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開発装置概要

PIO実習

有線通信実習

SIO実習

無線通信実習

構成図・写真



実習装置の開発記録(PIO実習)


PIO


MZ-2200に接続した自作I/O

(MZ-2200は私の会社時代の作品でもありますが)



4.実習のテーマと実習室の活用

当実習室については、次のような実習教材を開発し活用を行っています。

[A]ローテーション実習
(3年電気科全員対象。4時間実習)
 コンピュータによるデーター通信技術は、コンピュータのハードウエア技術や電気通信技術に関連が深く、これらの基礎となる技術と制御ソフトウエアの関連性を特に重要視して体系的な教材化に取り組みました。  具体的には、コンピュータのPIO制御がインターフェース技術の基礎となり、通信分野では電話回線の技術がその基礎と考えられます。
 ここでは、最終的にはデジタル通信に於けるプロトコルの必要性を理解させ、システムに於ける機能分担の概要や、デジタル処理の理解を目標としています。

(1〜2)
パラレルインターフェースの基礎

ここでは、MZー2200のバスライン制御の基本を、汎用インターフェースカードの働きと、Z−80の概要を理解させることを目的としています。
理論としての学習内容は次の項目があげられます。
●CPUのアドレスライン,データーライン,各種制御ラインの動作と役割。
●パラレルインターフェース制御命令実行時の各信号ラインの状態との関係。
●制御アドレスとメモリアドレスの考えかたと、アドレス選択回路の論理回路素子の動作。
●出力命令が実行されたときのD−FFによる信号の保持と、待ち時間の考え方。
●入力命令時のスリーステートジックの状態。
実習内容としては次のものを教材化している
●LEDの順次点灯プログラムの作成
●接点入力の取込と7セグメントLEDの表示制御
●ロジックアナライザーによるパルス計測実習

(注)この記事は、昭和63年当時のものであり勤務先であった県立尼崎工業高校電気科(全日制:前任校)での情報通信実習の実践をまとめたものです。
したがって、この報告もいまや過去の技術でしかすぎませんが当時としては授業研究の余地があったものです。参考まで紹介します。



平成11年7月更新

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西川敏弘 jf3mxu@hi-ho.ne.jp