テロカクタス属とは

  一部のハマトカクタス属と蕾やその出方がよく似ているのですが、外見上が随分違っています。片や薄いヒダ(ハマトカクタス)、片や∩型のヒダで、横方向にも切れ込み(というか、へこみ)があり、モコモコとした感じです(こちらをご参照下さい)。

  で、その蕾の形を中心としたテロカクタス属の特徴は次のとおりです。

新たに出てきたアレオーレのすべてに蕾が付くわけですから、成長している限り蕾が出続けます。初夏から初秋まで成長しますので、長い期間花を楽しむことができます。ただ、右の写真のように一度に多くの蕾が膨らんで一斉に開花、ということはあまりありません。元気に育っているときは、むしろ一輪ずつ開花するのが普通です。

  では、写真のものは、といいますと、夏場の高温等で一時的に成長が止まったりしたときに写真のように多くの蕾を溜めます。つまり、本来ならそのまま順調に開花してしまう筈の蕾が、開花寸前で成長を止めてしまい、その蕾が成長が再会する前に他の蕾が膨らんでくる、ということです。ただ、後から出た蕾が先に開花する、ということは無いようです。

  一部のノトカクタス属エキノケレウス属のサボテンのように、前年の作柄で花数が決まるということではありませんので、安心して栽培して下さい。また、夏場元気に育っていれば冬場の日光浴が少なくても蕾を付けますので、冬場の日照があまり得られない方も安心して栽培することができます。


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