現在、書店にて購入可能な新刊作品を紹介しています。神シリーズの全巻文庫化、「人間の運命」の再文庫化が待たれるところです。
芹沢文学の代表作。明治、大正、昭和の三つの時代の証言であると同時に、主人公次郎の生き様が深く読者の心に訴えかける不朽の名作です。新潮社の愛蔵版「人間の運命」は発行時のものの再版ですが、こちらは晩年の加筆訂正が加わってより読み応えがあります。初めてお読みになる方にはこちらがお薦めです。
完全版「人間の運命」
発行 : 2013年1月~2013年9月
定価 : 各1,800円(税別)
勉誠出版
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内容
詳しい内容はこちらをどうぞ。書評はこちらのリンクをご覧ください。
1942年の作品。芹沢氏の初期の代表作。戦火の高まりの中で、生と死を見つめ、人間の尊厳を描いた。戦時中にこれを手にした読者は幸せだっただろうと思われる佳作が復刊。困難な今の時代にこそ読みたい必読の書です。
「巴里に死す」
発行 : 2012年2月1日
定価 : 1,800円(税別)
勉誠出版
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内容
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86歳からの書き下ろし。芹沢文学の最終章でもある神シリーズと呼ばれる一連の8作。芹沢文学の神髄は『人間の運命』に始まり、この神シリーズで終わると言っても過言ではありません。
「神と人間」(全8巻)
発行 : 2006年4月26日
定価 : 14,700円(税込)
新潮社
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内容
「神の微笑(ほほえみ)」
「神の慈愛」
「神の計画(はからい)」
「人間の幸福」
「人間の意志」
「人間の生命(いのち)」
「大自然の夢」
「天の調べ」
「遺稿」
愛好会のご尽力により出版された作品集。初期から晩年までの主要作品を網羅しています。
「芹沢光治良文学館」1~12巻
発行 : 1995年10月10日~
定価 : 各4,077~4,200円(税込)
新潮社
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内容
芹沢氏が生前全集を出す際にと選んだ作品を中心に構成。短編集、随筆集などテーマ毎にまとめられています。
「人間の運命」の愛蔵版。
「人間の運命」全7巻(単行本では全3部14巻)
発行 : 1991年8月30日
定価 : 各18,900円(税込)
新潮社
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内容
必ず読みたい芹沢文学の代表作。芹沢氏の分身のような森次郎を主人公に明治・大正・昭和の3代を描いた大河小説。
2006年5月2日発売。前2作と違い、美しい装丁となっています。
「国文学解釈と鑑賞」
芹沢光治良
-世界に発信する福音としての文学-
編集 : 野乃宮紀子・渡部芳紀
発行 : 2006年5月10日
定価 : 2,600円(税込)
至文堂
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