学習指導要領の改訂 どうなの 本文へジャンプ

 

全国学力テスト (工事中)

4月に実施された全国学力テストの結果

 読み書き算の基礎的な学力を問うA問題は正答率70〜80%と高い水準だったが、読解力や知識を活用するB問題は60%台で、Aに比べ10〜19ポイント低かった、知識を活用する力、読み取る力に課題がある、それを近く発表する学習指導要領の見直しに反映させる、というものでした。

 予想通りの展開になっています。活用する力(思考力・判断力・表現力等)の重視は、いわば「改訂の目玉」です。本サイトが分析し紹介してきたとおりです。

 文科省は、全国学力テストで、活用力が弱いという結果が出たが、それを強化するのが改訂方針だと強調することによって、実施に強い批判があった全国学力テストと改訂方針が、それぞれ正しいと押し出そうというのでしょう。

 しかし、全国学力テスのB問題の内容については、いろいろな批判がでています。知識と活用を機械的に分離している、複雑すぎて子どもたちの思考の様相がわからない、表面的な判断や操作的な思考が評価される、などなどです。

 それは、改訂方針にもはね返る問題です。文科省の学力テスト結果分析への検討は、改訂方針の基本問題の検討につながります。


 関連解説活用する力(思考力・判断力・表現力等)とは     関連解説活用力の到達目標化 (ver.2)



 全国学力テストの結果が10月24日に発表されました。

  調査結果の諸資料は → こちら (国立教育政策研究所サイト)

 「調査結果のポイント
(34ページ)、小学校の概要、中学校の概要、結果資料があります。


全国学力テストと学習指導要領改訂

がどう関係し、教育の内容をどう変えるかについては、つぎの論文で書きました。


 → 「授業と学びの性格を変える学習指導要領の改訂」


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