やっぱりひったくりに遭遇しました!〜パレルモ〜


パレルモの空港からバスに乗り市内へ。まずはホテル探し、ガイドブックに載っていたホテルを あたる。大きな門の中には、庭があり、そこに座っている女性が私たちがホテルを求めてやって来たことを さとり、「上よ。」と合図してくれた。スーツケースをもって上がって満室だったら、最悪なので、 友達に荷物を見てもらって、受付へ行く。親切なおじいさんが、対応して部屋を見せてくれた。 今夜の宿はここに決める。
荷物を置いてすぐ街に出ることにした。ホテルのおじいさんが、私たちが街へ出ると言うと、 「かばんは斜めがけにしなさい。貴重品は、おなかの中に入れなさい。」とあまりにも言うものだから、 私はそれにしたがった。(普段私は、横着者なので、かばんに貴重品をいれていて、かばんの斜めがけなんてしない。しかし今回は、お手製の首からかける貴重品入れをもって来ていた。)

ここからが大変だったのである。ホテルを出て、5分もしないうちにひったくりに会ったのである。 友達がお店のショーウィンドウを覗いていたので、私も見ようと覗いたところ、さっきすれちがった 男が後ろから来るのが、ショーウィンドウのガラスに映っているのが見えた。私は、とっさに危ないと 気付き、斜めがけしているかばんを前にもってきた。しかし、相手は、そんなことおかまいなしに、 私のかばんを無理にひきちぎろうとしていた。私は、必死でかばんをつかみ、友達もかばんを相手に わたすまい、と必死になってくれた。すぐ横には、バイクで待ち構えている男がいる。 かばんの中味は、大したものはなく、貴重品といえばカメラぐらい。 かばんを渡してしまっても、どうってことない。ここでコイツに刺されでもしたら、最悪だ!。っと思った 反面、旅行1日目でひるんでいては、この先南イタリアなんて、旅行できない。そう思い「きゃー!」と声を 出した。なかなかこの声が出なかったが、なんとか、声になった。友達も声をだしてくれた。 まわりのイタリア人が声に気付き、駆け寄ってきてくれた。そうすると、男は横で待っていたバイクの後ろに 乗り逃げ去った。駆け寄ってきたイタリア人は、「わき道がいっぱいある側ではなく、あまりわき道がない ほうを歩きなさい。」と教えてくれた。その1分後、巡回しているパトカーを見た。もっと早く来いよ!!

私のかばんをねらった男は、ポロシャツを着たこざっぱりとした感じのヤツだった。その日は日曜日で、お店は閉まっていて、人通りも少なかった。その時の状況を友達に聞くと、かばんを持ちながら、飛び跳ねていた らしい。

DUOMO 引き続きパレルモの街を観光したが、男2人乗りのバイクを見ると、すべてひったくりに思えた。(イタリア人くせして男同士でバイク乗るなよ。) かばんからカメラを出すのも、一苦労だったし、どこを回ったのかも、あまり覚えていない。観光にあまり身が入いらず、疲れてきたので、ホテルに帰って昼寝をすることにした。

4時くらいには起きるだろうと思っていたが、起きれば、7時を回っていた。よっぽど疲れたのだろう。 これから観光するのは、恐いのもあるし面倒だったので、テイクアウトで夕食を済ませた。 翌朝、パレルモの街は観光する気になれず、モンレアーレに行った。この街は、落ち着いた感じでいい街 だった。この街にあるドゥオーモの回廊はきれいで、昨日疲れを少し癒してくれた。「パレルモはフィレンツェを10集めた価値のある街」と言われているそうだが、それほど美しい街とは思えなかった。




ITALY TOPAGRIGENTO/SIRACUSATAORMINAALBEROBELLO/MATERA
COSTIERA AMARFITANA/CAPRINAPOLI/ROMA


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