究極の目標

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究極の目標

世界史の根底的な変革は、「人格の独立」を究極の目標にしている。
又「世界史の根底的な変革」とは、「個(人)と個(人)のつながりのあるべきもの」であるから、 現実の社会の中で、ありうる形態の創造でもある。

人格の独立のための条件は「財政独立」であり、その目的は「価値創造」と「自己実現」である。

財政独立

例えば、「自分で収入を得ること」。
女性の解放(=自己解放)で、女性が社会的活動(=職業や運動)を続けようとすることと、 子供を生もうとすることとの間に、今の社会では矛盾がある。これを解決しようとするところに、 公的保育、保育料の公的負担という制度案が出てくる。
又例えば『教育以前あいりん小中学校物語』(小柳伸顕、田畑書店1978年)の「不就学」は、 経済状態や家族構成に要因があり、それぞれの要因を解決する必要がある。
又例えばタイの売春は、農村の貧乏、女性の就労機会の無さ、国内や国と国の間の富の偏りなどに要因がある。 又それぞれを解決する必要がある。

人格の独立

「人格の独立」には、他に結婚制度(戸籍の単位、氏の選択)や、「対等でないこと」 (女性らしさや男性らしさ)、本人が人格の独立を望むか否か、なども決定要因としてある。

価値創造

「価値」とは何であるか。価値を狭く定義することはしない。個々(人)、探し求めた方がいい。
例えば、価値が「生命である」とするならば、価値創造とは生殖であるかもしれない。
又例えば、他の論議(「オルタナティブ」)では、「愛を持った人のつながり」の中に価値を 探し求められるかもしれない。

世界史の変革「なんのためにやるか」

物質的な解決で、人は満たされない。幸福衝動を満たすには、外界との交渉を必要とする。 即ち、食物、異性、本、談笑、議論、活動、消費したり働き掛けたりする事物など。

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