家庭菜園作業日誌

2001年!! まだまだ家庭菜園は続く!


1月1日(月) 天候:曇

新年明けましておめでとうございます。
いよいよ21世紀の始まりです。
「1年の計は元旦にあり」 普段よりずいぶん遅い起床となり、お神酒をいただきながら今年の家庭菜園の進め方について思いを巡らす。酒の巡りが思考を追い抜いて考えがまとまらず。 残念!
しかし、今年はビニールマルチは実施 してみよう。


1月6日(土) 天候:晴れ

正月は農作業は完全休養であったため、久しぶりに畑に出て、菜園仲間に新年の挨拶をした。
全体的には異常なし。ビニールトンネルで覆った「ホウレンソウ、コマツナ」が少し乾燥気味なので潅水を行った。窒素不足か葉先が少し黄色になって きている。尿素肥料を少しやればいいが、品切れのため明日買うことにした。
庭木の「キンモクセイ」が昨年より枯れてきたため処分し、 日陰にあるイチジクを移植する計画がのびのびになっていたので、午後は、まずキンモクセイの木を切り倒し、根を掘り起こした。太い根まで腐りかけていたのが 枯れた原因のようである。昨年後半の雨で水はけが悪かったようである。
また、昨年末までにできなかったスナックエンドウの植付け用畝の整地を行った。 スナックエンドウはビニールポットで育苗しているが、背丈が5cmほどなってきている。早く畑に移植しないと根が伸びて根痛みする恐れがある。

1月7日(日) 天候:雪、雨

昨年より初めての積雪である。最初は粉雪で相当積もると思っていたが、途中からボタン雪となり 雨に変わった。降雪の最中、タマネギに猫よけの網をかぶせていることを思い出し、雪の中を畑に行ってみると案の定、雪の重みで網がつぶされ、 タマネギも押しつぶされた状態であった。すぐ、網を取り除き雪が積もるがままにしておいたため、大事にはいたらなかった。
夕方には雨に変わり 積もった雪もすべて解け、野菜には久しぶりの恵みの雨となった。
この間、近所のDIY店に出かけ、尿素肥料(窒素47%程度)、過燐酸石灰(カリ分56% 程度)を購入してきた。菜園仲間に聞くとこの2肥料と化成肥料(8−8−8)があれば、だいたい間に合うようである。

1月8日(月) 天候:曇

今日も昨日の寒波の影響で非常に寒い。
今年も田舎で籾殻を貰ってきたので焼くことにした。
いろいろ考えて、民家より一番遠い場所で焼くことにした。籾殻は普通の草木と違い煙もあまり立たず目立たないのであるが、最近、自治会の回覧版が回り、 畑周辺での焼却が停止されたので遠慮しながら火をつけた。10時頃から6時過ぎまでかかって、一斗缶約2杯半しか焼けなかった。明日は会社に出勤なので 残り2杯程度は日を改めて焼くことにした。
この籾殻は、一月末のタマネギの追肥のあと全面にまいておくと、寒さよけに非常に有効である。 また、収穫後耕したときに有機堆肥となり結構便利である。
その焼いている間を利用して昨日購入した尿素肥料を水に溶かし(ジョウロ一杯に対し、 尿素肥料匙一杯見当)ホウレンソウ、コマツナの葉に全面散布しておいた。10日から15日おいてもう一回やれば収穫できる予定。

1月14日(日) 天候:曇

1月8日に最後までできなかった籾殻焼きを行った。今日は非常に寒い。風が強いので体感温度2〜3度。カイロを 懐に入れて前回と同じ場所で焼いた。風が強かったのでその場を離れることができず、熱い缶コーヒーなどを飲みながら付っきりでやったため、夕方には風邪気味である。 似非百姓の我々ですらこんな状態である。お百姓さんはもっと大変であろう。
3時間程度で蒸し焼き完了。一斗缶2杯が半減し、一杯分が取れた。
タマネギが5〜6本ネキリ虫の被害(写真)にあっている。この寒さの中でもこの虫はがんばっている。 と、悠長なことはいってはおられない。予備に植えていた苗をすぐ移植した。もう予備苗はないので被害が出ないよう祈るばかりである。

1月21日(日) 天候:曇

昨日は、今月に入り2回目の積雪があった。1日中冷たい日であった。
今日は雪の被害を見回ったがたいしたことは なかった。
雨と霜により畝の一部が緩んで、畦として置いていたL金具が外れ崩れていたので急ぎ修理したが、この部分の下がコンクリートのため、補強材が打ち込め ないのでまた崩れそうである。
しかし、これだけ寒い日が続くと野菜の生育が非常に悪い。昨年移植したコマツナもほとんど大きくなっていない。寒冷紗をかけているのだが、 効果が少ない。やはりビニールトンネルにしたほうがよさそうだ。播種からビニールトンネルで育てたホウレンソウ(写真)はだいぶ大きくなっている。もうすぐ収穫である。 コマツナも考えてみよう。

1月28日(日) 天候:曇

昨日は雨。最近の天候不順で雨の日が多い。東京では雪が相当積もったようである。
一週間ぶりに畑にいった。タマネギの 追肥の時期である。早速、株間を耕し、少量の尿素肥料と 平米当たり約50gの化成肥料(8-8-8)を与え、再度耕し土とよく混ぜて埋め込んだ。
また、エンドウも少しだけ大きくなってきたので、これにも化成肥料をすきこ んでおいた。2月になると今まで以上の寒さが到来するので、タマネギ、 エンドウに正月早々焼いた籾殻を畑一面に撒き、防寒対策を施した。
春になると、忙しくなるので今の内に堆肥でも作っておこうと、家の庭で遊んでいた、コンポストを畑 に持っていき設置した。この中に抜いた雑草や野菜くずなど今までは捨てていたものをいれて発酵させ堆肥にする計画である。冬の間は気温が低いので発酵しにくいが、春になり日差しが 強くなると一ヶ月で堆肥に変わるはずである。

2月4日(日) 天候:曇

昨日は雨である。最近週末になると雨が多い。「百姓殺すにゃ刃物はいらぬ。雨の三日も降ればいい。」昔の人はよく言ったものだ。
今日は曇空ながら薄日が差してきたので、畑に出て前から考えていた改良工事(?)をおこなった。いつのまにか人や犬の通り道になった畑では犬の走った跡がよくついている。買主も 犬を叱りもしないし、お詫びの言葉もない。もっともどこの犬かわからないので文句のつけようがないのではあるが。
道と畑をはっきり区別すれば多少は被害が少なくなると思って 柵を作ることにしたのである。
正月明けに切り倒したキンモクセイの枝で杭をつくり、このために用意しておいた、プラスチック製の土留めを取り付け、道を若干削ってはっきりとした 区別がつくようにした。
ついでに道側の石段を一段増やして、上り下りが簡単になるようにした。これで道が平らになり、歩く人も楽になり、また、犬も道の中央を歩くことであろう。

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