第1節 【読解 その1】について
〔注2−1〕 入試問題に見る英文と私たちが接する機会の多い新聞・雑誌に見る英文との間で何が異なるのか。際立つ相違は、前者と比べると、後者の場合に体験できる「カンマを伴う分詞句」の出現頻度の高さとその多様さである。 《受験英語》では、文末に位置する「カンマを伴う分詞句」が取り上げられることが余りにも少ない(文末の分詞句が取り上げられる頻度や分詞句全体の中での比率は、[4−6]、[6−1]参照)ため、普通の頻度で出現する以下のような分詞句については、《分詞構文》の原則を逸脱するような解説を加えた上で例外的分詞句であると追記するか、あるいは詳しい解説を避けざるを得なくなるだろう。 Most records would be kept electronically, doing away with the need for giant warehouses to store the material.分詞句の暗黙の主辞は何か、頭をひねってほしい。この種の分詞句については、[1−9]参照。 文末に位置する「カンマを伴う分詞句」については、次のような事例もよく見かける(ただし、「−ed分詞に導かれた分詞句」の出現頻度の方が高い)。 The ELF began activities here about five years ago and has worked with the Animal Liberation Front, freeing caged minks.このような分詞句については[1−49]参照。
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