パレルモからバスで２時間３０分で、アグリジェントに着いた。 ここには神殿の谷（Valle dei Templi）という２０あまり神殿が密集しているところがある。 オリーブの木にかこまれた道をバスが進み、神殿の谷へ。どこから、見ようか迷う。コンコルディア神殿、 エルコレ神殿、ジェノーネ神殿などがあり、ギリシャにいる錯覚をおこす。今回のイタリア旅行で、一番見応えがあるところだった。
ただ、この時友達は、日射病になった。まわりには、太陽をさえぎるものは、何もなく、かなり歩かなければならないので、帽子は必需品かも。ちなみに私は、帽子なしで歩いていたが、いい年をして 普段から 日焼けを気にせず遊んでいるせいか、日射病にはならなかった。
次回は、この神殿の谷が見えるホテルに泊まり、ライトアップされた光景を見てみたい。

アグリジェントからシラクーサにはカターニア経由のバスで行った。いっぱい席があいているのに私の座席の 横に座ったあばさんは体臭がきつく、鼻がもげそうになった。このおばさんだけでなく、南イタリアの 人はかなり体臭がきついように思う。

サンジョヴァンニ教会の地下にはカタコンベ（地下墓地）がある。 カタコンベはパリにもあるが、 今回はじめて見る。私たち二人のために案内してくれた女性は、イタリア語しか話せなかった。 まったくと言っていいほどイタリア語の説明はわからなかったが楽しめた。 教会の横ではちょうど25周年の法事？をやっているところだった。
考古学地区(Zona Archeologica）というギリシャ・ローマ時代の遺跡がたくさんある地区がある。 たくさんあるにもかかわらず、あまり魅力的には感じなかった。ギリシャ劇場はかり傷んでいて、 修理している最中だったし、美しくないのである。それに特徴がないのである。
シラクーサは、マルセーユに少し似ていて、通りにムール貝やあさりのキロ売りをやっていた。 夜は、海の幸のリゾット（L10,000）貝のスープ（L16,000)。貝のスープといってもほとんど貝でうめつくされていた。かなり塩っぱかったが、毎日汗をかいて塩分をながしているせいか、簡単に口に入った。 その後のどがかわくことはなかった。これくらい塩っからくないとこの土地ではダメなのかもしれないと思った。