ここからが大変だった。 お昼前にナンシー駅に着いた。スーツケースをコインロッカーに預けようとしたら、使用禁止だった。ロッカーの前のお知らせ(フランス語)をぼーぜんと眺めていると、 親切なフランス人が英語で、説明してくれた。どうやら前の週にパリで起こったRER(高速地下鉄)の爆破事件のため、セキュリティー上問題があるため使用禁止となったらしい。説明してくれたフランス人が 人がやっているところがあるからそっちに行けばと教えてくれたが、そこも閉まったいた。 2週間も旅行するのに、ずーっとスーツケースを引きずりながら観光するのー。 フランス中、この調子だったらどうしよう。
結局私はスーツケースを引きずりながら観光することにした。 ナンシーの街は、小さな街だった。適当に街の中を観光した後、美術館へ。 美術館で、スーツケースを預かってくれた。最初に美術館に行けば良かった。スーツケースを 引きずりながら、ほとんど街中見尽くしたよ。 まったく、時差ボケで頭が回ってなかったよ。
駅にもどってみると、手荷物預かり所が開いていた。さっきは閉まっていたのになぜ?と思い、よく 営業時間をみると、さっきの時間帯はちょうどお昼休みだったらしい。くやしい。 (まあどっちみち開いてなかったんだから、開くまで2時間くらい待たなきゃだめだったんだけど。) どんよりなりながら、ストラスブール行きの電車に乗った。
ストラスブールには6時前に着いた。ホテルに着いて 一応フランス語で、「友達が今夜予約入れているんだけど ・・・」というとホテルの女性は わかってくれた。「友達はもう着いてるの?」「まだです。」(心の中で、フランス語が 通じてる通じていると喜ぶ。しかし私のフランス語はこの先ほとんど役に立たなかった。 どうやら、 ストラスブールはドイツに近いためか発音が聞きやすかったためと思われる。)
部屋に入って、すぐシャワーを浴びることにした。すると、ノックの音がしたので、 体にタオルを
巻着けたまま、ドアを開けると、Yちゃんがいた。これで一安心!