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有線通信の基礎


実習装置
テレホンテスタ



(3)有線電気通信(電話)システムの基礎

ここでは、電話機の原理と交換システムの概要について学習する。
また、音声以外の通信やデーター通信がどのようにおこなわれているか、通信実験 と各種電気的特性の測定を通じて理解を深める。
●テレホンテスターを使用して、各試験電話機について特性や、故障の有無などを調べる。(DP/MFの方式の測定や、パルス速度や、発生周波数、信号レベルなどの測定ができる)
●電話の動作と交換機の動作について、クロスバー方式の交換機に接続して動作確認を行う。電話機自身が正常である場合と不良の場合についてそれぞれ行う。
●交換機動作中における電話回線の電気的特性の測定
交換機の動作について、平常、発呼、発信、交換動作中、着信、通信中、終話のそれぞれの状態における電気的特性を、デジタルオシロや電子電圧計を用いて測定を行う。
●テレビ電話の通信実験
テレビ電話について、その原理と使用方法を説明して交信実験を行う。
通信中の回線の音声信号をモニターして、信号が音声周波帯に変換されていることを確認する。
●ボタン電話システムとファクシミリ通信
ドアホンやビジネスホンを中心としたネットワークを利用した内線システムを利用して、電話網の内線から端局、集中局等への階層化したネット構造を理解させる
具体的には、内線より外線の制御の様子を、0発信機能を利用した実験を行う。

実習装置


(注)この記事は、昭和63年当時のものであり勤務先であった県立尼崎工業高校電気科(全日制:前任校)での情報通信実習の実践をまとめたものです。
したがって、この報告もいまや過去の技術でしかすぎませんが当時としては授業研究の余地があったものです。参考まで紹介します。



平成11年7月更新

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西川敏弘 jf3mxu@hi-ho.ne.jp