第6節 何が曖昧なのか
〔注7-73〕 以下の例では、分詞句を覆っている時制を判定する上で手掛かりとなるような語句が分詞句に添えられている。
In 2001's 2001, men jet off to Jupiter, some in hibernation mode. In the real 2001, NASA has had communication problems with its unmanned Cassini spacecraft, now surveying the giant planet. これは、暗黙の主辞である名詞句の直後に位置する「カンマを伴う分詞句」のうち、《分詞構文》という了解を共有している受け手によってさえ、非制限的名詞修飾要素であることを認められるはずの分詞句の事例である。即ち文形式④(S+V……名詞句[=分詞の暗黙の主辞] +,分詞句.)中の分詞句(第六章第4節「その二」参照)、及びこの形態の分詞句と等価であると判断し得るような分詞句の事例である。第五章第3節、第六章第4節「その一」及び[2-10], [5-7]参照。 「認められるはず」であることを確認できるやも知れぬと思い、[5-8]でも利用したポータルサイト「エキサイト[Excite]」の自動翻訳サービス頁(http://www.excite.co.jp/world/text/)による「翻訳」を再度試してみた(試した日付は2002/09/20)。 の中で、2001年、2001年、人は、木星に離れて噴出します、いくらか、冬眠モードの中で。実際の2001年には、NASAが、その無人カッシニの宇宙船(今巨大惑星を調査して)に関するコミュニケーション問題を持っていました。が示された「翻訳」である。 《分詞構文》という了解を共有する翻訳ソフトも、-ing分詞句"now surveying the giant planet"の暗黙の主辞を「かろうじて」"its unmanned Cassini spacecraft"に見出しているかに見える。
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