【お祭りと気球の報告】
2003.11    
 9月、たまに発熱することや咳き込むことがありますが、ほとんど毎日学校へ行けるようになりました。今年は大好きなお祭りに参加出来て大はしゃぎです。晃太を応援してくださったご近所の皆様に温かく声をかけていただき、嬉しくてたまらず、私たち親もはしゃぎすぎ晃太は素敵な笑顔を見せてくれました。心より感謝をし、お神輿とともに歩き、神社では皆様の健康を祈願し、今の幸せが続くようお参りしました。はしゃぎすぎたためか翌日には熱が出て、その一週間後には帯状疱疹が出ましたが、入院するような大事にはならず投薬でおさまりました。
            
        2003.9.14 中村八幡祭礼
        家族全員で参加しました。コウタは素敵な笑顔を見せてくれました。
10月初め、N大病院で同室だった13歳のS君の悲しいお知らせが飛び込んできました。慢性骨髄性白血病の再発で、9月半ばN大にて骨髄移植を受け、無菌室で頑張っていたのですが、力尽き、天国へ旅立ちました。ご両親はご自分を責め、その悲しみがこんなに強烈に身にしみるお葬式は初めてでした。慰めの言葉など見つかりません、いっしょに涙を流すのが精一杯でした。ちょっと迷いましたが、コウタにも亡くなったことを話しお別れに行きました。「コウちゃん、この子の分も元気で頑張るんだよ!」と声をかけられ、涙を流しながらうなずいていました。とてもつらかったと思いますが、大変な病気を乗り越えてきたこと、生きることのすばらしさ、命の重さをかみ締めてくれたことと思います。まだまだ大変な道のりですがこれからも無事乗り越えてくれるものと信じています。
      

2003.10.19
気球に乗ったよ


10.19
アーチェリーに挑戦

10.19 動物公園で
ウサギの看板

10.25ハロウィンで
ドラゴンボール

 このころ晃太は気球に乗りたいと話すようになりました。10月中旬の日曜日、遊園地の熱気球イベントで、体験搭乗が出来るとのことで出かけました。初搭乗では、ガスバーナーの音と熱気、そして高さに怖がっていました。その後、2回3回と乗せてもらうたび、ゴンドラの中で大きな声を出し大喜び、空に舞い上がり、風に揺られる空中散歩のとりこになりそうです。遊園地でアーチェリーの初体験、触れ合い動物園ではウサギを追いかけ、ハムスターを手に取り、ガチョウやヤギにえさをあげ、子豚にも初めて触れました。とにかくいろいろ経験してもらい、そしてもっともっと、という気持ちが病気に打ち勝つパワーになると思います。

 人が存在していること、生きていることの大切さ、触れ合うことの大切さをいつまでも忘れないようにしなければならないと思います。