以前に購入しておいた予備の予備カートリッジです。
MC1ターボの前に改造は終了していたのですが、サイトアップするのは後になってしましました。
これは、昔々、秋葉原で安売り(たぶん売れないから)されていたので、買っておいたものです。
現行製品の10X4マークII とどのくらい異なるのかわかりません。
10X4II をお持ちの方は比較されてみて下さい。
10X3 は、10X2 と同じ様に、周波数特性の調整用に(セラミックの)コンデンサーが出力端子のところに付けられていた記憶があります。
これを細いマイナスドライバーでつぶして取り外しました。
これ以外は何もいじらずに予備の予備として置いてありました。
20X の改造が他にも有効かどうかを試す為に、この10X3 も改造を試みました。
つまり、各所にエポキシ接着剤を塗り補強する事にしました。
さて、その場所は、針とカンチレバーの接続部、カンチレバーの2重スリーブ部、コイル、カンチレバーとコイル巻枠の接合部、の4ヶ所です。
但し、カンチレバーの2重スリーブ部、コイル、カンチレバーとコイル巻枠の接合部、の3ケ所は、片側しか行っていません。
さて、エポキシが固まってから試聴しましたが、20X(改)との差がまだ大きく感じました。
どうしようかと思い、考え付いたのが磁気回路の強化です。
写真のような磁石(材質も磁力も不明)をもらってきて、これをニッパーで2分割(噛み砕く感じ)し、元々の磁石の上に貼りつけました。
2分割した磁石を瞬間接着剤で貼り合わせ、その後カートリッジ側に瞬間接着剤で貼りつけました。
そして、念の為、周囲をエポキシ接着剤でとめました。
又、カバーを削り、カバーがかかる様にしました。
で、どう音が変化したかをお伝えしなければならないのですが、もう、良くおぼえていません。
出力も気のせいか上がっていますが、重量物を取りつけた事による振動吸収効果が大きいのかとも思っています。
この点については、非磁性体を付けて比較してみればわかりますが、エポキシでとめてしまったので、止めました。
以上がご参考になれば幸いです。 DV 20X へ戻る MC1 ターボ へ戻る DV XX−1 H へ戻る