽な気もします。

慣れているらしい男は、わたくしの腰を引き寄せる。
ゆっくり、導かれる様に、男のモノが蜜で溢れたそこに押し当てられるゆっくりと、脈打つそれが侵入してくる。
男が中で撥ねる感覚がある。
確かに・・・これは、快感かもしれない・・・。慣れれば・・・多分。
ふと・・・下にいる、男と目が合う。
微笑み返す・・・素敵だ、貴方で正解だったわと、感謝さえしながら。
軽い気持ちで、Mの髪を撫でてみる。
腰がゆっくりと上下するたびに緩やかに快感が押し寄せる。
うっとりとして、ぬるま湯に溶けていくのに似ている。
男の瞳を覗き込む、手が滑って、肩からそれて・・・そのまま、ほんの悪戯心で、Mの小さな乳首を摘んでみる。
また、目が合う・・・・。
そして、その瞬間にわたくしは愚かにも、やっと、気付いたのだ・・・。
戦慄に似ていた・・・。
何故、気付かなかったのかしら?
Mは大きく、うっとりと目を見開き、わたくしを仰ぎ見ている。
中の肉棒は怒張を一回り増して、わたくしを苦しめだす。
さらに、大きくなりそうで恐ろしい。
 
 
よくまた訪ねてくれたね、カオル。10年以上前になろうか、女王様デビューしたカオルがここへ初めて投稿してくれたのは・・・。職業女王様ではないカオルに『しっぽ』を振ってすがる男たち(カオルは奴隷たちを『犬』と呼んでいたね)を数多支配し、孤高の女王様として異彩を放ったカオル。調教は時にハードでスリリングなのに、その語り口は上品かつほのかに甘く香るようで。そんなカオルの夜語り(調教報告)を心待ちにする女性ファンも多かった。カオルが女になる様を読むのは、若干の気恥ずかしさを伴ったが(決してカオルを辱めるつもりはないのだよ)、どこか安堵するものもあった。さて、乳首を摘ままれたM氏の目にカオルが何を読み取ったのか・・・次は、その正体について聞かせてもらうとしよう。
  カオル  [特別寄稿]  
  ミストレス・Kの調教日誌 2

「お前・・・マゾだね?本当は・・・。」
男の胸に、爪を立ててやる。さらに、後ろ手に、太腿にも平手打ちを入れる。
「あ・・・ああ、はい。女王様。多分。・・・わかりません。本当です。」

また、一回り・・・大きくなる。
痛みに耐えかねて・・・、男の上から逃げようとすると、腰ごと捕まります。
抜け掛けたモノがズブズブと、わたくしの肉の中に戻ってまいりますが、なんという、苦痛。針や鞭の方がまし。
「ああ、気持ちいいよう、かおるー。ああ、いや、かおる様。」
腰を押さえなから、下から突き上げて、声を出すMの髪を捉まえて、冷静に聞きます。
「止まりなさい。嫌われたくないのなら。いいかい?M。」

名前を呼ばれて、Mの動きが止まります。
動かなければ、あまり痛くありません。
少し、拗ねた様子ですが、おとなしく、見上げています。ただし、腰を離す気はないようです。

「いつからなの?自分がマゾだと気付いたのは???」
「SMに興味を持った時からかな・・・です。多分。もう、随分と立つ・・・し。それに、色々と、SMクラブなんかにも出向いたり、個人の女王様にも調教をお願いしてみたりもしたんだよ・・・本当に。でも、全然、良くなくて・・・。立ったりもしないし・・・無反応というか・・・・。そのうち、自分がSなのか?・・・と思う様に成って・・・。試しにナンパした女を縛ったりしてみて・・・いや、みまして。」

瞳の動きを追っていると、手で隠そうといたします。
手で払って、睨み返します。
「その目が悪いんだよ・・・。そんな目でみないでくれよ。かおる。おかしく成るんだよ、お前のその瞳の色が俺をおかしく。・・・・本気なんだよ。本気で惚れているんだよ。お前に。いや・・・かおる様・・・。欲しかった。本当だ。」

そうであってほしい。騙されるのは、ごめんですものね。
仮初めの恋でも、本気。それなら嬉しい。お互い、大人なんですもの。それなら、それで。愉しみましょうね。貴方。

「まだ、わたくしが欲しいのね?お前。薄汚い雄犬の分際で・・・。ずうずうしい。」
平手打ち。
Mの顔に歓喜の色が広がって、中の『尻尾』がまた、再び堅くなりました。
「こんな汚いもので、満足させようとしていたの?お前。」

容赦なく、はずしてしまいます。
今度は、わたくしがこの男に苦痛を与えてあげる番。

ほら、お前・・・もう、『犬』の目になってるじゃないの?
どうして、『犬』達は皆、こんな目をしてわたくしを見るのだろう。
股間で、立ったままで、ブラブラと『尻尾』が揺れている。
それを、平手できつめに叩いてやると、余計に膨れてお腹の方へとそり上がる、それを見下ろしながら、立ち上がり、足で踏んづけてみますと。
「ああ、かおる様。・・・」
放出された白いものが、ドロドロと足の甲にまでかかります。
ドスンと、男の隣にそのまま座り、右足を軽く揚げたまま、男に話しかけます。
「ほら、お前の汚らしい汁がついたままでしょう?どうすればいいかしら?ねえ、M。」

Mは飛び起きて、踞り、必死に足先から親しき仲にも礼儀あり、這わせて、たった今、自分が吐き出したものを舐め取り始めた。
そう・・・・とても、上手。
舐めながら・・・、視線が、わたくしの股間に漂っています。
わざと下着を脱いで、股を開いて、見える様にしてあげます。
手のひらに右足を乗せたまま、動きがとまりました。
男が喉を鳴らして待っています。そう・・・期待しているのね?
「ほら、ここも、お前が散々に汚してしまったわね?きれいになさいな。」

嬉しそうに、そこに顔を埋めて、蜜を舐めています。
舐めながら、今度はどうやら、自分で『尻尾』を弄りだしたようでした。
わたくしの名前を何度も叫びだします。
「駄目よ、許しももらわずに、自分でしちゃだめ。悪い子は嫌いよ?」

Mが悲しそうに、こちらを見ています。
指でベッドの中央を指し示し、仰向けに寝る様に伝えます。
何か・・・また、期待する顔色で、男が横たわります。
下着を着け直し、浴室にいってお湯を洗面器に溜めている間に、手早くTシャツを着ます。
鏡で乱れた髪を手櫛で直し、ホテルに置いてあるタオルを洗面器に放り込みます。
バスタオルを一枚掴んで、ベッドに戻るとMはじっと、おとなしく。わたくしが戻るのを待っておりました。

わたくしの手にした洗面器を見ると、Mの『尻尾』がまた、隆起を始めています。
そして、向きを確認すると・・・。
サイドテーブルに手を伸ばして引き寄せました。
そこに、バスタオルを広げてから、洗面器を置きます。

Mの両腕を広げさせて置いて、わたくしの膝で押さえる様に馬乗りに座ります。
お腹がゆっくりと上下して、船にゆられている心地がいたします。
Mは、『尻尾』を振りながら、その時を待っておりました。
そろり・・・と手を伸ばし、タオルのお湯を漏れない程度に絞ります。
端から静かに、Mの口元に落としてゆきます。
「ああ、かおる様・・・うれしい・・・。」

大きく目を見開きなから、つぶやくMの声は聞こえなくなりました。
タオルの端からお湯が滴りますが、気にせず折り返してたたみます。
Mの瞳の奥底に、緋色の悦びの色が見て取れます。
二枚目のタオルも同様に、端からのせて、時間をわざと掛けて落としていきます。
息が荒くなり・・・Mの鼻の横から空気が漏れているようです。
瞳を覗き込むと、ゆっくりと瞬きが反ってまいります。
そっと・・・、わたくしの手のひらで、タオルの上から鼻と口を塞いでやりますと・・・、さらに、目を大きく見開いて見つめ返します。
こめかみ辺りに血管も浮きだし始め・・・顔色も少し震えて、赤くなりだします。
瞳の奥に、更なる歓喜が見て取れます・・・。
Mの瞬きを数え・・・。一気にタオルを剥いでやりますと・・・。おおきく、反り返りながら、首を振り振り、いやいやという風をいたします。
「満足しなかったの?」

わざと、不満そうに聞いてやります。
わたくしの背中に、満足した証が飛び散っていますから、おそらく、いやいや・・・は。もっと・・・。なのでしょうけれど。
気を失う寸前が良いのだと聞いた事がございます。
やはり・・・、こうゆう、窒息系がMの好みの様です・・・。
あの、猿轡や古い紙を濡らして積み上げる拷問や、口の上に絹を張り、水を注ぎ続けるという拷問の話をする時の、Mの顔・・・。あの瞳の色。

シャツを脱いで、代わりにMのシャツを借ります。
Mを床に立たせておいて、バスロープを反対に着せつけます。
手は後ろ手。袖を交差させておいて、ロープの紐で、手首ごと結わえてしまいます。
そのまま、ベッドに押し倒します。
Mの道具鞄から・・・、竹製のササラを取り出します。

本当は、しなる革の鞭が好き・・・。鋭い、カミソリの様な蛇革ならもっといい。
長めの一本鞭なら、尚さら、良い。
何時間もの責めに耐える『犬』は少ない。
今夜は、黒革のグローブもない。
この『犬』には、痕さえ、付けられない・・・。
だけど・・・・。
方法なら、いくらでもあるはず。
そして、それをわたくしは知っている。
何より、もう、この男は、わたくしの瞳の深淵を覗いてしまった・・・。
逃げられなどしないのだ・・・誰も。
わたくしが、それを許さぬ限りは・・・。

ベッドの縁に立ち。ササラを振ってならしてみる。
Mが大きく、息を吐く。
音も、時には視覚以上の効果がある。
もう、一振りしてみる。わざと、耳元で。
期待で、また、『尻尾』を堅くしている『犬』もいる。
道具は、この男が持参して一揃もある。
さあ・・・、お前の本性を、わたくしに晒してごらんなさい。
夜は・・・、まだ長い・・・。

外は・・・・。雪でしょうかしら、attsu様。
随分と夜も更けて参りましたわね・・・。
この、お茶。とても、おいしゅうございましたわ。
そう・・・ロイヤル・アントワネット?
薔薇の似合う、首を落とされた王妃ですわね?
つい・・・、長居をいたしてしまいました。ほんの一時のお約束でしたのに。
この館は、本当にすばらしい薔薇香気で充ちておりますのね・・・。
ええ、蝶の羽も乾きました。

attsu様。
お顔が拝見できて、うれしゅうございました。では、また。
いずれかの暗闇の静寂で、今夜の様に雪降る夜にでも、
昔話を聞いてくださいませ。
ごきげんよう。懐かしい方。
 
 

こうしてまた一人の迷える『犬』を救ったのだね。マゾの本性を見抜かれることへの怯えがM氏にはなかったのだろうか、と想像したが。マゾ性を発現させられる相手との邂逅を心待ちにしてきたM氏にとっては、本性を晒されることの恐れよりも、長年胸に抱いてきたマゾへの憧れの方が大きかったのだろうね。そしてまた、カオルが女の悦びに導いてくれるだろう相手として直感と洞察とからM氏を選んだように、M氏もまたマゾの本能としてカオルをミストレスとして選んだのだろうと想像した。それにしても、プライドで固められていたであろうエスとエムの境界線をあっさりと超えさせてしまうカオルの力・・・相手の瞳に一瞬浮かんだ微妙な変化をも見逃さず、隠していたであろう本性を瞬時に嗅ぎ取る嗅覚と眼力。そして、それを炙り出す蠱惑的?であろう眼差し(一連の巧みな言葉もそうだが)には感服する。「お前・・・マゾだね?本当は」とカオルに問われたM氏には自分の心に尋ねる時間も、躊躇する間もなかったと想像する。長く保ってきたポジションを崩すことの恐怖を断ち切ることと引き換えに強烈な快楽のご褒美をもらったであろうM氏は、カオルというミストレスに自分の居場所を見つけて、長く飼われることになったのだろうか、とまたしても昔語りの続きを聞きたくなってくるが、ほんの一時と決めて立ち寄ったカオルを引き留めるのは、身勝手というもの。好奇心を満たすべく私が発した我が儘に快く応じてくれたカオルには改めてここで感謝の意を伝えておきたい。そして我が儘ついでに言わせてもらえば、またいつでも羽を休めにこの薔薇の園に立ち寄ってもらいたいと思う。そのときまで、私はまた、薔薇の園の手入れを続けるとしよう。

 
 
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