私たちはバーリを拠点として、アルベロベッロとマテーラを回ることにした。朝
タオルミーナから出発して、メッシーナまでバスで出ることにした。(このバスとんでもなくゆれるので
乗り物に弱い方はご注意を。)そこから船に乗りイタリア本島に乗り込もうと考えていた。
しかし、 メッシーナまで来て電車の時間を見ると、かなり時間がかかることに
気付いた。船で、ブリンディシ経由で行ったほうがいいかもと考えたが、とりあえず駅の近くのインフォメーションで、情報得ることにした。しかし結局いい情報は得られず、電車で行くことにした。夜の10時ごろバーリに着くともなれば、さすがにホテルの予約をしなけらばならない。イタリア語で電話で話すの
苦手なんだよね。
2軒目のホテルは1軒目よりL5000ほど安かったので、そこに決めた。10時くらいにホテルに着く旨を
伝え、電話を切った。なんとか予約できたようだ。たぶん・・・・?
電車がに着いたのは、夜11時を回っていた。ホテルに着いたのは、11時30分近くだった。
ホテルに行くと「遅いよ。10時と言ったのに。」と言われてしまい、「すみません。電車が遅れて
しまって。」しかたなくあやまったが、どうやら私のイタリア語は通じていたようだ。ほっ。
翌朝、バーリより1時間半のアルベロベッロに行く。 アルベロベッロはトゥルッリといわれる円錐型の屋根をもった
家があることで、有名な町。 アルベロベッロに近づくにつれて、少しずつトゥルッリが見えてきた。
ここに着いてまずしなければならなかったことは、お金をおろすことだった。土曜日のせいか銀行もしまっていて、おまけに唯一あると教えてもらったATMまで故障していた。私たちの後ろにいた地元の人も
カードを入れて挑戦したが、やっぱりダメだった。ほかにATMがないのか尋ねたが、やはりないとのこと
帰りの切符は買っているものの、リラが1,000円もないのは非常にきびしい。
まあめげずに観光だ!駅から500mほど行くと トゥルッリの集団が待ち構えていた。かわいい!
でも近くに行くとほとんどみやげもの屋さんで、感動が薄れるんだな。ここでは今回のイタリア旅行で
は珍しく、呼び込みに会ってしまった。 私たちが入ったトゥルッリのみやげ物屋さんは屋上まで上がらせてくれた。ここからのながめも良い。かわいい町だった。かわいいトゥルッリとわかれるのはさびし。
トゥルッリのミニチュアとはがきを買ったら、残り300円程度になってしまった。大ピンチ!!友達も500円程度。でも彼女はそんなことを気にせず、 パニーニに挑戦していた。まったくあのふてぶてしさが自由旅行を続けて行く秘訣なんだなあと思った。
バーリ に一度もどり、ATMに駆けこむ。そして懐が暖かくなったところで、今度はマテーラに行く。 NHKのテレビイタリア語で見たとおり、マテーラの駅は地下にあり、イタリアの駅の中ではきれいなほうだった。旧市街は、駅から街を通り抜けたところにある。マテーラはサッシ(洞窟住居)で有名な街だが、そこは 現在半分以上無人だそうだ。もう少し暗い街のイメージがあったけど、それほどでもなかった。 サッシ地区に入ると、結局迷子になってしまって、出口がどこか人に聞かなければならなかった。
夜 バーリの街を歩いた。夜の旧市街はなかなか見物。みんなドアを開けて、いすを外にだし、そこで、
ごはんを食べてたりする。窓も開けっぱなしで、テレビも覗ける状態。旧市街を出たお城の前で、
牛肉や肉のきもを炭で焼いて、パンにはさんだハンバーガーを売る屋台が出ていた。これはなかなか
日本人ごのみの味だった。
ずっと前テレビ番組「ワーズワースの冒険」で、バーリの洞窟レストランを紹介していた。今度
そこを訪れたい。