【コウタ・メール7】 『イベント企画(子供たちにワクワクを贈りたい)』
平成14年12月13日

連日すみません。【コウタ・メール】に、このサンタの話を載せたことによって、骨髄バンクの創設者のひとり、大谷貴子理事がご連絡を下さいました。

メールでは、京大の「にこにこトマト」と、「メイク・ア・ウィッシュ」というボランティアの活動を教えてくださいました。ヤフーで検索できます。「メイク、、、」の方は、HPを見て、以前テレビで報道されていたのを思い出しました。白血病の女の子が、絵本を出したいという夢をかなえるために、「メイク、、、」の協力を得て、同じ病気の子供たちを励ます絵本を出版する話です。

大谷さんが、「パイロットになるのが夢」という白血病の子のメイク・ア・ウィッシュ体験を教えてくださいました。JALが制服も用意して、無料で二時間飛行機をチャーターして操縦席に座らせてくれ、酸素が途中で切れそうになったりして周りはバタバタしながら、彼の夢が実現したそうです。その子はその5日後に亡くなったそうですが、両親が夢を叶えてやれてよかったと言ってくれた、、、そうです。スケール、大きいですね。

「にこにこトマト」は、白血病患者のひとりのお母さんが、「子供が病院で退屈している」ことに気が付いて始めたものだそうです。HPをみるとその内容の充実度にビックリします。継続は力なり、、、って感じです。

大谷さん曰く、「子供たちは病院で退屈しているのだから、何でもいいの」とのこと。ピアノが弾けて子供たちに歌を教えてあげられる人がいれば子供は喜ぶし、本物のバイオリン奏者の演奏を聴くのもビックリしていたし、紙芝居でも、指人形でも、ダンスでも、工作でも、東ちづるさん(骨髄バンクドナー登録運動の草分け)に読み聞かせを頼むことも出来るし、子供たちに「わくわく」の時間を与えるのは医者でなくても私たちに出来るのです!

クリスマスを前に何か子供たちとできないでしょうか。とにかく、「にこにこトマト」「メイク・ア・ウィッシュ」のHPをご覧頂きたいと思います。そこには、たくさんの人々の多様な知恵と情熱が表れています。クリスマス=サンタ=二番煎じじゃダメ、で終わりたくない。これを切っ掛けに私たちならではの新しい「わくわく」を一緒に考えて下さいませんか。

至急、コウタ応援団の皆様のアイデアとご協力、人脈のご紹介をお待ちしています。
クリスマスまで時間がなかったので、連日の配信を失礼致します。

黒川英里