「モハメド・アリ かけがえ
のない日々」を見て

1998.1.27

先日、「モハメド・アリ かけがえのない日々」を見た。
久し振りに見て良かったと思える映画だった。

殊に、その前に見た若松映画特集が「違うな」という感じだったのと比べて。
後者は、映像から見る70年の町並みが、随分昔の印象だったこと。
唐十郎が、「こんなに若かったのか」と思ったこと。
日本人の女性の体形が、「随分変わったな」と思ったこと。
それ以外は、あまり腑に落ちるところはなかった。

前者は、アリは饒舌だったが、言っていることは明確で、理解でき、
言葉の表面的な激しさはともかく、話の内容全体は抑制が効いていると感じた。
しかし、実際どうだったかは知らない。イスラム教司祭、ベトナム徴兵拒否、 アフロ・アメリカン。

後者から受ける印象のキーワードは、「孤立」「絶望」だが、
前者のそれは、「個の確立」「連帯」だった。
それは、ハーバード大学講演の言葉、「俺、俺たち」の解釈でもある。

シネマライズ(渋谷パルコ3前 03-3464-0051)で、1998・1・30まで。
1998・6から、ビデオ・レンタルも開始。又、「マルコムX」もレンタル中。

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