【コウタ・メール9】『ドナー登録会報告』
平成14年12月25日
ドナー登録会の報告です。

 12月23日のそごう横浜店9階で開催された登録会は、用意された3000枚のチラシを全部配布し、受付136名、登録118名という大成功に終わりました。一日で100名以上の登録というのは、神奈川県では三年ぶりだそうです。
 成功の理由は、
  • 骨髄バンク推進月間で関心が高かった

  • 3連休の最後という日程が当った(特に、年の瀬のデパート買物客にターゲットが絞れた会場設定がよかった)

  • 天候に恵まれた
、、、等、たくさんありますが、何より、バンクや県・保健所の職員の方々、ドクターはじめ30名を越えるボランティアの皆さんの情熱の賜物です。
参加に際し、中学2年生の姪を誘いました。私たちは、そごうの時計前広場でビラを配る役割を頂きました。はじめは通行人に声も掛けられなかった彼女が、パンフレットにティッシュをつけたり、子供にヨーヨーをあげながら登録をお願いする姿に、感動しました。伯母として、「貴重な経験をクリスマスにプレゼントできたかしら?」と自負しています。
姪の感想は、「お昼の休憩に登録ルームを覗いた時、私がチラシを渡したカップルがビデオを見ていて、チョー感動した。でも、子供連れで関心のない大人には、自分の子供が白血病だったらどうするんだヨ!とムカついた。悲しかった。」とのこと。「20歳を越えたら、ちょっと恐いけれど、人の命を救えるのだから真剣に登録を考えたい」そうです。
この数ヶ月、一番多い反応は、「知っている特定の人ならまだしも、顔も知らない人のためにドナー登録など出来ない」というものです。人の考えは千差万別で、強制は出来ません。もちろん、時間の少ないコウタのために急いで個人的に検査をして下さった方々にも感謝しています。提供できなくても、心配したり、祈ったり、たくさんの人々にコウタと両親は支えられています。
でも、私は今日の118名の実績を、希望を捨てないで提供者を待ち続ける私のいとこ夫婦に何より伝えたいです。
〜横浜駅の人混みで、見知らぬ人から1枚のビラをもらい、誰かも分からない人の命を救うために、ドナー登録をしようという人が、一日に136人もいたという事実〜
聖なるクリスマスに何より尊い、心温まる報告でした。

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まだまだ、新しい報告もたくさんあります。
  • イベントの件、「琴演奏者」をご紹介頂きました。世界中でご活躍されていて、しかもとても美しい方、、、。(美しい方は心も美しく、温かいお言葉も頂きました)年が明けたらお琴のコンサート!という企画、コウタパパに話しました。

  • 実は、コウタは入院前にピアノを習っていて、そのピアノの先生にミニ・コンサートとコウタや入院仲間でピアノを習っていた子供たちに一回レッスンして下さらないか依頼中です。(バンクの大谷さんの案です)

  • お子さんの学校の校長先生にメールして朝礼で取り上げられる件は、次回詳しく。

  • コウタパパの知人がコウタのHPを作成中です。【コウタ・メール】もそこに載せて下さるそうです。メールは強制的に送りっぱなしなので大変失礼ですし、皆さんにアクセスしてもらう形だと私も少し気が楽です。